いよいよ開幕が迫った愛知万博だが、その主要アクセスルートを担う「リニモ」に早くも暗雲が垂れ込めているようだ。関係者や招待客らが対象の内覧会が行われた19日、本番を待たずに「リニモ」の輸送力がパンクする事態が発生してしまった。
以前から、「リニモ」の輸送力を不安視する声はあった。「リニモ」へは名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘駅か、愛知環状鉄道の万博八草駅で乗り換えることになっている。しかし、3両編成の「リニモ」に対し、東山線の電車は6両編成で、JRが名古屋から愛知環状鉄道へ直通させる臨時列車「エキスポシャトル」は10両編成を組む。どう考えても乗り換え駅で乗客の滞留が起こるのは予測できていた。それが、開幕前に実現してしまったわけである。
また悪いことに、浮上式鉄道である「リニモ」は定員オーバーでは動かない。浮いて走るのだからそれも当たり前だろう。普通の電車の場合は定員などあってないようなもので、定員の2倍が乗っても走行には差し支えない。少々ブレーキが効きづらくなる程度である。だが、「リニモ」の場合は1両当たりの積載重量が10.2トンを超えてしまうと、浮上できなくなってしまう。要はエレベーターと一緒だ。
だがそうは言っても、90分から100分という長い時間を待たされた挙句、「重量オーバーなので降りてください」と言われたほうはたまらないだろう。一度乗り込んだ人がなかなか降りず、列車が遅れる事態も起きたそうだが、仕方ないような気がする。
混雑と行列が死ぬほど嫌いな私など、こんな話を聞くとますます行く気がなくなったのだが、もし行かれる方は相当な覚悟が必要である。できれば「リニモ」は避け、バスなどを利用したほうが賢いかもしれない。「リニモ」にどうしても乗りたい人もいるだろうが、これは万博会期限定の交通機関ではないので、いつだって乗ることができる。恐らく万博終了後は空気しか運ばなくなり、多大なる赤字を生み出していくことだろう。そうなってから乗りに行ってあげるほうが乗客にとっても「リニモ」にとってもいいんじゃないかな。
重い!リニモ参った…万博内覧会まさかの混雑(読売)
愛知高速交通(リニモ)公式HP
※このエントリは、投稿日時を捏造しています。
2005年03月20日
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