<修学旅行>仙台の小学校8割 会津若松避け行き先変更(毎日)
仙台市の全市立小学校(125校)の8割近い96校が、修学旅行先を当初予定していた福島県会津若松市から他の場所に変更していることが2日、仙台市教育委員会への取材で分かった。福島第1原発事故の影響を心配する保護者が多いためだが、原発からの直線距離は両市ともほぼ約100キロで大差なく、健康に影響を与える量の放射線は測定されていない。「被災した東北同士なのに」と再考を求める保護者もいるという。
仙台市教委などによると、旧会津藩と旧仙台藩が幕末に協力した縁などから、仙台市の小学校のうち100〜110校は毎年6月ごろ、会津若松市を修学旅行で訪れている。しかし原発事故を受け「福島県に子供を行かせるのは心配だ」と変更を求める保護者が相次ぎ、各校の判断で山形県や岩手県などに変更するケースが続いたという。
ただ、仙台市教委教育指導課の担当者は「『冷静に考えるべきだ』『被災した東北同士なのに』と再考を求める保護者もいる」とも打ち明ける。
会津若松市観光課によると、09年度に同市内を修学旅行で訪れた小中学校約1090校のうち、宮城県(仙台市を含む)の学校は約350校で、47都道府県のうちトップ。同課は「仙台市や宮城県の学校に来てもらえないのは残念だし、寂しい。安全だと理解される努力を続けたい」とコメントした。
会津若松市観光物産協会長も務める菅家一郎市長は「風評被害が観光面にも打撃を与えている。科学的なデータに基づき安全性をアピールしていく。キャンセルされた学校には安全性をご理解いただき、可能なら旅行先を当市に変更するようお願いする」と話した。【平元英治、太田穣】
宮城県の小学校の修学旅行先と言えば、会津と相場が決まってます。私もそうでした。だから、最大の被災地である宮城県の小学校が福島県を忌避する今回の事態は、実に残念に思います。
記事にもあるように、原発からの距離は仙台も会津若松も大差ありません。なのに会津若松が忌避される理由は「福島県だから」という理由の他にありませんが、放射能が県境を越えると弱まるわけもありませんから、全くナンセンスです。会津地方は今回の震災でも被害はほぼ皆無だったんですから、行き先など変えるべきではありません。ただでさえ風評被害で苦しんでいるところに、修学旅行客の減少は観光産業にトドメを差しかねない。
しかし重ねて不思議なのは、どうして福島第一第二の原発だけは「福島」という広域地名を名乗っているのかということです。日本には他にも20カ所弱の原発がありますが、他はだいたい原発が所在する市町村名を名乗っています。福島原発は原発の中でも古参の部類だからなのかもしれませんが、きちんと双葉大熊原発、富岡原発と名乗っていればここまでの風評被害はなかったでしょう。
目に見えない放射能を恐れる気持ちは分かりますが、過度に恐れると弊害しか生まれません。旅行先を変えてしまった、または変えようとしている学校には、再考をお願いしたいです。
震災による倒産、1カ月半で66件=「阪神」の約3倍―帝国データ(時事)
民間信用調査会社の帝国データバンクは6日、東日本大震災の影響による企業倒産が、4月末時点で66件(負債総額約371億円)に達したと発表した。1995年の阪神大震災の発生後1カ月半と比較して件数は3倍に上った。
生産設備の損壊など直接的な被害による倒産は6件だが、東北地方を中心とした被災企業の実態把握が進んでいないことから、件数は膨らむ可能性がある。
取引先の被災や消費自粛のあおりで、間接的な被害を受けた倒産が60件と全体の9割を占めた。都道府県別では北海道と東京都が7件、群馬県6件、福島県5件、新潟県4件、青森、宮城、秋田、茨城、愛知、大阪の各府県3件など。倒産が近畿地区に集中していた阪神大震災に比べ、地域的な広がりもみられた。
石巻に帰ったとき、水産会社をやっている父が言っていました。「あと何カ月かしたら、誰が最大の被害者か分からなくなる」と。今回実家の会社は津波で大きな被害を受けましたが、直接的な被害を受けた企業には、国からの保証金やら、これまでかけていた保険金やらが下りてきます。しかし、風評被害や消費自粛で業績が悪化した企業には、何の補償もありません。そのようにして倒産した企業が、震災による最大の被害者になる可能性は大いにあるのです。
最近はやっと、自粛自粛という雰囲気は消えてきました。だけど潜在的な消費の落ち込みは、今後もジワリジワリと日本経済を絞めつけていくと思います。このGWは皆さんそれなりに行楽へ出かけたようですが、これが終わればしばらくは旅行需要もないでしょうし、またお財布の紐は硬くなります。梅雨になるとさらにみんな出歩かなくなるので、いったいどうなるか怖いですね。
民主・石井氏が比でゴルフ(時事)
民主党の石井一選対委員長が今月上旬のフィリピン訪問中、在留邦人らとゴルフをしていたことが6日、関係者の話で分かった。石井氏は党東日本大震災対策本部の副本部長を務めており、野党や被災者の批判を浴びる可能性もある。
石井氏は日本・フィリピン友好議員連盟の会長として、3〜6日の日程でフィリピン訪問。生方幸夫選対委員長代理、那谷屋正義参院議員も同行した。
うむ、要はアホですね。
一般市民はね、もはや自粛なんてしないでゴルフでもスキーでもセパタクローでも大いにやるべきですよ。でもさ、この状況で政治家が、まして与党の震災対策本部副本部長様が、フィリピンくんだりまで出かけていってノンビリとゴルフとはね。バレたら批判されるだろうなとか、その程度の想像力を働かすこともできないんですかね。実に残念な思考回路をお持ちですね。
まあ民主党の震災対策本部になんか1ミクロンも期待してないし、別にこのジジイがいなかったからといって何の支障もないだろうから別にいいけど。でも、えひめ丸事故のときにたまたまゴルフしてて、すぐ戻らなかったことで辞任に追い込まれた森デブよりも悪質だとは言っておきますよ。石井一さん、あのとき森デブを批判してなかったかな? してなかったらいいけどねえwww。
ボート遊びの長島某といい、民主党はこんなんばっかだね。