外務省、尖閣問題で「中国に分がある」コラム掲載のNY紙に反論(産経)
【ワシントン=佐々木類】沖縄・尖閣諸島をめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は10日と20日付の2回、ニコラス・クリストフ記者のコラムを掲載した。内容は、「中国に分がある」「尖閣諸島の紛争で米国が日米安全保障条約を発動する可能性はゼロ」などというものだ。駐ニューヨーク日本総領事館から反論文が寄せられたことも紹介している。
クリストフ記者は、ニューヨーク・タイムズ東京支局長の経験があり、米ジャーナリズム界で最高の名誉とされるピュリツァー賞を2度受賞している。
クリストフ氏は10日付のコラムで、「太平洋で不毛の岩礁をめぐり、緊張が高まっている」と指摘。その上で、「1972年に米国が沖縄の施政権を日本に返還したため、尖閣諸島の問題で日本を助けるというばかげた立場をとるようになった。米国は核戦争の危険を冒すわけがなく、現実的に安保条約を発動する可能性はゼロだ」とした。
また、「はっきりした答えは分からないが、私の感覚では、中国に分があるようだ」とした。
ちなみに、尖閣諸島に岩礁はあるものの、少なくとも魚釣島や南小島は岩礁ではなく、沖縄県宮古島の漁民らがカツオブシ工場などを経営していた島だ。
次に20日付で、10日付のコラムに対し、日本の外交当局から反論文が寄せられたことを紹介した。クリストフ氏は、尖閣諸島が歴史的、国際法上も日本の固有の領土であることを指摘した反論文を一部掲載、読者に反応を呼びかけた。
読者からはさっそく「日本政府は歴史を改竄(かいざん)するのが得意だ」(カリフォルニア在住の男性)という書き込みがあった。
在ニューヨーク日本総領事館によると、反論文は17日付で、従来の日本政府の立場を示したものだ。同総領事館の川村泰久広報センター所長名でクリストフ記者に直接手渡した。
総領事館は「そもそも尖閣諸島をめぐる領土問題は存在しない。にもかかわらず、希薄な根拠をもとに中国に分があるような記述をしていたため、直接会って反論した」と話す。
はっきりした答えも分からないくせに、感覚だけで「中国に分があるようだ」なんて書いてしまうバカ。こんなバカでもニューヨーク・タイムズの記者が務まり、ピューリッツァー賞を受賞してしまえるんですね。尖閣諸島における歴史をどのように読んだら、中国に分があるように思えるのか説明してほしいです。どうせ、中国人かNYタイムズ元東京支局長のノリミツ・オオニシに吹き込まれた嘘を信じ込んじゃってるだけでしょ。
まあ、政府の対応を見ていると「中国に分がある」気がしないでもないです。しかしそれは中国に正当性があるという意味では決してなく、中国なら嘘を100回言うことで捏造した歴史を真実に変え、国際社会を騙して日本を追い込んで恫喝と威嚇を用いて尖閣諸島を強奪してしまえるという意味です。領土に対する執念という点では、確かに中国に分がありましょう。日本は弱すぎます。
昨日のエントリで「中国が見たいというなら映像を見せてやれ」と書いたところ、読者の方から『「ビデオ見せろ」「はい、見せます」だと、日本の訴える「司法の独立」が実の無いものになってしまう』『見せた結果日本が正しいと分かったとして、日本政府が中国に脅されて公開に踏み切っちゃう既成事実が作られること自体がマズい』というご指摘を頂きました。確かにそれはその通りです。売り言葉に買い言葉でエントリ書いちゃった私は若干浅はかでしたが、そうしてる間にも中国人たちが世界のあちこちでロビー活動を展開しちゃうのが何とも歯がゆいですね。
日本がビデオを公開しないことをいいことに、やつらはあちこちで「日本がビデオを出さないのは都合が悪いからだ」「中国は完全なる被害者だ」と吹聴して回るでしょう。ついでに戦時中に日本が行ったと中国人が創作した数ある悪事を喧伝すれば、人のいい白人さんとかコロッと騙されちゃうわけです。一度中国の言う嘘を信じた人は、日本が本当のことを言ってもなかなか信じてくれません。だからできるならば一刻も早く真実を世界に向けて公開したいのですが、それができないのが実に心苦しいです。
この問題に関しては「日本ももっと本気になって怒れ!」と思う反面、「日本は冷静に徹して中国と同じレベルまで堕ちてはいけない」と思ったりもします。どちらの道を採るべきなのかは、実に難しいです。だけどやはり、世界中に日本の正当性を理解してもらうのが最も得策だとは思います。特に、日本と同じく中国に領土を奪われかけてる東南アジアの国々とは協力し合い、あの傲慢国家と戦わねばなりませんね。表面的には大人の対応をしつつ、裏ではしっかりとロビー活動を展開してほしいです。
早く謝った方が良いと言われてます。また、何故か私も
その友人達に謝罪するように言われているのですが...
今後の事も考えると関係がギクシャクしない為には謝罪した方が
良い気もしますし、でも何か違う気もしますし... 結構
悩みどころですよね。日本と中国の絆を考えたら、今回は
謝罪した方が良いのでしょうかね?
そこは悩むところではありません。
今回の件について日本に非は一切ありませんから、謝罪の必要などないのです。
問題は実に単純で、日本の領海で不法操業していた漁船が、日本の巡視船に体当たりしたということです。
あなたの家に不法侵入してきた輩が、あなたを殴ったとして、あなたは自分が悪かったですごめんなさいと謝りますか?
謝ったらそこで試合終了です。
日本政府が公式に尖閣諸島は中国の領土だと認めることになります。
中国人のご友人に対しても、たとえ個人レベルだとしても絶対に謝らないことをオススメします。
それで「おまえなんか友達じゃない」と言われるようでしたら、それまでの関係だったということです。
真の友達とは、お互いの考えを尊重し合える関係のことを言うのだと思いますよ。