2011年02月26日

北陸旅行記・その1

 私が北陸3県の全ての鉄道を制覇したのは、平成19年の9月。しかしながらその後の平成21年12月23日に、富山地方鉄道富山都心線(わずか0.9キロ!)が新規開業してしまったため、完全乗車タイトルは脆くも崩れ去りました。今回、私はそのわずか0.9キロに乗るべく、4年ぶりに北陸の地を目指したわけであります。

 今回の旅の目的は、件の富山都心線(セントラム)乗車の他、来る3月12日のダイヤ改正で姿を消す予定の特急雷鳥と、高山本線で最後の定期運用を持つキハ58系の乗り納め。それ以外は特に細かい予定を立てず、行き当たりばったりで行こうと決めてました。使った切符は、北陸行くならこれを使わにゃ大損ぶっこくという「北陸フリーきっぷ(グリーン車用)」です。24,100円の切符ですが、普通車用とわずか3,000円しか違わないので、行き帰りの快適性を重視してグリーン車用にしました。


旅立ちは能登

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 旅立ちの列車は、25日の臨時急行能登。定期時代には金沢からの帰りに利用したことがありますが、臨時化以降は初めてとなります。今では基本的に金曜土曜しか運転されませんが、この日はそこそこの乗車率でした。


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 私の座席は、グリーン車の通路側でした。通常なら必ず窓側を確保する私ですが、座席の夜行列車に限っては通路側を取ります。なぜならばそのほうが、気兼ねなくトイレに行けるから。トイレに行きたいのに、通路側の人がテーブル出したまま爆睡してる…とかだと非常に困りますからね。

 グリーン車の座席はリクライニングの角度も深く、かなり快適でした。おお、これならよく眠れそうだと思ったんですが、近くの席にいた男女グループが酒を飲みながらず〜〜〜っとおしゃべりしてて、うるさいのなんの。特に女性二人がトーンの高いかなり通る声をしていて、走行音が響く車内でも会話の内容が丸聞こえ。電話口とかだったら非常に聞き取りやすくていい声なんですけどね、「今日仕事でそれやったら○○さんに超怒られて〜」とか「あの子は私よりも彼氏いない歴長いと思うんだけど〜」とか、完全に聞こえるわけです。それほど大きな声じゃないのに。

 昼間の車内でみんながしゃべっててガヤガヤ音になってる状態なら、気にせず寝ることができますけど、静かな車内で一部の人だけがしゃべってるのはかなり安眠の妨げになりますね。仕方がないのでイヤホンで音楽聴きながら寝ることにしましたが、いい感じにまどろんできた辺りで誰かがよろめいて私の座席にぶつかり、そこでまた起こされてしまったわけです。結局、彼らは2時過ぎまでおしゃべりしてました。やっと静かになったときには、まったくせいせいしましたよ。

 6時過ぎに車掌のアナウンスで目覚めると、5分くらい遅れて走っているとのこと。まあその程度なら今後の予定に影響はないので、ギリギリまで目をつぶっていくことにしました。


雷鳥乗り納め

 6:40頃、能登は最終的に3分ほど遅れて金沢へ到着しました。ホームに降りると、そこには既に雷鳥を待つ鉄ヲタたちの姿が。皆様朝も早くからお疲れ様でございます。通路に降りたら雷鳥廃止記念のピンバッジを乗車予定の客に配っていたので、私もボンネット雷鳥のものをひとつ頂きました。

 最後の定期雷鳥となった雷鳥8号の発車は7:10。私はとりあえず、向かいのホームから撮影をすることにしました。発車ホームにはたくさんの人たちがいたのですが、こちら側にはわずか数人。なんでみんなこっちに来ないのか不思議なくらいでしたね。

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 パノラマグリーン車を先頭にした雷鳥が定刻通りに入線すると、そこはもうシャッターの嵐。元はスーパー雷鳥用だったこのパノラマ車が国鉄特急色になったときは違和感ありありだったけど、今となってはすっかり定着したものです。しかし、金沢駅のホームは完全に屋根で覆われていてかつ採光窓などもないので、駅撮りするには適しませんねえ。

