2009年06月12日

司法もだんだん冷静になってきたか

痴漢:被告に逆転無罪 被害者証言、信用性欠く−−東京高裁(毎日)

 西武新宿線の車内で痴漢をしたとして強制わいせつ罪に問われた東京都立川市のアルバイト、花田泰(ゆたか)被告(23)に対し、東京高裁は11日、懲役1年4月の実刑とした東京地裁判決(昨年3月)を破棄し、逆転無罪判決を言い渡した。阿部文洋裁判長は1審が有罪の根拠とした被害者の証言について「犯行を見ておらず、被告を犯人と言える根拠にならない」と指摘した。痴漢事件の審理を巡っては最高裁が今年4月「特に慎重な判断が求められる」との初判断を示しており、それに沿った司法判断となった。

 花田被告は07年2月5日午前8時前、アルバイトに向かうため上り線に乗車中、鷺ノ宮−高田馬場間で女子高生(当時17歳)に腕をつかまれ逮捕、起訴された。

 女子高生は「スカート内(陰部付近)を触られ、手がスカートから抜かれると同時に被告の手首をつかんだ」と証言した。1審は「具体的で信用できる」としたが、判決は「実際に目で確認しておらず信用性がない」とした。同房者が「拘置中に被告から犯行を打ち明けられた」と証言した点についても「自分の罪を軽くしてもらうためである疑いがある」と信用性を退けた。

 会見で花田被告は「両親や友人に感謝の気持ちでいっぱい」と話した。検察官に「お前しかいない。やったと言えばすぐに終わる」などと言われたといい、「何度も同じ質問を繰り返しされた」と振り返った。そのうえで「1審はもっと客観的に見てくれると思ったが予想外だった」と批判した。【安高晋】





 今日の産経新聞紙面で、花田さんのお顔を拝見しました。その表情には無罪を勝ち取った喜びは感じられず、かなり憔悴しきって疲れ果てているように思われました。全く、一人の前途ある若者の人権が、大いに踏みにじられた残酷な事件だと思います。

 先日の最高裁での逆転無罪判決もあり、司法が痴漢裁判において客観的な姿勢を持ち始めているのはよいことです。しかし、こんなものは裁判に持ち込む前にしっかりと捜査されていなければならないのです。たいした証拠もないのに、まるで流れ作業のように立件するからこういうことになるわけです。最初からしっかり科学捜査をやっていれば、こんなことにはなりませんでした。

 花田さんは23歳。事件が起きたのは21歳のときですから、20代前半の大部分を下らない裁判に費やしたことになります。昨日までの2年と4カ月、さぞかし辛くて悔しかったことでしょう。心から同情申し上げます。

 本来は「疑わしきは罰せず」のはずなのに、どうして痴漢についてだけは「疑わしきは罰する」なんでしょうかね。「10人の真犯人を逃すとも1人の無辜を罰するなかれ」とも言いますが、こと痴漢についてだけは「10人の無辜を罰しても1人の真犯人を探すなかれ」ですもんね。事件現場が満員電車内ですから、被害者が犯人を誤認する可能性は大いに考えられるのに、その可能性を警察も検察も一顧だにしないでしょう。目の前にいる人間だけを犯人として粛々と処理するだけなら、検察官なんてバカでも務まると思いますよ。

 前にも書いたことがありますが、すぐに認めれば本物の痴漢でも罰金で済み、否認し続ければ無実でも実刑というシステムもおかしいです。どう考えても、痴漢に優しく善良な男性に厳しいシステムなんですよね。一度疑われたらどうやったって痴漢と認定されちゃうならば、「この人痴漢です」と言われた時点でその女の胸なり尻なり揉んでおかないと、全く合わない話ですわ。

 電車通勤をしている全ての男にとって、痴漢冤罪は他人事ではありません。いくら気をつけていても、明日疑いをかけられる可能性はゼロではないのです。冤罪を完全に防ぐには、家から一歩も出ないで引きこもり生活を続けるくらいしか方法がありません。ですから、全ての男はこの判決を重く見る必要があるでしょう。

