そして今日は何と、愛犬シャロン(ラブラドールレトリバー メス 13歳)の無事も明らかに。老化で足腰が弱って階段の昇り降りはできなくなっているシャロンを、弟がかついでアパートの屋上まで逃げたそうです。その後、避難の際はヘリにも乗せてもらえたとのことでした。通常、こういう場合はペットだけ置き去りにされるケースが多いのに(中越地震のときもそういうことがあって、後に映画にまでなりましたよね)、自衛隊の人もなかなか融通がきくものです。
正直な話、シャロンはもしかしたら助からなかったかなあなんて思ってたんですよね。これまで、シャロンのことは家族から一切言及がなかったものですから。でもこっちからわざわざ聞いて「シャロンは助けられなかった」ということを聞くのも嫌だし、あえて触れないでおいたんですよ。だから、シャロンも生きてて本当によかった。これでうちの家族は、人的被害はおろか犬的被害もなかったことになります。誰も怪我ひとつなかったんだから、本当にツイてると言うしかありません。
私の家族親類の話はこれくらいにしますが、今日は驚くべきニュースがありました。
三陸鉄道が一部で再開 22日まで無料(サンスポ)
岩手県沿岸部を走る三陸鉄道は16日、地震発生以降、運休していた北リアス線(宮古−久慈)のうち陸中野田−久慈の3駅間で運転を再開した。当面1日3往復で、復興支援として片道380円の運賃を22日まで無料にする。23日からは通常運賃。
1両編成の車両はヘッドマークに「がんばろう! さんりく」と書かれた紙が取り付けられ、時折雪が舞う中を上限時速25キロで走行。陸中野田に到着した運転士の橋上武司さんは、松林が津波になぎ倒された車窓を見て「景色のいい所だったのに…」と言葉を失った。
久慈市まで行き陸中野田に戻った熊谷博さん(57)の両手には、ぱんぱんに膨らんだ買い物袋。インスタントラーメンなど数日分の食料を調達したといい「車のガソリンがなく、どうなるかと思った。助かった」と顔をほころばせた。
宮古−陸中野田間と、同様に運休している南リアス線(盛−釜石)は復旧のめどが立っていない。
今回の地震の被害を受けた鉄道会社の中で、三陸鉄道はその安否が最も心配されていました。あれだけの大災害なのに日曜の午前中まで公式HPが更新されず、運行情報が「平常運転」のままになっていたので、ネット上では会社ごと壊滅したのではないかという憶測まで流れていました。北リアス線の島越駅付近は海抜15メートルほどの高さを走る高架橋が根こそぎ持っていかれましたし、台風被害から復旧できずにそのまま廃止に追い込まれた宮崎県の高千穂鉄道の悪夢再びとも思ってました。
そんな三鉄が、わずか2駅の区間とはいえ復旧したのです。久慈〜陸中野田間はその大部分が山かげを走っていて津波とは無関係だったようですが、それにしたって復旧はすごい。普通はこういう場合、無事な部分も含めて全部運休になってしまうのが通例ですからね。久慈から陸中野田間が本当に安全かどうか確かめる点検も大変だったでしょうに、三鉄の皆様には頭が下がります。JR八戸線や山田線より早く復旧したというのは本当にすごいことですよ。
しかも22日まで運賃無料ときたもんだ。三鉄は決して黒字運行している会社ではなく、今度の地震で計算するのも嫌になるくらいの大損害を食らったというのに。今や、軽油だって手に入りにくいわけですよ。この無料運行の費用くらい、国がポンと補填してやってほしいものです。
三鉄に限らず東北地方沿岸部の鉄道はズタズタにやられていますが、この三鉄の頑張りは地元の人にもほかの鉄道会社にも鉄ヲタたちにも勇気をもたらすでしょう。広島電鉄が原爆投下からわずか3日後に運行を再開したときも、被爆した市民たちに希望を与えたと言います。それに匹敵するほど偉大なことを、三鉄はやってのけたと私は思います。
今は周辺の路線が全く動いていないのでどうにもなりませんが、三鉄がもう少し復旧したときには私も乗りに行かないといけませんね。切符やグッズをたくさん買って、少しでも三鉄の足しになるようにしたいです。いつになるか分かりませんが、必ず行きます!
思わず泣いちゃった(*^-^*)>
鉄道のことあんましわかんなぃけど、(こんな者がコメント載せててスミマセン)三陸鉄道を筆頭に復興がより進むとぃぃですね♪