2010年07月23日

夫人とて、高官の夫人とて容赦はせぬぞ!

治安担当高官の夫人を袋だたき=警官6人、陳情者と勘違い―中国(時事)

 【香港時事】22日付の香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストなどによると、中国湖北省の省都・武漢市で、治安問題を担当する地元高官の夫人が警官6人に陳情者と勘違いされて殴るけるの暴行を受け、重傷を負う事件があった。

 事件が起きたのは6月23日。警察、検察などを管轄する省共産党政法委員会幹部(副局長級)の妻(58)が省党委本部を訪れ、警備員に「政法委に行く」と言って正門から入ろうとしたところ、いきなり私服警官に囲まれ、袋だたきに遭った。

 警察当局は6人を停職にし、「誤解だった。高官の夫人だとは知らなかった」と謝罪。これに対し、インターネット上では「高官の家族は殴ってはならないが、一般市民なら殴っていいのか」などと批判の声が出ている。
 




 いやぁ、久しぶりに「これぞ中華人民共和国!」というニュースを目にしましたね。無邪気に「日中友好」とか、「これからは中国の時代だ」とか言ってる皆さん、これがこの国の実態ですよー。

 陳情者だと勘違いされれば、たとえ高官の妻とて問答無用でフルボッコなんですから、中国って素晴らしい国ですね。このようなことが起こるということは、陳情者が有無を言わさずフルボッコにされるのは日常茶飯事ということです。中国では役所に陳情に来ることがすなわち罪! 裁判も受けないまま、警官によってリンチを受けることになるのですね。ああおそろしや。

 この奥さんも、恐らく黙ってリンチを受けていたわけではないでしょう。殴られながら「私は◯◯の妻よ!」とか叫んでいたに違いありません。でも警官たちは「嘘をつけ! お前のようなみすぼらしいババアが高官の妻のはずがあるか!!」と意にも介さなかったんでしょうな。中国は最近上っ面だけは近代化しているようだけど、こういうところは三国時代くらいから進歩してません。ま、いきなり切り捨てられないだけマシになったと思うべきなのでしょうか。

 こんなことが平気で起こる以上は、中国が先進国の仲間入りをする日など永遠にやってはきません。我が国の愚かなカンガンス首相容疑者は、「中国もG8に入れたら」なんて提案を国際舞台で言ったみたいだけど、恥さらしにもほどがあります。寝言は首相を辞めてから、お遍路の途中に泊まった宿坊で言えって話です。中国に幻想抱いてる人間も、いい加減目を覚ませよな。こんな非人道国家と本当に仲良くできるんですか?


posted by atsu at 21:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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