ドラマ「セーラー服と機関銃」の主題歌(作詞 来生えつこ 作曲 来生たかお)の歌い出しの歌詞「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束」というのを聞いて、ふと考えました。
じゃあ、二度と会いたくない人への別れのあいさつはどうしたらいいんだ?
と。確かに「さよなら」は「左様ならばまたお会いしましょう」の略なので、英語で言えば「See you again」の意味になります。「さよなら」と言った瞬間に「では、またいつか」という意味が含まれるわけです。だから、この言葉は永遠の別れのときには不適切になっちゃうのです。
というわけで、いくつか考えてみました。
まずは、砕けた表現。
(1)これきりで
「多分これっきりでもう会うことはないだろうね」の略。推測だから、これを使ったあとでもバッタリ会うことは可。
用例:円満に別れるカップルなどが、手を振りながら笑顔で「じゃ、これきりで」「うん、これっきりで」。
次に、やや改まった表現。
(2)今生の
「今生の別れと致しましょう」の略。お互いの同意の上で成り立つ言葉。
用例:ビジネス上などで、この人とはもう取引がないだろうなーとお互い思ったときなどに「それでは、これにて今生の」「そうですね、今生の」。
そして、もっともかしこまった表現。
(3)二度とお目にかかりますまい
「二度とそのツラ見せんな」と言われる前に、あらかじめ相手に最大の敬意をもって言っておく言葉。自ら宣言する以上、これを言った以上は絶対に二度と会ってはならない。「今生の」とは違い、一方的に突きつけてもOK。
用例:熟年離婚をするときなど、妻のほうから「それでは、二度とお目にかかりますまい。年金だけはしっかり頂きますが」「ああ、もう二度とそのツラ見せんな」「言われなくともそう致します」。
他にどんな適切な言葉があるでしょうか。皆さんも何か妙案があったらコメントください。
2006年10月17日
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言葉は相手にどんなイメージを与えるかで変わって来ますよね。柔らかく言うには
「ではこれで」
「ではこれにて」
後に続く言葉は自分の中にしまって置くのがいいかなぁと思います。
二度と会いたくない、のプラス的な印象のほうなら「ごきげんよう」は使いたいかもしれません。
二度と会わない、のプラス的な印象のほうなら「ごきげんよう」は使いたいかもしれません。
…我ながらとてつもなく古い言葉を思い出してしまいました_| ̄|○
「おととい来やがれ!」
「お、覚えてろよ!」
うーむ、違うなあ…。
これぢゃ単なる捨てゼリフですよね ^^;
で、いいんじゃないでしょうか。
もちろん、言われた相手は、こう答えます。
「オマエモナー」
ま、死語の世界ですけども^^
・・・すみません、ジョジョネタでw
「もう金輪際会わないことでしょう」はきつい表現ですけどいかがでしょう?
初めまして。コメントありがとうございます。
「これにて」は確かに最も柔らかい表現ですね。でも、あくまで私の勝手な思い込みなんですが、「これにて」の前には「今日は」が入っているような気がするんです。
だから「今日はこれにて。また後日」というニュアンスが含まれるような気がするんですよねぇ(^_^;)
>まっすーさま
「ごきげんよう」は「アロハ」みたいに会ったときも別れるときも使える便利な言葉ですよね。
>水尾さま
「覚えてろよ!」だと、「いつか仕返ししてやるからな!」という意味を含むからまた会っちゃうんじゃないでしょうか。
「おとといきやがれ」はいいと思います。しかし、上手い表現を考えた人がいるものですよねぇ。
>SUSIさま
うーん、ちょっと別れ際の言葉とは違う気が。
それなら「あの世でな!」はどうでしょうか。
>カミュさま
ブチャラティですね。
このFLASH(http://qwerqwer1234.hp.infoseek.co.jp/mudah/mudah.swf)を思い出しました。
「金輪際会わないことでしょう」は「お目にかかりますまい」と同程度のかしこまった表現ということでいいと思います。