2006年09月28日

さくらちゃんは気の毒だが…

女児の難病移植募金めぐり2ちゃんで「祭り」(産経 iza!)

 重い心臓病に侵された4歳女児の救済募金をめぐり、巨大掲示板サイト「2ちゃんねる」が連日、「祭り」となっている。女児を救おうと両親と有志が手術に必要な1億3600万円を目標に募金活動を始めたが、サイト上では募金呼びかけの内容に疑問を投げかける声が相次ぎ、さらに別の難病患者の募金活動でも経緯や収支に不透明さがあったとの書き込みも。「巣食う会」との揶揄も飛び出すなど、善意も大金が絡むと思わぬ火の手が挙がるようで…。

 話題となっているのは東京都三鷹市に住む「特発性拘束型心筋症」の上田さくらちゃん(4)への救済募金。さくらちゃんは心臓の筋肉が硬化し心室の拡張機能が次第に低下する難病を発症、渡米しての心臓移植しかない状況に置かれているという。こうしたなか、職場の有志らが「さくらちゃんを救う会」を発足、募金活動をスタート。9月21日には都庁で会見し、移植手術費や渡航費、滞在費など計1億3600万円を目標とする募金を訴えた。

 この募金呼びかけの内容が、2ちゃんなどネット上で問題となった。さくらちゃんの父親はNHKの制作現場で働いているが、職場では旧姓を使用しているため誤解を呼び、「隠蔽」と糾弾された。また大物アーティストがチャリティコンサートを開いたり、著名な漫画家も募金を呼びかける“恵まれた環境”もあってか、自宅の登記内容などが公開され、「自分の金が惜しいのか」「本名を隠して募金活動をするのは不快」などの書き込みもあった。

 過去の難病募金も矛先に。余命わずかとして救済募金を展開したものの目標金額を達成してもなかなか手術しなかったケースや、募金の使途が不明朗なケース、さらに手術後も募金を続けたり、余剰金を別の難病患者に寄付しては−との申し出が無視されているケースなどを列挙。「子供に罪はないが、不可解な会計処理などを見ると難病救済のための募金活動ではなく『死ぬ死ぬ詐欺』ではないか」との皮肉な雰囲気がネット上では支配的だ。

 さくらちゃんを救う会事務局の永田浩三代表は「募金は、親としての最大限の努力をした上、足らなければ助けてもらうという大前提で行っています。この点、ポスターやホームページは説明が足りませんでした」。同会の広報担当者も「上田夫妻がかき集められるだけかき集めた負担額を計算し、近日中にサイトを書き換える。募金の収支などの情報公開は全部ガラス張りにしたい」と話している。





 難病のさくらちゃんに罪は全くないだけに、こういう話が出るのは実に残念なこと。だけど、あくまでも人様からお金を集める以上は、あらゆるものに透明度を高めないといけない。それができていないと、こうやって晒し者にされる羽目になる。

 まあ一度こうなってしまうと、今さら「全部ガラス張り」にしてもダメかもしれない。父親の上田氏は井の頭にものすごい邸宅をお持ちのようだし、それを売りでもしない限りネット上の騒動は鎮火しないんじゃないかな。既に募金済みの人の中にも、これらの事実を知って愕然としている人もいるかもしれない。

 私は、一連の募金詐欺からこっち、街頭での募金活動や一個人のためだけの募金活動というものに警戒心を抱くようになった。今回の件でますますその警戒心は強まり、今後同じような募金活動が行われた場合、どうしても穿った目で見ざるを得なくなりそうである。実に残念なことだが。

 私としては、個人目的の募金よりも「明美ちゃん基金」を推したい。明美ちゃん基金とは、産経新聞が主宰してやっている難病の子供たちのための基金であり、これによって多くの子供たちの命が救われている。明美ちゃん基金の場合は、産経新聞の紙面に誰がいくら寄付したかが定期的に掲載されるし、透明度も非常に高い(当たり前だが)。近年は、本当に貧しくて困っている東南アジアの子供たちが基金の対象になることが多く、実に有意義なお金の遣われ方がされているなといつも感心している。

 私は今は収入に余裕がないので寄付できないが、いずれは毎月定額を寄付できればいいな…と考えている。自己満足かもしれないけど、それによって子供が救われ、日本の好感度も上がるのならそれに越したことはない。
posted by atsu at 23:18| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(1) | ニュース−社会 事件・事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
都内で邸宅に住んでて、生活水準はそのままに、でもお金恵んでくださいってことじゃぁ批判も出るでしょうね。通常の感覚であれば、まず私財を売却、身内や友人同僚にお願いする、金融機関などにお願いする、そして最後に見知らぬ人にお願いするってのが順序だと思いますね。

私も後で収支報告(?)のない募金には一切関与しないようにしてます。テレ朝の電話を使ってできるドラえもん募金は、100円のうち10円が手数料でNTTに入ると聞き、電話するのをやめました。手数料を取るなとは言いませんが、10%は取りすぎかなぁと。

アメリカでの臓器移植費用募金はよく1億単位の金額を目にしますが、実際はそこまでかからないって話もありますね。移植待ちの順番を優先してもらうための費用なんて話も聞かれるくらいですし。

倫理観の問題とかもありますが、臓器移植は最終的にはやむをえないというのが私の考えなので、募金うんぬんより国内での臓器移植の活性化の方が優先されるべきだと思ってます。
Posted by チョロQ at 2006年09月29日 08:49
>チョロQさま

いろいろ考えたんですが、あれだけのおうちと土地をお持ちなら、それを担保にして借り入れることはできないんですかね。NHK職員なら信用もあるし、銀行だって貸してくれると思うんですけど。

なんていうか、この両親には必死さが足りないんだと思います。不誠実な人には手を差し伸べる人はいませんよね。
Posted by atsu at 2006年09月30日 08:59
昨日、公式HPのほうが更新されたようですね。
はじめからこうしておけば、変なケチがつくこともなかったでしょうに…。
Posted by atsu at 2006年09月30日 09:06
2ヶ月前さくらちゃん基金を作ったらしいのですが、救う会公式サイトで全く報告がありません。帰国から1年近くたつのに現地滞在費の精算もされず、謎は深まるばかり。

さくらちゃんを救う会 事務局から
http://www.sakurahelp.com/re-contents/jimukyoku.html
>会計報告(支出報告)を更新しました。 (08年8月3日)
>支出報告を更新しました(6月末分まで)。6月の出納はありませんでした。

日本移植支援協会の基金管理
http://www.ishokushien.com/kaikeihoukoku/sakurakessan.htm
さくらちゃん基金は患者さんのために有効に使われております(下記が明細です)
>2008年6月9日 「恵介くんを助ける会」へ200万円助成しました
>2008年6月9日 「大輔君を救う会」へ200万円助成しました
>2008年6月9日 「美里さんを救う会」へ200万円助成しました
>2008年6月9日 当協会(活動費として)へ200万円を寄付
Posted by れがしぃ at 2008年08月04日 18:09
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似非募金集め?
Excerpt: ほんまかいな?って思う記事があったんで、書いているんですが、さくらちゃんを救うっていう難病の募金活動に疑問を呈している人達がいるらしいです。
Weblog: がんばれニッポン!
Tracked: 2006-09-29 09:30