2006年03月23日

「君が代神経症」とは、大変ですね

教員むしばむ『君が代神経症』(東京新聞特報面)

 公立学校の教員で病気休職、とりわけ極度のストレス障害など精神疾患が増えている。背景として卒業・入学式の「日の丸・君が代」強制が見過ごせない。東京都をはじめ、君が代斉唱を強制する教育行政が、教員らの精神をむしばんでいる側面もある。精神科医の野田正彰・関西学院大学教授が、教員らから聞き取り調査した分析結果から見える実態とは−。 (松井 学)

(後略 全文は東京新聞のHPより、mumurさんのこちらのエントリでご覧ください)





 「君が代神経症」だなんて、そのような病気があることに驚きました。これまで私は、いくら日の丸や君が代が嫌いだと言っても軽いアレルギー程度のものだと思っていたのですが、同じアレルギーでもアナフィラキシーショック並みに重症なのですね。荒川静香選手の日の丸ウイニングランや、WBC優勝の様子を見て失神などされなかったか、そんな先生方のお体が心配でなりません。今後、サッカーのワールドカップもありますが大丈夫でしょうか??

 前回前々回のエントリで、ラモス選手と為末選手という、超一流アスリートのお言葉を取り上げましたので、今回は趣向を変えまして、超一流ミュージシャンのお言葉を紹介致します。今回ご紹介致しますのは、私も心から敬愛するさだまさしさんでございます。それではどうぞ。

引用開始

3月20日付け毎日新聞朝刊「さだまさしの日本が聞こえる 『韓国に雪辱 ガンバレ日本』」より抜粋

 冬季五輪での活躍にしても、このところ韓国には勢いがある。竹島問題にしても「国民の意識」が全く違う。これは国民平均年齢の差かもしれない。21世紀に入り韓国は働き盛りの30〜40歳代が中心になるのに対し、日本は60歳以上が過半数になる。この肉体的、或いは精神的な温度差が無関係とは言えまい。

 少子化問題は、実はかなり深刻なことなのだ。もう一つは教育の差だ。「国という単位」について愛国教育(その方向性が正しいか、公平かは別の話だが)を必死にやる国と、自由を利己主義とはき違え、金儲けこそが天下取り、という価値観を若者に植えつける国の教育の差だ。だから日本では「国」に対するプライドもビジョンもない若者たちが増え「国のために」という思いが希薄になった。「自国中心主義」は誤りだが、「国を愛さない」国民は国民と言えないのではないか。

 尤も、かつて「国を挙げて」追い込んだ円谷幸吉選手のような人を再び出してはいけないが、「期待」と「応援」の熱さで選手たちの気合の乗りは違う筈だ。1、2次予選で韓国に負けたのは野球チームではない。日本全体が負けたのだ、と悔しがるくらいでなければ。こういう僕の意地は間違いなのだろうか? 僕は日本が好きだからなあ。


引用終了。

 いやいや、これっぽっちも間違っちゃいません。やっぱり、まっさんの考えは素晴らしいです。普段はちょっとサヨクチックに思われることもあるまっさんですが、本当はきちんと日本を愛することのできる立派な方ですものね。

 まっさんの言うとおり、国を愛せない国民は国民じゃないんです。為末選手も言ってましたが、自国に敬意を払えない人は他国にも敬意を払えないんです。日の丸・君が代に反対する先生方は、まさにそのような非国民生徒を増産することを「教育の自由」だと勘違いしているに過ぎません。それが教育の使命だと本当に思っているのならば、そんな人は公教育の場にはふさわしくないと思います。

 先生方のご健康も本当に心配ですし、私から重ねてお願いをしたいと思います。

 日の丸・君が代が嫌いな教師の皆さん、何も精神を病んでまで、都教委の通達になど従うことはないですよ。お体を壊しては元も子もありません。職業選択の自由を行使し、都教委の通達が及ばない私立学校などへ転職なさることをお勧めします。もう無理はしないで下さい。
posted by atsu at 22:55| 東京 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 国旗・国歌問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
何がびっくりって、atsuさんがまっさんを敬愛しておられるとわ。
私も15年くらいコンサートに行き続けているファンですよ。
(うちのブログでもたまにネタに書きますが)
まっさんがサヨクに間違われるなんて、世の中右傾化したものですね(笑)
「防人の詩」歌ってた頃なんて右翼歌手って言われていたのに。
「防人の詩」のライナーノートは昔、拙ブログで取り上げましたが、なかなか名文ですよ。20年前にあれを書いたまっさんはすごい!とただただ思いました。というわけで勝手にご紹介。
http://sakurasakurasakura.seesaa.net/article/2890167.html
Posted by 佐倉純 at 2006年03月24日 02:42
>佐倉さま

以前、佐倉さんに私がさだファンだってこと言いませんでしたっけ?
ま、佐倉さんほどの熱心なファンではないですが、好きです。

好きな曲は割とちょくちょく変わるのですが、最近お気に入りなのは「退職の日」「二軍選手」などですかね。
Posted by atsu at 2006年03月24日 08:51
まっさんと呼ぶあたりファンそのものですねぇ。

私は『草枕』『晩鐘』『飛梅』あたりから入り込んだファンですよ。
Posted by たかの at 2006年03月24日 09:09
うちの息子はラジオで聞いた雨宿りにバカウケで早速CDレンタルして、歌詞を印刷してマスターしました。さださんの小説「精霊流し」は、本当にシンガーであることを忘れさせるほどの内容で、友達に宣伝してまわりました。案外男らしいですよね。絵本もよかったです。たまに新聞にも投稿してましたよねー。

話は変わりますが、駐車場代・・こっちならアパートがみつかりますよ。それと、競馬場・・そばに市立の大学があります。全く・・なっとらんですね・・・。
Posted by ラテラテ at 2006年03月24日 11:26
教育委員会通達は差別的。人殺しの旗や歌には 謝罪と賠償を… ついでに 売国教科書つかって向こう半万年 謝罪と賠償を… でも 生徒は校則守りなさい!教師とは 学校内の両班ですから! と 思う今日この頃ですニダ!
Posted by at 2006年03月25日 18:55
さだまさしのことで、こんなにコメントを頂けるとは思いませんで、ちょっと驚いてます。

>たかのさま

やっぱり、ファンならまっさんですよね。同じ名前だからと言って、マーシーと呼んだら大変失礼ですし(笑)。

「晩鐘」と「飛梅」は私も好きですねぇ。何というか、すごく切ないですよね。
「三つ目の橋で君が 転びそうになった時 初めて君の手に触れた 僕の指」
という部分が特に好きです。昔は、飛梅伝説のことも知らずに聞いてましたけどね。

>ラテラテさま

ラテラテさんの息子さんって、中学生か高校生ですか? 若いのに珍しいですね(って、俺もだ!)。

私も、中学生くらいのときからさだまさしが好きになったのですが(父がレコードをたくさん持っていたため)、級友にさだまさしが好きだということを言うと、すべからく笑われましたよ。
でも、最近はぽつぽつと、まっさんのよさを理解できる友人が増えました。
「『償い』聴いて泣きそうになったよ〜」とか言われたりして。

>ななしさま

書き込みはたいへんありがたいのですが、できれば何でもいいのでお名前を残していってください。よろしくお願いします。
Posted by atsu at 2006年03月26日 21:36
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