しかし、産経新聞に載っていた「皇室典範改正見送り公算 政局回避?真意は… 安倍氏ら説得」という記事を読む限り、小泉首相は女系天皇がなぜいけないのか、長子優先がなぜいけないのかが未だに分かっていない気がする。だって、以下の会話はどう見てもおかしい。
安倍氏「誠におめでたいことですが、これで皇室典範改正はよくよく慎重にしなければならなくなりました」
首相「なぜだ」
安倍氏「もしお子さまが男子でしたら、皇室典範改正は、このお子さまから継承権を奪ってしまうことになります。そもそも皇太子さま、秋篠宮さまに次ぐ皇位継承者がいなくなることが、皇室典範改正の趣旨だったのではないですか」
首相「…………そうか」
「なぜだ」じゃないでしょうに…。男の子がいて、男系を維持できるにもかかわらず、あえて女系を選択することの愚かさが理解できていなかったとは。まったく、冗談だと思いたいほどである。一方の安倍官房長官は、大方の予想通り問題をきっちりと理解しているようなので、やはり安心して国政を任せられそうだ。
ここから先は、私の勝手な解釈なのであるが、今回のご懐妊は、皇室典範改正に対する皇室の意思表示のように思えてならない。今回、改正案が国会に提出されるかされないかの、まさに絶妙のタイミングでご懐妊されたことは、秋篠宮ご夫妻の決意そのものであると思う。
有識者会議がまとめた改正案は、「もはや雅子さまにも紀子さまにも、新たなお子様はほとんど見込めない」という前提に沿ったもの。これは言い方を変えれば「もう雅子さまも紀子さまも女を上がっている」と決め付けているようなもので、失礼極まりないものだ。普通の女性でも、近所の人たちに「あそこの御宅はもう子供は産めないでしょうね。奥さんがもうダメらしいわよ」なんて噂されたら、とても不快な気分になるはずである。紀子妃殿下だって人間であるから、面識もない赤の他人にそんなことを話し合われたら、内心気持ちよくはなかったのではないだろうか。しかし、紀子妃殿下の昨日の笑顔からは、こうした議論も全て吹き飛ばしてやったというような「余裕」を感じた。「わたくしはまだまだでございます」というような。
秋篠宮文仁親王殿下にしても、佳子内親王殿下のあと10年以上もインターバルが開いたのは、皇太子殿下への遠慮があったためだと言われている。確かに、兄君のところに子ができないのに、自分のところだけ3人も4人も生んでしまうのは気が引けるだろう。皇太子殿下のところに子供ができないうちに、自分のところに男児が生まれたら…という危惧もあったのだと思われる。
しかし、皇太子殿下と雅子妃殿下のあいだに愛子内親王殿下がお生まれになり、さらに雅子妃殿下のお体の調子が悪くなったりして、状況は変わってきた。その上で、有識者会議が皇室の一大事を変えてしまおうとするので、秋篠宮殿下としてはもう兄君に遠慮している場合ではないということになったのではないだろうか。「この状況を打開できるのは、自分しかいない」。このような固い決意を結ばれたのではないかと想像した。
実際、皇室が「女系天皇、結構ですね」とお思いになっているのなら、このタイミングでのご懐妊などあり得ないと思う。この先、子供を産まなくても皇位が継承していけるのであれば、雅子妃殿下にしても紀子妃殿下にしてもそんなに楽なことはない。だが、皇室はそうは考えていないのである。秋篠宮殿下と紀子妃殿下は、まさに身を挺して皇室の未来を創っていこうとなさっているのだ。これは、はっきりとご発言ができない皇室の、まさに意思の表れである。私は、そう解釈したい。
秋篠宮殿下や紀子妃殿下のお心を勝手に解釈するような行為は、実に僭越で、本来ならば許されざることである。しかし、今日は率直に思ったことを書かずにはおれなかった。どうかご容赦頂きたい。
皇室典範 改正見送りの公算 首相「議論の結果で判断」(産経)
紀子さま 祝福に笑顔で会釈(産経)
しかし、不敬ながら、こういう「結論」を見せられると、皇室のことは皇室の方が一番気にかけておられるのだ、というのを言葉を語ることなくお示しになられたようで、正直、自分の不明を感じました。
まったくもって参りました。
生まれてくる御子が、男児か女児かなんて、些細なこと、どうでもいいことです。
今はただ、御子を無事お産みになることを祈るのみです。
皇室には、語らずともその意思を表示できる力があるのだと痛感しましたね。
やはり、皇族というものはあらゆるものを超越した存在だと思います。
どちらが大事かという点では、自ずとお判りになっていたのでしょうね。
健康なお子様をと祈るばかりです。
私たちの心配など、所詮杞憂に過ぎないということですね。
やはり、皇室の方は、皇族の最も大事な仕事が皇位を継承することだということをわきまえてますから、周囲が典範を改正してどうのこうのと騒ぐのは失礼極まることだと思います。
不妊治療経験者としては、雅子様のお気持ち・・少なからずお察しします。
そして、もし紀子様が男児をご出産されたとしたら・・卵子を4つ子宮に戻す時「全部女の子でお願いします・笑」と言った私は、なにやらのご当人以外(?)の思惑も必然的に感じてしまいます。
そして思うこと。
どちらの皇子がお生まれになったとしても、それを論じているほとんどの一般人の人生が変わることのないこと。
皇室典範改正や靖国を論じる以前に、貴方が貴方として生きる意味を論じた方が100倍いい。。
それに人生を掛けて生きるつもりなら、思い切り掛けるのも1つの生き方でしょう。
でも果たして貴方が棺おけに入る時に「あーいい人生だった」と思えますか?
貴方自信でもあるマスコミに踊らされないよう、貴方は貴方のことを毎日思って生きてください。
でもこの言葉が分かるのは、悲しいかな・・貴方が死の宣告を受けたときだと思います。
私の人生のことなどを心配してくださってありがとうございます。
私は幸い、自分の人生を楽しみながら靖国や皇室のことにも思いを馳せられる余裕をもって生きておりますので、毎日がとても充実しております。
別にこれらのことだけに命をかけて生きているわけでもありませんので、ご安心ください。
あなたの言葉は、恐らく死の宣告を受けても分からないと思います。
内容がとても熱くていらっしゃるので、ひょっとしてご自身を楽しんでいらっしゃらないのかな?と思いました。
大変な失礼をお許し下さいね。
今日はお忙しいですね、頑張って下さい!