 しかし、全ての原因は本物の痴漢が存在することにあります。こいつらのせいで、女性は傷ついて善良な男性は人生を狂わされるのです。本物の痴漢どもは、全員腕が腐って落ちてしまえばいいのに…と思いますね。多くの人を不幸に陥れるそんな腕は、存在する必要がありません。




posted by atsu at 22:52| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うっかり痴漢の濡れ衣を着せられないように、電車に乗るたびに細心の注意を払ってます。
バッグを前に抱えて、両手を上げて、これはもう基本中の基本として無意識のうちにやるようになりましたねぇ。
吊り革でも手すりでも網棚でもいいから、とにかく両手を上げて掴んでおく。
「僕の手はここにありますよー!(=変な所にありませんよー!)」とアピールするわけですな。
念には念を入れて、バッグで緩衝地帯を作っておく。
うっかりデリケートな部位(笑)が触れないように。

それにですよ、もちろん濡れ衣を着せられた一般男性陣も気の毒ですが、
僕みたいな人間(笑)がオンナを触った触らないで捕まるなんて、こんな理不尽な話はありませんよねぇ(あほ)。
興味ねぇし!(笑)

それでまたブサ●クなオンナに限って自意識過剰なんだ(こんなこと言ったらフェミ婆が騒ぎそうだけど)。
先日も夜の激混み山手線に乗っていたら、前に立っていた見るからにDQNなオンナが振り返って僕を睨みつけやがりまして。
いかにも「あんた触ったでしょう!?」と言わんばかりの目つきで。
しかし、僕はちゃんと両手で手すりを掴んでいたし、バッグを前に抱えていたのでデリケートな部位(笑)も触れていませんでした。

思わず睨み返して「どうかしましたか?」と言ってやりましたわ。
心の中では「誰がオメーみたいなオンナに触るか!」と罵声を浴びせちゃった☆
下車駅でそのオンナを思いっきりホームに押し出してやりました、いかにも後ろの乗客に押されてやむを得ず押しちゃったような演技をして。
我ながらオンナには厳しいんです(笑)。
Posted by 水尾。 at 2009年06月12日 23:52
なんか、地裁ってなんなんだ?
三権どこも信用できなくなってきた・・・

関係ないですが、今近所に苦情の会・・・じゃなくて九条の会がなんか叫んでます。生で見たのは初めて♪
1〜8条まで言えるかどうか確かめたいけど・・・ジモティだろうから遠慮しました。

それと、申し訳ないですが、この場を借りて言いたいことを・・・

選挙を見直して欲しい。
新人以外は選挙活動無し。
議員は立候補するだけ。
投票する判断材料として、活動内容をネットで確認出来る様にして欲しい。
どの法案に賛成なのか、賛成の理由はなんなのか
どの法案に反対なのか、反対の理由はなんなのか
賛成していたことに反対するようになった理由はなんなのか
反対していたことに賛成するようになった理由はなんなのか
今後の政策を考えているか
前回掲げた目標を達成できなかった理由はなんなのか
出欠も全部確認出来る様にして投票する際に参考できるようにして欲しい。
全役場にネットを配備し、専用の端末を用意するのに幾らかかるだろ。
それに税金使うなら文句無い。
専用の端末を設けるなら、専門用語をその場で確認できるようにもして欲しい。

法律を考える時、悪用されるとしたら何が考えられるか吟味して欲しい。

それと、政府専用チャンネルを設けて欲しい。
現在議題に上がっている法案を解説して欲しい。
(ネット投票等で関心の高いものを優先で)
記者会見の様子などを全てノーカットで。
現在の犯罪状況・医療の実態・自衛隊活動・都道府県市町村の学力などを伝えて欲しい。
街頭演説を禁止して、このチャンネルで各党発言して欲しい。

長すぎたかな・・・しかも駄文・・・・
Posted by やんべに♪ at 2009年06月13日 15:30
>水尾さま

水尾さんには、女なんか触るわけがないだろうと主張できる根拠があるからいいですが、普通の男は誰しもが痴漢予備軍扱いですからなぁ。

しかし、女性に厳しいですな(笑)。
痴漢容疑ではなく、暴行容疑をかけられないようくれぐれもご注意下さいまし。

>やんべに♪さま

ネットが使えない世代がいなくなることには、それが当たり前の社会になっていてほしいですね。
選挙カーで名前をわめき散らすだけでは、その政治家がどのような思想信条でどのような政策を採らんとしているのかなど分かりません。
とりあえずとっとと選挙中のネット制限など撤廃して、より有権者が判断しやすい選挙にして頂きたいものです。
Posted by atsu at 2009年06月17日 20:57
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