<漁船衝突>ビデオ公開を日本に要求 中国外務省副報道局長(毎日)
【北京・浦松丈二】中国外務省の姜瑜副報道局長は21日の定例会見で、尖閣諸島(中国名・釣魚島)での衝突事故について「中国漁船が巡視船にぶつけられた」と主張し、海上保安庁に対し事故の模様を撮影したビデオを「最初から最後まで一部始終」公表するよう求めた。
事故後、中国メディアは巡視船側が漁船にぶつかったと報道しているが、中国政府として公式に事故の事実関係を主張したのは初めて。中国側からビデオ公開を求めることで主張の正しさを印象づける思惑もありそうだ。
姜副局長は「中国漁船が釣魚島付近海域で正常操業中、日本の巡視船多数に囲まれ、追跡され、妨害され、ぶつけられ、損害を受けた」と主張し、日本側に船長の即時無条件釈放を改めて要求した。
「ビデオ公開が日中の争いを解決する方法の一つとは思わないか」との質問に副局長は、「日本側のビデオが何時間あり、最初から最後まで一部始終が公表されるかどうかは分からない」と述べ、都合のいい部分だけ公表しないよう日本側をけん制した。
おうおう、そんなに見たいっつーのなら見せたろうやないかい。もちろんノーカット完全版でな。ようつべにうpして英語字幕と中国語字幕もつけて全世界からアクセスできるようにすれば、どっちが正しいことを言ってるのか自ずと分かってくるでしょ。海保は出し惜しみしないで出して出して。
まあ中共のことだから、完全ノーカットで見せたとしても「この映像は加工されている」とか難癖つけてくるんでしょうけどね。そして国民が直接映像を見ることができないよう当該サイトへの接続は遮断して、「映像を検証した結果日本の巡視船からぶつかってきたことが明確になった」と発表するんでしょう。言われなくても分かります。
しかしそれでも、全世界に日本の正当性を主張しておくのは有意義なことです。尖閣諸島は日本が戦争の結果として得た領土ではなく、純粋な日本の領土です。有史以来、あの島々を日本以外の国が治めたことはありません。日本が編入する前は完全なる無帰属の島だったのです。
尖閣については、19日付の毎日新聞「質問なるほドリ」のコーナーが実に分かりやすく解説してくれてたので、載せておきます。分からない人は、これだけ押さえておけばOKですよ。
質問なるほドリ:尖閣諸島の領有権って?=回答・大谷麻由美
<NEWS NAVIGATOR>
◆尖閣諸島の領有権って?
◇1895年、日本領に編入 資源発見後、中台も主張
なるほドリ 日本の領土の尖閣諸島を、どうして中国も自国の領土だと主張するの?
記者 沖縄県石垣市に属する尖閣諸島は、中国や台湾(中華民国)も領有権を主張しています。台湾は、台湾東部・宜蘭県に属するとしています。中国は「台湾は中国の領土の不可分の一部である」と主張しており、尖閣諸島は中国・台湾省に属するという立場で領有権を主張しています。
Q 日本が実効支配しているんだよね。
A 日本は1885年以降、尖閣諸島の現地調査を何度も行った結果、無人島であり、中国・清朝の支配下にもないと確認。1895年1月14日、現地に標識を建てて日本の領土に編入することを閣議決定しました。その後は、日本の領土である南西諸島の一部となり、日本人が入植してカツオ節の製造なども行われましたが、1940年に無人島になりました。
Q アメリカが支配していた時期もあるの?
A 日本は敗戦から6年後の51年、旧連合国とサンフランシスコ講和条約を結びました。同条約によって、尖閣諸島は沖縄の一部として米国の施政下に置かれました。71年6月に沖縄返還協定が結ばれ、尖閣諸島も日本に返還されました。
Q 中国や台湾が領有権を主張する根拠ってなに?
A 中国も台湾も歴史的、地理的、地質的な根拠を挙げていますが、国際法的には有効な論拠となっていません。日清戦争後の1895年4月17日に調印した下関条約で、日本が中国・清朝から割譲を受けたのは台湾と澎湖諸島です。尖閣諸島は含まれていないのですが、中国と台湾は「尖閣諸島も含む」と主張しています。
Q 中国や台湾はいつから領有権の主張を始めたの?
A 国連アジア極東経済委員会による1968年の調査で、尖閣諸島のある東シナ海の大陸棚に石油資源が埋蔵されていると報告された後です。台湾は70年9月、尖閣諸島に「青天白日」旗を立て、71年4月に公式に領有権を主張しました。中国は、71年12月の外務省声明で初めて領有権の主張をしたとされます。中国、台湾のどちらも、サンフランシスコ講和条約で尖閣諸島が米国の施政下に置かれたことに異議を唱えたことはありません。これは、尖閣諸島が南西諸島の一部だと認めていたことを示すと考えられています。(台北支局)
この記事は実に正しい。特に青字にした部分さえ覚えておけば、どんな反論が来ようとも怖くはないです。てか、これだけで全て完結しています。特に一番最後の「サンフランシスコ講和条約で尖閣諸島が米国の施政下に置かれたことに異議を唱えたことはありません」という部分はいいですね。本当に中国が尖閣を自分の領土だと思うのなら、この時点で「いやいやそこは日本じゃないアルよ」とアメリカに物申さねばなりません。ここをスルーした時点でもう話は終わっているのです。
清朝が支配していなかったことを確認したという部分も重要。清朝は当時、台湾ですら「化外の地」としていましたから、それよりはるかに小さい尖閣諸島なんぞを気にかけてたはずがないですよね。まあこのことについても中国人は「清国は満州人の国だから中国とは違うアル。漢民族は少なくとも4000年前には釣魚島を領土とみなしていたアル」とか言いそうだけど、何の根拠もありません。
ムリな話だろうけど、中国人は早く自国の政府が創り上げた偽りの歴史から目を覚ますべきです。あんたらの国は何の根拠もなく、ただただ海洋資源欲しさに嘘を並べ立ててるだけなのです。政府の嘘を完全に信じこんで日本排斥とか叫んでる中国人は、まことに哀れでなりませんね。中共が支配しているうちは、彼らが本当のことを知ることなどないんでしょうけど。
ところで、今回は毎日新聞をほめてつかわしましょう。私は日頃、テレビで毎日新聞のCMが流れる度に、
まいまい毎日変態新聞 毎日読んだら赤くなる〜♪
とか歌ってましたけど、たまには有用な記事も載せてくれるようです。ま、尖閣に関してはよっぽどの基地外でない限り、サヨクでも日本の領土ではないなどと主張することはできないってことですね。そのくらい日本に正当性があるのよ。
見せた結果日本が正しいと分かったとして、日本政府が中国に脅されて公開に踏み切っちゃう既成事実が作られること自体がマズいわけです。
尖閣諸島はれっきとした日本の領土、そこに中国の船が勝手に入ってきたから粛々と裁くだけ、ガタガタ騒ぐなや!という今の姿勢は崩さない方が良さそうです。
おお、なるほどなるほど。
じゃあまあ、公開は裁判が済んでしばらく経ってからということで。
確かに中国に促されるようにして出すのは問題ですな。