2009年03月26日

ホンダたちの変心

石原知事とホンダ手打ち? 三宅島バイクイベント メーカー4社が一転協力へ(産経)

 噴火災害に苦しむ伊豆諸島・三宅島の復興を支援しようと、東京都の石原慎太郎知事の発案で平成19年から始まった同島のバイクイベントについて、都側の協力要請を拒否してきたホンダなど国内メーカー4社が、一転して協力する方針を固めたことが25日、関係者の話で分かった。イベントをめぐっては、石原知事がホンダを名指しで批判する場面もあった。

 4社は、過去2回のイベントが無事故だったことで、開催に理解を示したものとみられる。今年5月に東京・お台場で開催されるプレイベントに協賛し、10月下旬に開催する3度目の本イベントにも協力する見通しだ。

 イベントは当初、島内の周回道路での公道レースを目指したが、カーブが多いといった安全性の問題から、ツーリングなど娯楽色を強めた内容に変更。都は4社の協力を仰いだが、最大手のホンダが公道レース構想に強く反発し、ほかの3社もこれに追随した経緯がある。都は代わりにハーレーダビッドソン、BMWなど外国メーカーの協力を得ていた。





 ホンダはこのところ、F1やら鈴鹿8耐やらのモータースポーツから次々と撤退を表明していましたから、この流れは意外です。ま、このイベントは他よりも一般ユーザーに近いものだし、宣伝効果が高いと踏んだんですかね。

 とは言え、これほどまでに公道レースを頑なに拒否するホンダもおかしいものです。特に三宅島イベントは、危険性を考慮してレースではなくツーリングにしてもダメだと言い張っていたんですからねぇ。それを言ったら、よくこれまでモナコGPにF1走らせてたよなと思うんですが。

 レースゲームでも、公道が舞台になっているものにはホンダ車がことごとく登場していません。「グランツーリスモ」などのサーキットが主なものには登場していますが、「首都高バトル」「ニードフォースピード」「テストドライブ」「ミッドナイトクラブ」といった公道モノは完全にご法度となっています。「グランツーリスモ」においても、東京の青山通り(まさしくホンダの本社があるところ)を中心とした市街地コースを登場させた折、フェンスや客席などをしっかり設置してちゃんとサーキットに見えるようにしろとホンダからお達しがあったと聞いています。

 でも、最近「ミッドナイトクラブロサンゼルス」をやっていて思うことなんですが、圧倒的に面白いレースゲームは公道モノなんですよね。一般車が走っている中でのレースはけしからんとか、交通違反を推奨するようなものを作るなとかいろいろ言われますが、現実ではできないことだからこそいいわけで。ゲームの中でも交通違反を警察に見られれば追跡されて逮捕もされちゃうわけで、ある程度の歯止めはできていると思うんですがね。

 ただでさえ車が売れない昨今、ゲームに自社製品を登場させることは宣伝にもなります。メーカーは硬いこと言わず、気前良くゲーム会社に許可出してほしいものですね。


posted by atsu at 21:06| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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