2011年03月18日

柴田さんのように老いたい

 昨日は腐臭を放つ金満欲ボケ耄碌クソジジイのことを書いてしまったので、今日はその対極とも言える、素敵なおばあさまのお話をしましょう。人間このように老いたいとさえ思える、99歳の詩人、柴田トヨさんが、今日の産経新聞に今回の震災を受けて書いた詩を寄せていました。以下に引用させて頂きます。



被災者の皆様に


 柴田トヨ


 あぁ なんという

 ことでしょう

 テレビを見ながら

 唯 手をあわすばかりです

 

 皆様の心の中は

 今も余震がきて

 傷痕がさらに

 深くなっていると思います

 その傷痕に

 薬を塗ってあげたい

 人間誰しもの気持ちです

 私もできることは

 ないだろうか? 考えます

 もうすぐ百歳になる私

 天国に行く日も

 近いでしょう

 その時は 日射しとなり

 そよ風になって

 皆様を応援します

 

 これから 辛い日々が

 続くでしょうが

 朝はかならず やってきます

 くじけないで!

引用ここまで。


 朝、駅のホームでこの詩を読んで、不覚にも涙ぐんでしまいました。柴田さんの詩は、優しさに満ち溢れています。詩の中で自分のことを「天国に行く日も近い」なんて仰ってますが、柴田さんにはまだまだ生きて頂いて優しい詩をたくさん書いて欲しいです。

 柴田さんの詩集「くじけないで」は、この度実売部数が100万部を突破したらしいです。100歳近くになって初めて出した本が、こんなに売れるなんてことは後にも先にもないですよね。恐らくこの本は今後も、コンスタントに売れ続けてどんどん増刷されていくと思います。一過性のブームでは終わらないでしょう。

 私も、くじけることなく頑張って生きていきます。

posted by atsu at 20:53| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 東日本大震災 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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