父が息子の替え玉受験 顔写真でばれる 置き薬販売資格試験(産経)
大阪府豊中市の配置薬販売業の男性(54)が、薬事法改正で新設された「登録販売者」資格の試験で、自身が経営する会社従業員の息子(20)の身代わりに奈良県内の会場で替え玉受験していたことが発覚し、県が13日発表した。
男性は髪にパーマをかけるなどして息子になりすましていたが、試験官が受験票の息子の顔写真との違いに気付いて発覚。男性は替え玉受験を認めており、県は近く、有印私文書偽造・同行使罪で奈良県警に告発する方針。
県によると、男性は昨年8月、奈良県内の会場で同資格を受験し、合格。今月11日にも同県内の会場で息子になりすまして受験した。昨年8月の受験時は眼鏡をかけて髪形はストレートだったが、今回は眼鏡を外して髪にはパーマをかけており、息子に似ていたという。
男性が顔を隠すように机に近づけて答案用紙に記入していたのを不審に思った試験官が、受験票の顔写真と照合して替え玉受験を見破った。
男性はその場で替え玉受験を認め、県の事情聴取に対し「資格を取れば息子も販売できると考え、息子には相談せずにやった」と話しているという。
男性は置き薬を販売する配置薬販売業の会社を経営。同業は薬事法改正で今年6月から、販売には国家資格の薬剤師か、新設の都道府県資格の登録販売者が必要となる。
気持ちは分からないでもないですが、子供への歪んだ愛情ですねぇ。息子さんが頼んだわけじゃないみたいですけど、こんなことをされたらかえって息子さんも迷惑だと思います。販売するために必要なんだったら、息子さんだって自分で取得すると思うんですけど。
親子ということで顔は似ていたみたいですが、さすがに54歳が20歳の若者を装うのは無理がありますよね。54歳というと私の父親と同い年ですが、現在27歳の私に成りすますなんてことはできません。私の父は実年齢よりも見た目が5〜10歳程度若いですが、それでも装えるのはせいぜい40代前半までだと思います。
しかし、試験官もよく見ているものですね。試験官なんてただ座ってるだけの仕事だと思ってましたが、受験者の写真の照合まできちんとやっているとは。ま、GJだと思います。