県立球場の命名権売却で最終調整(読売)
今年6月末に完成予定の県立野球場(新潟市中央区)の名称問題で、県がネーミングライツ(命名権)を売却する方向で最終調整していることが分かった。この問題を巡っては、県内の野球関係者が、野球漫画にちなんで「ドカベン」と命名するよう要望している。
県立野球場の名称について泉田知事は、23日開会の2月県議会までに方向性を決めると明言している。関係者によると、県は3月にも命名権の売却先を公募する方向で調整を進めており、売却額は1000万円前後を想定しているという。
野球場の名称を巡っては、泉田知事が県議会で「ネーミングライツの導入は収入の増加のための一つの方策」と述べるなど、県は一貫して命名権売却に前向きな姿勢を示してきた。
一方、県内の野球関係団体は、新潟市出身の漫画家・水島新司氏の代表作「ドカベン」を愛称に採用するよう求める約4万人分の署名を、1月末に泉田知事へ提出。「全国に球場をアピールする絶好の機会になる」としている。署名提出後の今月6日、県側と野球関係団体の間で初めての勉強会が開かれた。別の関係者によると、初会合では、資金集めの手段として協賛試合開催や募金の方法などについて話し合われたという。こうした経緯から県は、「ドカベン」の名前が生かされる余地も残した形で、命名権を売却する方向で調整している。
ネーミングライツで金を稼ぎたい新潟県は、ドカベン球場案に難色を示しているようです。泉田知事は「税金を使って(“ドカベン”の球場名で)やってくれというお願いですか」と言っていますが、恐らくドカベンがどれだけすごいマンガかご存じないんでしょうね。
私としては、やはりドカベン案を推します。新潟県にある球場の名前として、これほど相応しい名前はありませんもの。水島先生だって、これが実現したらもう野球好き冥利に尽きると思いますよ。
今のところ、不況の影響で命名権を買いたい企業が現れていないとのことです。それならいついつまでと期限を区切って、それまでに誰も希望者がいなければドカベン球場に決めちゃえばいいのでは? 併せてドカベンの資料なんかも展示すれば、試合をやっていないときでも水島ファンが足を運ぶと思います。球場内に貼る絵を描いてくれと言われれば、水島先生は喜んでやるでしょうしねぇ。
本当は秋田書店が名乗り出て、公式に「秋田書店ドカベンスタジアム」または「少年チャンピオンドカベンスタジアム」などとできれば最高なんでしょうけど、今の出版業界にそれほどの余力はありません。でも、1000万円程度だったら水島先生の私財で何とかなりませんかね? 水島先生もかなりのお金持ちだと思いますから。
何とか、新潟県も水島先生もドカベンファンも嬉しいという落としどころを見つけて欲しいものであります。ドカベンの名前が球場に付けば、恐らくドカベンスーパースターズ編にはすぐに登場するんでしょうなぁ。そんなにドカベンファンではないけど、ちょっと楽しみです。