2008年12月15日

まず管理職から始めよ

トヨタ、役員賞与全額カットも…経営責任を明確化(読売)

 トヨタ自動車は、2009年夏に支払う09年3月期の役員賞与を、全額カットも含め大幅に削減する方針を固めた。新車販売が落ち込み、業績が一層悪化するため、経営責任を明確化する。来年6月に開催する定時株主総会で正式決定する。賞与がゼロとなれば、トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併した1982年以降では初めて。

 トヨタは営業利益が過去最高の2兆2703億円だった08年3月期の賞与は、取締役29人に計10億200万円、監査役7人に計6450万円を支払った。だが、09年3月期の連結営業利益の見通しは、11月に1兆円減額して6000億円に下方修正し、この水準の達成も困難になっている。

 すでにトヨタは役員報酬の減額を検討し、管理職の今冬の賞与は1割削減した。役員賞与を大幅カットすることで、来年の春闘が本格化する前に、労働組合側に経営環境の厳しさを強調する狙いもありそうだ。





 役員のボーナスカットは当たり前のことだと思うんですけど、これって冬のボーナスじゃなくて来年夏のボーナスの話なんですよね。派遣社員をあれだけ無慈悲に切ったんだから、冬のボーナスから返上するのが筋ではないんでしょうか。

 それに、こういうことは派遣を切るよりも先にやらないとねぇ。まずは経営陣が努力して、それでもダメだったときに初めて人員整理でしょう。あんまりギリギリまで頑張りすぎてビッグ3と同じようになられては困るんですが、それにしたってトヨタは諦めが早すぎると思います。

 昨年は2兆2703億円も利益を出したとのことですが、それだけ儲けといて派遣社員も養えないものなのでしょうかね。確かにここのところの円高やら自動車離れやらで売上は激減してますけど、普通の感覚からしてみればそんなに切羽詰るほどの大打撃とは思えません。

 まあ、私の予測ではこの先自動車がバカ売れするような時代はもう訪れないと思います。自動車会社も何か新しいことを考えないと、潰れゆく運命にあるかもしれません。私としては、未来の都市交通を担うベロタクシーでも造ればいいと思うんですけどね。
posted by atsu at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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