草むらで弱っている幼鳥を見つけた49歳の会社社長。すわ大変だと、自宅へ連れ帰って介抱し、そのまま種類も知らぬまま飼育を始めた。しかし、その鳥が絶滅危惧種で飼育が禁じられているハヤブサだったからさあ大変。手が後ろには回らずに済んだが、種の保存法違反、鳥獣保護法違反という2つの前科が付いてしまった…。
彼に悪気がまったくなかっただけに、実に気の毒だ。ペットショップに飼育法を相談しに行って通報されてしまったそうだが、彼はハヤブサだと知らずに飼っていたのだから、「この鳥は飼っちゃマズイですよ」と教えてくれればよかったのに。このペットショップも配慮がないよね。
鳥に詳しい専門家は「ハヤブサをタカやトンビと見間違うことはない」と言ってるが、普通の人の感覚じゃ分からないって。それに、飼っちゃいけないってルールも普通は知らんよ。誰に迷惑かけたわけでもないし、確信犯でもないんだから、寛大な措置をお願いしたいなあ。
ところで、衰弱した野鳥を見つけた場合は動物園に知らせなければならないらしい。疑問なんだけど、もしも弱ってるのがカラスだった場合でも、動物園は適切な対応をしてくれるのかしらん?
本人知らず…ハヤブサ勝手に飼った49歳社長を書類送検(サンスポ)
2005年07月24日
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「ハヤブサをタカやトンビと見間違うことはない」って・・・自分らの感覚で言われてもねぇ・・・しかも幼鳥なんだし・・・考慮してあげてほしいですね。
弱っているのを見つけて通報したときは、しっかりと動物園が引き取って成鳥になるまで育ててほしいものです。
あと、専門家が自分の感覚で物事をしゃべるのは感心しませんね。
そりゃ鳥マニアのあいだでは見間違うはずはないでしょうが、普通の人は分かりません。
カーマニアが普通の人に「フェラーリとランボルギーニを見間違うはずがない」と言うのと同じですね。
一般人には、どちらも同じようなスーパーカーにしか見えません。