カメラマンの鴨志田穣さんが死去(朝日)
鴨志田 穣さん(かもしだ・ゆたか=カメラマン・エッセイスト)が20日、腎臓がんで死去、42歳。葬儀は近親者のみとし、後日「お別れの会」を開く。喪主は元妻で漫画家の西原理恵子さん。
高校卒業後、タイに渡り内戦のカンボジアなどでカメラマンとして活動。著書に西原さんとの共著「アジアパー伝」、アルコール依存症を克服した体験をもとにした私小説「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」など。
今日の毎日新聞で「毎日かあさん休載のお知らせ」を読むまで、私は不覚にも鴨志田さんが亡くなったことを知りませんでした。心よりご冥福をお祈り致します。
鴨志田さんのことは、西原理恵子の漫画を通してしか知りません。でも、アル中を克服し、再び西原さんや子供たちと一緒に暮らすようになったことが作中で描かれていたので、陰ながら「よかったね」と思っていたところでした。ついこないだまで、家族揃ってフィリピンかどこかに旅行している様子が漫画になっていたので、突然の訃報に驚いています。
腎臓がんということですので、もしかしたら鴨志田さんも西原さんも死期を悟っていたのかもしれません。だから西原さんはいったん別れた夫と同居し、子供たちに父との思い出を作ってあげたのではないでしょうか。同時に鴨志田さんにとっても、最期のひとときを子供たちと過ごせたことは幸せだったと思います。
「毎日かあさん」がしばらくお休みということで、日曜の楽しみがお預けとなるのは残念ですが、いずれまた心温まる漫画を読ませて頂きたいな…と思います。とりあえず今は、ゆっくり心と体を休めてください。