 入線から発車まではわずか8分くらいしかないので、私もすぐに自由席車へ移動。あれだけたくさんの人がいたから車内も混んでるかなと思ったら、意外とガラガラで楽に座ることができました。やはり引退が近いから、みんなきちんと列車名が入った指定席券を確保しているんでしょうか。私は特急自由席も乗り放題のフリーきっぷなので、もったいなくてそんなことしませんでしたけど。


福井鉄道散策


 北陸フリーきっぷのフリー区間は福井までなので、当然のごとく福井で雷鳥とはお別れです。駅構内の今庄そばで肉うどんをすすったあと、福井鉄道の福井駅前電停へ向かいました。

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 しばらくしてやってきたのは、元名鉄のモ800型。さっそく乗り込み、乗務員から一日フリー乗車券(500円)を購入しました。

 とりあえず終点の越前武生まで行って、その後は適当に戻ろうと思ってたんですが、江端という駅で旧型車両の200型電車とすれ違ったので、慌てて降車。赤十字前(旧福井新駅)まで戻り、いずれ折り返してくるであろう200型を待ちます。

 しかし、次にやってきた電車は元名鉄のモ880型でした。うむー当てが外れた。しかし赤十字前駅は有人駅で、いったんホームに出たのにやっぱり乗らないと戻るのも変かなと思い、そのまま乗ることに。赤十字前から2つ武生寄りの、ベル坊ベル前駅で再び待つことにしました。

 ベルっていうのは、駅の真向かいに建っている大きなショッピングセンターの名前です。このSCのおかげで、ベル前駅は無人駅だけれどそこそこの利用客数があります。で、私も寒いんでSCの中で次の電車を待とうと思ったんですね。しかしながらまだ時間は9時過ぎ。全体の開店は10時のようで、開いてるのはミスドとタリーズだけでした。別に金払ってまで中に入りたくなかったので、しぶしぶ駅へとUターン。まあ少しの辛抱です。

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 で、やってきました200型。これが本来の、福井鉄道の電車なのですよ。大きい電車でしょ? でもこの大きい電車が、このまま道路の上を走るわけです。元名鉄の路面電車用車両が入る前は、全部このタイプの大きい電車でした。その頃は実にエキサイティングだったので、当時に比べると今の福井鉄道は若干魅力がなくなったと言えます。あくまで鉄ヲタ視点ですけど。

 越前武生からの折り返しもこの車両かな? と淡い期待を抱いてましたが、基本的に200型の運用は朝夕のラッシュ時のみ。折り返しの田原町行きは、元名鉄880型でした。そこそこの乗客を乗せて発車し、福井に近づくごとに乗車率は上がっていきます。だけど福井駅前と市役所前でほぼ全ての乗客が下車し、最後に残った二人も終点ひとつ手前の仁愛女子高校で降りてしまったので、田原町まで全区間乗り通したのは私だけでした。

 そろそろ時間的にお昼ということで、私は市役所前電停からほど近いところにある「ヨーロッパ軒総本店」さんへ。ここで、福井名物だというソースカツ丼を頂きました。

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 ソースカツ丼ってひとことで言ってもいろんなのがあると思うんですが、ここのが全てのカツ丼の元祖なんだそうです。一見カツは薄そうで「あれ? これってちゃんと味ついてんの?」って感じに見えますが、食べてみるとソースがしっかりとした味わいになってましたね。美味しゅうございました。


再び雷鳥、そして飛騨

 さて、おなかもいっぱいになったところで、徒歩で福井駅に戻ります。そろそろ、臨時の特急雷鳥87号がやってくる時間が近づいてまいりました。ただ、行きと同じ乗り方をするのもつまらないなと思い、とりあえず雷鳥の次の停車駅である芦原温泉までは鈍行で行くことにしました。

