2013年08月10日

四国完全制覇の旅・その1

 短い夏休みを利用して、3日間の予定で四国へ来ています。目的は、伊予鉄・土電・琴電の未乗区間と四国ケーブルの八栗ケーブルに乗車し、四国の鉄道を完全制覇することです。

 本来ならこの3日間は北海道へ行ってるはずでしたが、例の事故の影響で乗りたかった「お座敷えさし号」がお座敷じゃないただの「えさし号」になってしまったので、行く意味がなくなって四国へ行き先を変更したのでした。そしたら北海道では9日の豪雨で函館本線が不通になったりしてしまったので、本当に計画を変えて正解でしたね。

 さて、朝6時ののぞみで東京を発った私は、岡山から快速マリンライナーへ乗り込みました。今回はちょっと奮発しまして、初めてグリーン車に乗車。それも、1号車1番A席のパノラマグリーン席です。

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 A席は運転士の真後ろなんでちょっとイマイチではありましたが、それでも瀬戸大橋で前が見えるというのは格別なものです。

 マリンライナーは四国に渡って最初の停車駅である坂出で降り、ここで「バースデーきっぷ」を買います。この切符は3年前に四国へ来た時にも使いましたが、誕生月に限ってJR四国の全線が特急のグリーン車まで3日間乗り放題になるという大変オトクな切符です。しかもお値段はたったの1万円。同一工程なら3人まで一緒に旅行することもできます。最近九州も同じような切符を出しましたが、そちらは同伴者用切符がないので四国に劣ります。JR四国さんは、経営が苦しいにもかかわらず大変太っ腹でございます。

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 坂出からは一路松山を目指しますが、まずは多度津行きの特急「いしづち11号」に乗車します。「いしづち」は本来、高松〜松山間を走っている特急で、宇多津で岡山から来た「しおかぜ」と併結するのですが、GWやお盆・年末年始の多客期になると、全編成を「しおかぜ」として運転するために高松〜宇多津または多度津間の区間運転にされてしまうのです。

 つまり高松からの乗客は必ず乗り換えを強いられているわけですが、この時期は岡山からの客が圧倒的に多いので仕方ないということでしょうか。事実、「いしづち」はガラガラでしたが「しおかぜ」は自由席に立ち客が出るほどの状態でやってきましたから。

 でも、写真のキハ185系が予讃線内で特急運用に入るのはこの臨時「いしづち」くらいでしか見られないので、貴重とも言えます。

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 多度津からはやっと松山行きの「しおかぜ7号」に乗車。自由席はかなり混んでましたが、グリーン車が確保できたので楽ちんでした。松山には定刻の13:13に到着。


 松山に到着後、すぐに伊予鉄未乗区間の乗り潰しにかかります。電車内で1日券(400円)を買い、さっそく松山市駅前へ。

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 松山市駅前にはちょうど坊っちゃん列車がスタンバイしていました。今や松山の街にすっかり馴染んだこの列車ですが、私はまだ乗ったことがありませんでした。SLの形をしているけれど実はディーゼル機関車で、走りだしてみるとけっこう豪快なエンジン音がします。でも、本物でなくても何とか忠実に再現したものを走らせたいとした伊予鉄の心意気に感心します。

 客車も忠実に再現しているので、もちろん冷房などはなし。乗り込んでみるとサウナ風呂のような汽車だ。しかし、その暑さの中でも運転士さんや車掌さんは汗まみれで素敵な笑顔を振りまいている。実に見事である。とは言え、帰りもこれに乗ろうという気持ちにはさすがになれませんでしたw。

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 終点の道後温泉駅では機関車の方向転換作業を見学。当鉄道にターンテーブルなどという設備はないので、なんと機関車は自らリフトアップして人力で回すという離れ業を行なっています。イメージではものすごく重そうだと思っていたのですが、見ていると意外にすんなり回ってました。客車も二人の人力で引いたり押したりして入れ替えを行います。最初は少し力が要りますが、鉄の車輪に鉄のレールだから、転がり始めれば楽みたいですね。

 道後温泉からは普通の電車で折り返したのですが、突然消防車がけたたましいサイレンを響かせて走ってきました。何だろうと思って消防車が向かった先を見てみたら、空には真っ黒い煙が立ち上っていました。

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 消防車は次から次へとやってきます。ホテルにチェックインしてからニュースを見たら、焼けたのは宝厳寺というお寺で、何でも重要文化財の一遍上人像が失われてしまったみたいですね…。なんてこった。

重文の一遍上人立像焼失か…松山・宝厳寺で火災(読売)

 さて、まあ火事は私がじたばたしてもどうにもならないので、気を取り直して乗り潰し再開です。先ほどの坊っちゃん列車で城南線の上一万〜道後温泉間に乗車したので、あと軌道線で乗ってないのは本町線(西堀端〜本町六丁目)だけとなりました。

 しかしこの本町線というのが、30分に1本しか電車が走らない閑散路線なのですよ。松山駅前〜松山市駅前〜道後温泉間などは1時間に10本以上の電車が走っているのに、ここだけ極端に少ないのです。沿線は市の中心部で、決して人が少ない地区というわけではありません。道路自体も片側3車線でとても立派です。でも、線路は単線。思うに、あまりに本数が少ないから乗る人がいないんじゃないですかね? 本町六丁目まで乗ったのは私を含め2人だけでしたが、こちらも他の路線と同じくらい走っていれば乗る人は多いと思います。

 終点の本町六丁目に着いた時点で、伊予鉄の軌道線は完全乗車達成。あとは鉄道線の高浜線と横河原線に乗れば伊予鉄は完璧です。本町六丁目から城北線に乗って、鉄道線との乗換駅である古町駅に行きました。

 期間限定で発売されている「郊外電車一日乗車券」(1000円)を買い、高浜線の高浜行きに乗車。高浜線はその路線のほとんどが複線という、地方私鉄としてはかなりの高規格路線です。伊予鉄の電車は最近、元京王井の頭線の車両が多くなってきていますが、このときやってきたのは伊予鉄オリジナル車の610系でした。

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 終点の高浜駅。なかなか雰囲気のよい木造駅舎です。最近、福山雅治主演の「真夏の方程式」という映画のロケに使用されたようで、そのポスターと劇中で使われた「玻璃ヶ浦駅」という駅看板が飾ってありました。ところで私は知らなかったのですが、隣の梅津寺駅は「東京ラブストーリー」のロケ地なんですね。なんか、ホームの柵に赤いハンカチがたくさん結びつけてありました。

 折り返しの電車はそのまま横河原線直通の横河原行きとなりました。なのでこのまま乗っていれば、横河原線も完乗達成できてしまうというわけです。途中、猛烈に眠くなってきたので、あえてかぶりつくことで眠気を抑制しました。

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 横河原線終点の横河原駅。こちらも古めかしい木造駅舎です。こういう駅舎が古いながらも綺麗に使い続けられているというのは実にいいですね。

 これで、初日の目的は全て達成。時間が余ったのでこのあとは、坂の上の雲ミュージアムと松山城に行きました。夜には道後温泉本館にも行こうかなと思いましたが、さすがに疲れたのとクソ暑い時に暑い風呂に入りたくないと思ったのでやめちゃいました。

 明日は予土線を経て高知へ向かいます。では。

posted by atsu at 23:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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