2006年07月23日

著作権は死後50年でじゅうぶん!

著作権、映画以外も50年→70年に…関係団体が一致(読売)

 文学や音楽、美術、写真などの著作権の保護期間を現行の著作者の死後50年間から、欧米並みの70年間への延長を求めていくことで関係団体の意見が一致した。

 9月中にも共同声明をまとめ、文化庁に著作権法の改正を要望する。

 同庁は声明や利用者側の意見も踏まえ、来年度中にも文化審議会の著作権分科会に諮り、法改正を目指すとしている。

(後略)






 著作権が大事なのは分かるが、これ以上保護期間を延ばすことについては私は反対だ。死後70年というのは、いくら何でも長すぎる。

 映画の著作権が「公開後70年」になったのは妥当だと思う。50年では、その映画に関わった人が存命中に著作権が切れることもあるし、それはさすがにあんまりだからだ。しかし著作権が個人名義になっているものについては、著作者が生きているうちに切れることはあり得ない。

 死後70年というとかなりの年月である。今はだいたい子供の代で切れるが、70年だと孫の代まで保障されることになる。著作者が死んだときに孫が20歳だった場合、何と彼(彼女)が90歳になるまで有効なのである。著作者の財産で、子孫がそこまで恩恵を受けていいものだろうか。手塚治虫のような巨匠がもし祖父だったら、孫は一生働かずして食えていってしまう。まあそこまで食える人は一握りだろうが、この「一生涯保障」にはアリコもアフラックもビックリだ。

 手塚治虫が死んだのは平成元年だから、現行の著作権法だと2039年に著作権が切れる。あと33年後だ。私は何気に、これが楽しみなのである。だけど70年に延期されたら、権利が切れるのは2059年。そのときには私も77歳。健康なら生きているだろうが、もしかしたらもうこの世にいないかもしれない。手塚治虫の作品が自由に利用できる社会を、私は体験したいんだがなぁ…。


posted by atsu at 19:35| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース−社会 その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
これは有名なミッキーマウス法という奴ではないですか?
http://homepage3.nifty.com/machina/c/c0004.html

というわけで、20年後には、また更に20年伸びるに100ウォン。
Posted by 佐倉純 at 2006年07月24日 00:33
>佐倉さま

延びそうですね、今度は100年に…。
ディズニーのこういうとこ嫌いです。
ウォルト・ディズニーの遺産でいったいいつまで儲けたら気が済むのか。
キャラクターの版権なんかはずっと持っててもいいと思いますが、公開の古い作品はとっとと権利を手放せと言いたいですね。
Posted by atsu at 2006年07月24日 23:21
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