基準示し、一部賠償命令=騒音差し止めは棄却―小田急線訴訟・東京地裁(時事)
小田急線の騒音や振動で生活環境を害されたとして、東京都渋谷区と世田谷区の住民ら118人が小田急電鉄(新宿区)を相手に、騒音の差し止めと約7億8000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、東京地裁であった。村上正敏裁判長は差し止め請求を棄却したが、損害賠償については住民が受忍すべき騒音の基準値を示し、それを超えた42人に総額約1153万円を支払うよう命じた。
村上裁判長は、住民が病気などの身体的な被害を受けていないものの、会話やテレビ視聴を妨害され、精神的苦痛を受けていると認定した。
その上で、環境庁(当時)が在来線の「騒音対策の指針」を検討した際の議論を参考に、小田急は騒音を平均65デシベル(早朝深夜は60デシベル)以下に抑えることが技術的に可能だったと判断。この水準を超えた屋外騒音は違法な利益侵害だと判断した。
一方、「鉄道事業の公共性は極めて大きい」と指摘。さらなる騒音低減を求めれば、運行に大きな影響を及ぼす恐れがあるとして、差し止め請求を認めるほどの違法性は認めなかった。
住民側は騒音の水準を平均60デシベル(早朝深夜は50デシベル)未満に抑えるよう求めていた。
……こいつらまだ訴訟なんかやってたのか…。ホント、執念深いバカどもですねえ。呆れてモノも言えんわ。
東京地裁はいちおう差し止め請求だけは棄却してますが、賠償を認めるなんて相変わらずこいつらに甘い判決を出しますよね。思えば、以前の裁判で原告勝訴の判決を出したのも東京地裁でした。その後、高裁最高裁と原告敗訴で終わったからいいものの、あれで原告が調子づいたのは間違いありません。
全国各地で高架化している鉄道路線はありますが、高架化反対でここまでもめているのはここくらいなものです。徳島市内でも鉄道高架化に反対する運動があるものの、こちらは高架化するほどの本数も走ってないし税金の無駄遣いをするなという趣旨だから、この件とはだいぶ違います。こっちは、地上を走っている路線が高架になると騒音が増すから、もっとカネがかかる地下化でやれと荒唐無稽な要求をしてるんですからね。
むしろ世の中には、地域住民が早く高架化してくれと懇願しているケースのほうが多いくらいです。かつて踏切で悲惨な事故があった、足立区の竹の塚駅周辺などもそのひとつ。安全確保のために住民は高架化を求めてますが、いろいろな問題があって難航してます。それに比べたら早い段階で高架化工事が始まった小田急線は恵まれているのに、ホントこいつらは何を考えているんでしょうね。騒音に関しても、高架化と同時にロングレール化されているので昔よりずっと静かになっているのですよ。
とりあえず、原告の中に小田急線が開通する昭和2年以前から先祖代々その土地に住んでいる人がどれだけいるのか知りたいですな。都会において線路際に住むということは、騒音被害を受けると同時に駅から近いという利便性を享受する環境でもあるわけです。そこに昭和2年以前から住んでいたのならともかく、そうでなければどうこう言う権利はありません。静かなのがいいのなら、線路からも駅からも遠い不便なところに引っ越すべきなのです。
どうして小田急だけが、プロ市民のターゲットになってしまったのか理解できません。大手私鉄の中でも、かなりハイクオリティな会社だと思うんですけどね。まああれだ、あんまりこいつらがゴネるようなら、もう各停は30分に1本くらいにしてあとは全部急行にしてもいいんじゃないかな? その代わり狛江とか和泉多摩川には急行も停めてあげようぜw。
それに、騒音の基準が60デシベルって、小田急だけのせいなんだろうかと。。。いっそ、30分に1本とか言わずに、こいつらの駅は廃止してもいいんでは?