ビール飲めない若者が急増中(ゲンダイネット)
●「とりあえず…」は死語になる
暑い! そしてビールがウマい! この季節、仕事帰りに生ジョッキを傾けるのはサラリーマンにとって至福のひとときだ。たまには新入社員を交えて暑気払いでも、と考えている人もいるだろうが、最近は「ビールが飲めない」という若手社員が増えている。
「若者のビール離れは著しい。女の子だけでなく、男までが“ビールは苦くて、おいしくない”と言うんです。ウチにも、ビール会社に入社しておきながら、シレッと“ビールは飲めません”という若手社員がけっこういますよ。なんで入社を志望したんだか」(大手ビール会社社員)
国内でのビールの総消費量は94年をピークに減り続けている。売り上げが伸びている第3のビールや発泡酒を含めた総需要も右肩下がり。代わって伸びているのがチューハイやカクテル類だ。
かつては飲めなくても最初の一杯はビールという暗黙の了解があった。それが社会人のたしなみではなかったのか。
「若者の多い酒席ではチューハイやカクテルなど思い思いの酒で乾杯するのが普通になっている。居酒屋でカルーアミルクを飲みながら刺し身を食べる人も見かけます。生ジョッキは重たくてイヤだという声も聞きます」(酒関係の雑誌編集者)
どんだけひ弱なんだ! 席について全員が“とりあえずビール”という文化は廃れつつある。
私と飲んだことのある皆様はご存知でしょうが、私もビールは飲めません。ビールを美味しいと思ったことがないわけじゃありませんが、死ぬほど暑くて、死ぬほどノドが渇いているときでも美味しく飲めるのはせいぜい200ミリリットルまでです。360ミリリットルの缶を飲み干せる自信はありませんね。いわんや、大ジョッキをや。
とは言え、ビール飲めないくらいで「どんだけひ弱なんだ!」などと、日刊現代ごときに言われる筋合いはありませんね。「とりあえずビール」なんていう下らない文化は、とっとと廃れても構わないと思います。頼むから、何を飲むかまで強制しないで下さい。
でもアレですね。ビールが嫌いなクセにビール会社に就職しちゃうのはどうかと思います。なぜ、嫌いな道に進んでしまうのか私には全く理解不能ですよ。ビールが嫌いなヤツが造るビール、ビールが嫌いなヤツが売るビール、そんなのは、ビール大好きな人でも飲みたくないんじゃないでしょうか。
志望するヤツも志望するヤツですが、そんな輩を採用しちゃうほうもどうかと思います。ビール会社の採用面接って、その人がどれだけビールに愛情を持っているかを訊かないんですか? 志望するくらいだから、ビールが好きなのは当たり前という前提なんですかね? いったい、その会社の採用基準がどうなっているのか知りたいものです。
あらゆるものに言えると思うんですけど、その業界に興味がないヤツが入社できてしまう今の採用システムはおかしいですよ。そういうのが採用された陰には、ビールが好きでたまらなくてビール会社で働くのが夢だった人が落とされてるかもしれないでしょ? そうして、落ちた人は仕方なくソフトドリンクのメーカーに就職したりするんでしょうけど、そういう風に多くの人が第二希望以下の仕事をやっていることが、社会の停滞を招いているような気がしてなりません。ま、誰もがやりたい仕事に就くことはできませんけど、もう少し何とかできないものかと思いますねぇ。
例えば、電機メーカーに就職したかったけど落ちたからやむを得ず自動車メーカーに就職した人と、その逆のパターンの人がいた場合、両者の合意を得れば会社を取替えっこできるシステムがあれば……とか、最近考えてしまうんですよね。企業としても、その道が好きでたまらない人を採用したほうが絶対いいと思うんですけど、労使間のニーズが一致しないのは何とも歯痒いものです。ま、私が思っているほど社会は甘くないことは、重々承知していますが。


今から10年以上の就職氷河期と言われた時代に、最近ビルの売上で最下位を脱出した大手洋酒メーカーを受けました。
セミナーによると社員は仕事中から自社のビールを飲みまくっているって話だったな〜。
面接では当然「酒が好きか?」と聞かれ、
「お酒はあまり飲めませんが、酒を飲まなくても、普段から自分に酔ってます」
なんてウケ狙ってを答えました。
酒の好き嫌いは別にして、セミナーに参加してみて感じた社風が合わないと思ったので、どうでもいいという気持ちがあったのかもしれません。
ただ、会社には飲めない人もたくさんいるみたいです。JTだって非喫煙者がいるでしょう。
自社製品に愛着を持つことにこしたことはないのですが、
会社との相性も合う合わないがあります。それを踏まえてそこで何をするかが大事だと思います。面接官もそこをみているようです。自分自身もサラリーマンになってそれが大事だと思いました。
ちなみにその会社にはうちの大学の枠のようなものがあって、セミナーも最初の面接もうちの大学でやりました。
しかも面接官はうちの大学出身の入社2、3年目の若い兄ちゃん。「こんなのに面接されて振り落とされるのか?」と憤慨し、社会の厳しさを知りました(笑)。その会社のCMをみるたび思い出します。