日光駅貴賓室

まずひとつめの目的は、今夏限定で特別公開されているJR日光駅の貴賓室を見学することです。

この貴賓室は、明治23年の駅開業と同時に設置されたもので、かつてはよく使われていたということです。しかし、現在では残念ながら使われていません。
これまでは一般に広く公開されることは滅多になかったので、今回の公開は実に嬉しいですね。ちなみに、公開記念の入場券も販売中です。限定2500枚とのことですがまだまだいっぱいあるみたいなので、行った際は是非買い求めることをオススメします。
湯西川温泉に浸かって一休み
東武日光からは、東武日光線と鬼怒川線を乗り継ぎ、野岩鉄道会津鬼怒川線の湯西川温泉駅へ向かいます。ここでは1時間半の時間を設けてあり、昼食と入浴を楽しもうという寸法です。


湯西川温泉駅は、トンネルの中にある駅です。土合駅や筒石駅ほど深くはなく、ホームからトンネルの外が見えるくらいですが、それでも列車を降りたときにひんやりした空気が出迎えてくれました。
改札までは数十段の階段で結ばれていますが、この手のトンネル駅では唯一、エレベーターも備えられています。観光客の利用が多いので、お年寄り等への配慮も万全です。

湯西川温泉駅は、「道の駅湯西川」と直結しています。全国的にみても、鉄道駅と道の駅が同居している例は珍しいんじゃないでしょうか。もしかしたら、全国でもここだけかもしれません。施設内は、鉄道で訪れた人と車で訪れた人とで賑わっていました。
食堂で岩魚定食を食べたのち、2階にある温泉へ。ここの温泉は大人1人500円と、非常にリーズナブルです。私はタオルを持参して行きましたが、フェイスタオルとバスタオルをそれぞれ100円で貸してくれるので、手ぶらで来ても大丈夫です。
お風呂は内湯と露天の2種類で、他に岩盤浴もありました(岩盤浴は別料金)。露天風呂からは湯西川に架かる鉄橋を渡る列車を眺めることもでき、実に気持ちがよかったです。
関東随一の秘境駅・男鹿高原駅
休憩を終え、15:06の会津田島行きへ乗り込み、本日の最終目的地である男鹿高原(おじかこうげん)駅へと駒を進めます。この男鹿高原駅は栃木・福島の県境付近にある駅で、関東地方では最強の秘境駅として鉄道ファンの間でのみ有名な駅なのです。


駅そのものは、しっかりした造りで立派なものです。だけど、この駅の周囲にはマジで何にもありません。男鹿高原なんていう名前だけ聞くと、まるで観光地のように聞こえますし、私も以前はそうなんだと思っていました。でも、そんなイメージを抱いて行ったら愕然としますよ。何と言ってもこの駅の1日平均乗車人員は2人。恐らく、私みたいな鉄ヲタ以外に利用客はいません。

駅の周辺にかろうじてあるのは、野岩鉄道の変電所と緊急用のヘリポートだけ。駅前を通っている道も幅員3〜4メートルほどの林道で、国道までは600メートルほどの距離があります。存在価値が極めて希薄な駅で、何のためにわざわざ造ったのか非常に疑問ですね。
今回はわずか17分間の滞在でしたが、この駅に長居するのは辛そうでした。標高が高いので暑さはそれほどでもなかったのですが、アブが耳の周りをブンブンブンブン飛んで非常にウザいんですよ。近くに熊が出没することもあるらしいんで、気をつけたいですね。
帰路は、快速フェアーウェイで快適に帰ってきました。これで、青春きっぷの残り日数は2日間。次は、再来週の土日に長野へ行ってきます。聖火リレーの件で、善光寺に敬意を表してきますよ。
ちなみに私は筒石駅が好きですね。駅を出て坂を下りて行くと、目の前にパッと漁港が見える・・・映画の一シーンのようです。
道の駅と併設された鉄道駅ですが、釧網線浜小清水駅は「道の駅 はなやか小清水」(http://www.hokkaido-michinoeki.jp/data/70/each.htm)の付属品みたいになっています(笑)
美佐島には、再来週の土曜に行く予定です(^^)
これで、トンネル駅は湯檜曽を除いて制覇ですね。
筒石には高校の頃に行きました。
噂通り、あそこの駅員さんの親切さは折り紙つきでしたよ。
浜小清水は、いつの間にかこんなになってたんですね。
去年の秋に通ったのに、気付きませんでした。
今になってみてよく考えると、道の駅いまべつは津軽今別駅・津軽二股駅に隣接してたなとか、今年3月に開業したばかりの歓遊舎ひこさん駅は道の駅のために造られた駅だったなとかいろいろ思い出してます。