お名前「悠仁」 親王さま命名の儀(産経)
6日に誕生した秋篠宮家の男子のお名前が「悠仁(ひさひと)」に決まり、12日午後、紀子さまが入院されている東京都港区の愛育病院で「命名の儀」が行われた。身の回りの品に付ける「お印」は、日本固有の常緑高木の「高野槇(こうやまき)」に決定した。命名の儀は、一般のお七夜に当たる皇室の伝統儀式。
宮内庁によると、「悠」の字には、ゆったりとした気持ちで、長く久しく人生を歩んでほしい、との願いが込められている。お印の「高野槇」は「まっすぐに育ってほしい」とのご夫妻の思いから、日本固有の直立の木にした。
お名前とお印はご夫妻で話し合い、お名前については天皇、皇后両陛下にも相談し、先週末から11日までの間に、最終的に秋篠宮さまが決められた。
宮内庁では7月から男女それぞれのお名前を検討、過去の天皇や皇族と重ならないようにした。男子誕生後は、国文学者や漢文学者の意見も交えて、3つの名前を候補に挙げたという。
命名の儀は午後3時半から行われた。秋篠宮さまが毛筆でお名前の「悠仁」、お印の「高野槇」とそれぞれしたためた和紙を、ご夫妻が順に確認された後、宮務官が白木のきり箱におさめて、悠仁さまの枕元に置いた。和紙はいずれも皇室の重要行事に使われる「大高檀紙(おおたかだんし)」と呼ばれる厚手の紙。
お名前は官報で告示された後、天皇、皇族の戸籍に当たる皇統譜に登録される。宮内庁長官らが署名する。
名前に「仁」を付けるのは、平安時代以来の慣習。高野槇は「高野の六木」などとして有名で、皇居の宮殿近くや秋篠宮邸がある赤坂御用地内にもある。
「悠仁」殿下ですか。字面を見て、率直に「おー、かっこいい」と思いました。お名前の示す通り、悠々自適に、悠然とお育ちになることを願います。
水尾さんがこちらのエントリで、過去に「○仁」というお名前だった天皇の一覧表をアップなさっていますが、天皇だけでもこんなにいらっしゃるのに、他の皇族ともかぶらないようにするのは大変だったと思います。皇族は必ずしも「○仁」という名前ではありませんが、それでも相当数いらしたでしょうからねえ。奇しくも昨日判決が出たニセ有栖川宮も「識仁(さとひと)」と名乗ってましたし(水尾さんの一覧表によれば「識仁」は第112代霊元天皇のお名前のようです)。ちなみに「ひさひと(久仁)」は第89代後深草天皇のお名前なんですね。読みはかぶってもいいようです。
まぁでも、今回の命名を受けて一番びっくりしたのは、
ゆずの北川悠仁
でしょう。「○仁」という名前だから、皇族と同じ名前になる確率はありますが、まさか自分と同じ字になるとは思いもしなかったでしょうね。前回の「愛子」さまのときは日本全国津々浦々に同名さんが出ましたが、今回の「悠仁」さまはそうはいません。北川悠仁もすぐにコメントを出したようですが、本当に名誉なことだと思いますよ。その代わり、もう絶対に悪いことはできませんけどね。その名前の後ろに「容疑者」とか「被告」とかが付くのは許されないことですから(笑)。