2009年12月05日

明日の第二回も楽しみ♪

 遅ればせながら、今日の再放送で「坂の上のポニョ雲」の第一回を見ました。

 NHKもやればできるんじゃないかというのが率直な感想ですね。不勉強な私は司馬さんの原作を読んだことがありませんが、実に気合の入った作り込みだと思いました。セットとか衣装とかCGとか、すごくリアルでしたね。

 本木雅弘と阿部寛もものすごい演技力。さすがに現在43歳の香川照之が10代後半の正岡子規を演じるのは無理じゃないかとも思いましたが、当時の人は今よりも老けてることを考えるとそれもアリでした。菅野美穂も違和感なかったな。

 何だか左巻きの東大教授らがこのドラマにいちゃもんつけてるみたいですが、笑止千万ですね。「あの当時、ロシアに日本侵略の意図はなかったから日露戦争は日本の侵略戦争である」というのが彼らの主張みたいですが、アホかとバカかと。近代化が遅れたアジア諸国がヨーロッパに蹂躙されていた当時の状況を鑑みれば、ロシアが南下してくるのを恐れるのは当然のこと。あの戦争に勝たなければ今日の日本はなかったかもしれないのに、左巻きの反戦原理主義者には笑わせられます。

 日本人の歴史を紐解けば、自ら進んで外国に攻めて行ったのは白村江か豊臣秀吉くらいですよね。それ以外では、内戦はやっても外国との戦争はやらなかったわけです。事実、自分から国を閉ざして約250年も太平の世を満喫してたくらいですからね。

 それをわざわざこじ開けに来たのは、アメリカです。ペリーが浦賀に来て「開国シテ下サイヨ〜」なんていうから、日本は鎖国を続けたかったのに世界の荒波へ漕ぎ出さねばならなくなりました。現に欧米列強がドでかい軍艦で日本までやって来たのですから、彼らと対等に渡り合うには富国強兵に努めねばならないと考えるのは当たり前です。食うか食われるかの、今とは比べ物にならないくらい厳しい時代のことですから、彼らの努力を「軍国主義」などという言葉で断じるのは浅はかとしか言えないでしょう。

 何が何でも日本が悪の国家でなければならない史観の持ち主には呆れ果てますが、NHKには再来年の最終回まで骨太なドラマを作り続けて頂きたいですね。「JAPANデビュー」への保守派の抗議には耳も貸さないのに、左巻きの抗議にだけすぐに屈したりするんじゃないですよ。司馬さんの原作を曲げずに映像化を成し遂げないと、映像化をかたくなに拒んでいた司馬さんが草葉の陰で泣いちゃいますからね。


posted by atsu at 22:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−芸能・TV | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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