2009年07月02日

死んだ鯨は美味しく頂くべき

迷いクジラ 力尽きる…千葉の海水浴場に打ち上げられ(毎日)

 千葉県山武(さんむ)市の殿下海水浴場に迷い込んだクジラは、2日午前10時ごろに死んだ。1日早朝に約20メートル沖で発見されて以降、徐々に浜辺に近づき、2日早朝には完全に砂浜に打ち上げられて衰弱。口を開けた状態で横たわっていたが、大きく尾ビレを振って力尽きた。

 海岸に集まった大勢の見物人からは「可哀そう。海に戻してやりたい」などの声が上がった。市は海岸近くに穴を掘って埋め、数年後に骨格標本にすることを検討している。【吉村建二】





 私も鯨を愛し鯨を食す人間ですから、こうやって浜辺に打ち上げられて死んでしまう鯨は可哀相だなぁという気持ちを持っていました。だけど、日曜日の産経新聞一面に載っていた立命館大の加地伸行教授のコラム「古典個展 動物愛護の浅知恵」を読んで、目からウロコが落ちちゃいましたね。

 加地教授は、ある高専の先生が書いたという研究報告(それが誰によるものなのかは加地先生も忘れちゃったらしい)を引用する形で、こう書いていました。

以下引用。

 クジラは魚類ではなくて、哺乳(ほにゅう)類であり、構造的には人間に近い。その人間に中耳炎があるのと同じように、クジラも中耳炎を発症する。すると耳が聞こえにくくなるため、集団から脱落し、方向はまったく見当がつかなくなる。

 こうなると苦しくなる。集団の中におればこそ、エサ(それも大量の)にありつけるのだが、一頭しかも方向感覚を失ったとなると、エサに不自由する上、それこそサメなどに襲撃されよう。

 そうした苦しみに耐えかねた中耳炎クジラは、己の大きな体を休ませるための場所を求める。砂浜、浅い海、荒波のない湾、そういうところに横たわり、本能としてみずから静かに死を待つという。一種の自殺である。


引用ここまで。

 いや、なるほどなと思いましたよ。鯨にとって方向感覚が狂うということは、かなり命の危険が伴うことなんですよね。鯨にはそれを治療する術もないし、そうなってしまった以上はもう死を待つ以外にできることはないのかもしれません。

 象だって、死ぬときは誰にも見られないような死に場所に行って静かに死ぬとかいいますよね。鯨はさらに知能が高い動物なんですから、そういう習性を持っていてもおかしくありません。静かな死に場所を求め、わざわざ浅い湾に入ってくるのだという説は理にかなっていると思います。

 そうなると、人間がわざわざ可哀相だと言ってどうにか海に返そうと奔走するのは、鯨にとってはいい迷惑でしょうね。こちとらもう静かに天命を待っているのに、人間が船で大勢やってきて体にロープを巻いて無理やり外洋へ引きずり出そうとしたりしたら、正直「何するんだ、やめろ!」と言いたくなっているんじゃないでしょうか。

 まあ確かに、病気になってしまった鯨は可哀相です。だけど、それを助けるのが鯨のためになるかというと、そうとも限らないという話なんですよね。ああやって死ぬのも自然の摂理なんですから、静かに見守るのがベストな対応ではないかとも思います。

 そして、残念ながら息を引き取った場合は、みんなで食べてあげるのが最高の供養というものでしょう。ただ埋めてしまうなんてもったいない。自然からの有難い贈り物として、無駄なく利用しようではありませんか。千葉県には捕鯨基地の和田町があるんだから、そこから鯨を解体できる人たちに来てもらえばいいんです。骨格標本もいいけど、埋めるだけなんてダメですよ。




posted by atsu at 23:22| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | ニュース−社会 その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
日本は食物に感謝して食べています。
「いただきます」と手を合わせるのはそういう意味だったと思います。

クジラさんに最大限の感謝をこめますので、クジラさん下さい。
美味しく戴きます♪
Posted by やんべに♪ at 2009年07月05日 16:33
>やんべにさま

鯨ってのは本当に、自然の恵みなんですよね。
牛や豚と違って、海が育んでくれるものですから。
だから、こうやって打ち上げられてしまったものは有難く頂くことこそ、自然への礼儀ではないかと思います。
でも、家畜は神から与えられたものだと考えている欧米人は、こういう感覚は持てないんでしょうねぇ。
Posted by atsu at 2009年07月05日 20:39
>でも、家畜は神から与えられたものだと考えている欧米人は、こういう感覚は持てないんでしょうねぇ。
牛さんや豚さんに失礼な民族だな!!
神なんかどこにもいないよ!
人の心の中にいるんだよ!
心の中から家畜を与えるなんて無理に決まってんじゃん!
Posted by やんべに♪ at 2009年07月06日 12:40
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