2010年04月01日

書きたい歌詞も書けないこんな世の中じゃ

日本音楽著作利権協会、歌詞検索警告システム導入へ(時事)

 日本音楽著作利権協会(KASRAC)は1日、ネット上に無許可で掲載されている管理楽曲の歌詞を自動で検索し、プロバイダを通じて作成者に警告するシステムを導入すると発表した。

 このシステムは、検索エンジンのロボットと同様のものをネット上のあらゆるホームページ、ブログ、ツイッター等に巡回させ、楽曲の歌詞と合致するフレーズを自動的に抽出するもの。収集された情報を元に協会が無許可使用か否かを判断し、プロバイダに連絡を行う。その上で、作成者に対し歌詞を削除するか使用料を払うかの選択を促すという。

 また、歌詞の適切な使用を促すため、ウェブ上から簡略に使用許諾を得られるサービスも同時に開始する。これまでは使用許諾を得るために、同協会のホームページから申込書をプリントアウトし、郵送で送付するという手順を踏まなければならなかったが、新サービスでは申請を行うと即座に許諾が下りるようになる。使用料は申請者の口座から自動で引き落とされ、価格は掲載する歌詞の長さにもよるが200〜1000円程度を見込んでいる。

 協会関係者は「歌詞のワンフレーズをブログに書き込むだけでも、使用料が発生することを知ってほしい。今回の新システム導入で、不適切な楽曲の利用が一掃されれば」と話した。





 うはぁ、ついこないだ、「ツイッター上で歌詞をつぶやくだけでも使用料が発生する」というニュースが話題を集めましたけど、これへの布石だったのですね。さすがカスラック、著作利権料はしっかり搾り取る魂胆のようです。

 うちのブログも、あちこちに歌詞を引用したりもじったりして使ってるから、そのうちSeesaaを通して警告が来るんでしょうね。もし来たら使用料なんて払いたくもないし、指摘された部分については伏字にするなどして対処するしかありませんわな。世知辛い世の中になったものです。

 引用した時事の記事には書いてないんですけど、他社の記事には「歌詞と近似したフレーズも抽出できる」と書いてありました。要は曖昧検索ですね。ということは、替え歌作っても引っかかる可能性がありますね。無許可で替え歌を作った場合、同一性保持権の侵害になるからもっとまずいみたいです。あの嘉門達夫も、替え歌をCD化するときはその曲の作詞作曲家やアーティストに全て許可を取っていたみたいですから、その苦労は並々ならぬものだと思いますわ。このエントリのタイトルも、たぶんNGになっちゃうんでしょうねえ。

 果たして、使用料を払ってまで歌詞を載せたい人なんてどれくらいいるでしょうか。結局のところこんなことをしたら、かえって音楽離れが進みはしませんかね? 著作権守って業界廃れるという結果にならなきゃいいですけどねえ。


posted by atsu at 20:22| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース−社会 メディア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。なるほど、今年はこのネタで来ましたか。しかし、奴らは本当にやりかねないから笑えなかったりします。ところで、「KASRAC」よりも「JASRACK」もしくは「JASRAQ」のほうが見破られにくいと思います(漢字の団体名の方は斜め読みしてたらまったく気付かなかったです)。
そういえば、「痛いニュース」によると、某SNSサイトで炎上騒ぎがあったとか…w。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1449056.html
オンラインアプリもしくはオンラインゲームでは、この時期になるとよくあることなのでしょうか?
Posted by KM at 2010年04月01日 23:20
>KMさま

今回はかなり事実に近いウソになってしまいましたね。本当にこんなの開発してたりして。
略称については考えたんですけど、パッと見でウソと分かったほうがいいと思ってあえて「KASRAC」としました。
Posted by atsu at 2010年04月07日 19:28
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