 やがてやってきた雷鳥87号。この日を含めてあと2日しか運転されない列車ですが、定期じゃないこともあって鉄ヲタの注目度はイマイチでしたね。車内も空いてたし、金沢駅で待ち受けていた人たちの数も雷鳥8号の比じゃありませんでした。私は「うん、もう2回乗ったしこれで485系雷鳥はおなかいっぱいじゃ」ということで、金沢到着後は撮影もせずにすぐさま向かいに停まっていた越後湯沢行きはくたかに乗り込み、昼寝を始めたのでした。

 富山には15時前に着いたわけですが、さーてこのあとどうするか。今日の目的は達成してしまったけど、まだ日も高い。時刻表をめくって検討した結果、特急ひだがちょうど走っているので、猪谷までを往復することに。

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 ひだ18号を猪谷で降りると、およそ20分で富山行きのひだ11号がやってきます。意味もなく往復するには実にちょうどいい。猪谷で降りたのは私と運転士さんと車掌さんだけ(猪谷駅はJR西日本と東海の境界駅のため)でしたw。猪谷から乗り込んだのも私と運転士さんと車掌さんだけでしたw。駅自体無人駅ですが、それでも待合室内は暖房が入っていたので居心地がよかったです。駅文庫の本棚になぜか幸福の科学関連の書籍ばかり(大川隆法の本とか、光明皇后の絵本とか)並んでいたのが気になりましたけどね。誰か近くに信者がいるようだ…。今度石田ゆり子と三浦友和主演で映画化される「死にゆく妻との旅路」の原作小説があったので、私はそれをペラペラめくってました。

 富山に戻り、今日はここらで試合終了かなと思ったところ、419系の直江津行きがいたのでついつい乗り込んでしまいました。この419系も、いつなくなってもおかしくない車両ですからね。てか、そろそろ休ませてやれよと思わなくもないです。419系に限ったことじゃないけど、金沢支社の車両はすそ絞りの辺りが茶色く変色して汚れてる車両が多くてちょっと残念です(681や683も例外ではない)。

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富山といえば、白エビでゲソ!

 今回の度のお宿は、二泊とも富山駅前のα-1。過去にも二度ほど泊まったことがありますが、14階に展望大浴場があるので気に入ってます。チェックインして少し休んだあと、食事をしに街へ。今日は、富山の海鮮を食べると決めてました。

 しかしね、土曜ということもあってどこのお店も混んでましたね。この店よさげーと思って入っても、満席だと断られること数回。ううー、美味しい海の幸食べたいのにーと思いながら頑張ってお店を探し、何とかまだお客さんが来てないお店を見つけました。


 んで、白エビですよ白エビ! 富山に来たらこれ食べないとダメです。

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 まずはお刺身。これがまた、実に甘〜くてねえ。甘エビより甘いんだからすごいです。白エビ自体がそんなに大きくないエビなので、あまり食べた気がしないのですが、もうとろけちゃいます。これだけで1,050円とかするんですが、できたら白エビだけを丼にいっぱいにして醤油かけてガバガバと食べてみたいところ。でもそのくらいの量になるとそれだけで1万円とかしちゃうだろうなぁ…。

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 で、次は唐揚げ。非常にサクサクしてます。スナック感覚で夢中で食べちゃいます。サクサクサクサク…。こちらは刺身と違ってほのかにしょっぱい。恐らく自然の塩味そのまま。非常に美味ですた。

 他にも、ぶり大根とか鮭わっぱとか黒部牛杉板焼きなどを頂きまして、大満足。本当はブリしゃぶなんかも食べたかったんですがね、このお店にはなかったので。まあまた次の機会に取っておきます。ちなみに白エビってのは平成になってから注目されるようになった食材なんですって。こんなに美味しいエビがねえ、それまで見向きされてなかったってのが信じられないですよ。是非とも、イカちゃんにも食べさせてあげたいでゲソ!

 ま、こんな感じで初日は終わりです〜。昨夜ろくに寝られなかったこともあって、その夜は21時前に布団に入って寝ちゃいました。特に起きててもやることないからですが、たまにはこうしてがっつり寝るのもいいですね。それでは、その2に続く〜。

posted by atsu at 20:09| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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