センバツ:利府ナイン、ボランティアにも力(毎日)
不況に覆われた日本列島を、春の知らせが駆けめぐった−−。第81回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場32校が23日決まり、各地で喜びの声が沸き上がった。21世紀枠では、地域と連携する利府(りふ)(宮城)などが選ばれた。
宮城県立利府高は、仙台育英、東北の「私学2強」に阻まれてきたが、春夏通じて初の甲子園を射止めた。午後3時過ぎ、電話を受けた菊地茂樹校長は「ありがとうございます。よろしくお願いします」と一言。ホッとした様子で小原仁史監督と握手を交わした。直後に校内放送でセンバツ出場が流れると、野球部員は笑顔でグラウンドに飛び出した。
人口3万人余りの仙台市のベッドタウン・利府町にある唯一の高校。地元の10小中養護学校の「兄貴」役となり、「町は一つの学校」を合言葉に、いじめ撲滅やあいさつ推進運動を続けてきた。特に野球部は清掃奉仕活動や地元特産のナシの授粉ボランティアに率先して取り組んでいる。
これはよいニュースです。かつて高校球児だった私の弟がかなり当確だということを言ってましたけど、実際に選ばれてみると喜びもひとしおです。
それというのも、利府高校野球部の監督を務める小原先生は、私が高3のときの担任だからなんですよ。
私の母校は利府高校じゃありませんが、小原先生の前任校が私の母校の石巻高校だったんです。私の弟も、3年間野球部で小原先生のご指導を賜りました。弟は今でも小原先生と連絡を取り合っているので、彼は私以上に喜んでいると思います。
しかし、自分の知人が甲子園に出るなんて初めてのことですよ。21世紀枠なので甲子園の地でどこまで善戦できるか分かりませんが、過去に同枠で出場した一迫商業は勝利を手にしているので、利府にも是非頑張ってほしいですね。