2007年10月25日

結局訴訟かぁ…

住民「勝利宣言にカチン」 楳図さん宅訴訟で(中日)

 漫画家の楳図かずおさんが東京都武蔵野市内に建築中の自宅をめぐり、外壁を赤白しま模様にする工事の差し止めなどを求め提訴した住民側代理人の長谷川健弁護士が24日、東京で記者会見し「仮処分が却下になった際の楳図さんの“勝利宣言”に、住民がカチンときた」と提訴の理由を話した。

 長谷川弁護士は「住民同士のトラブルなので、判決などで白黒つけるよりも話し合いをしたいと思っていた」と説明。訴状では「住民は景観破壊で平穏に暮らせず、騒音被害ならぬ『騒色被害』を受ける危機に直面している」と訴えている。

 今後、裁判の途中で工事が完成すれば、外壁の撤去や損害賠償を求めていくという。

 工事差し止めの仮処分申し立てを却下した今月12日の東京地裁決定後、楳図さんは「色とボーダー(しま模様)に関して法的に理解を得たことは、全国の同じ立場の方にも勇気を与えた」などとコメントしていた。

(共同)





 この住民もしつこいですねぇ。いったん仮処分申請が退けられたものを、訴訟に持ち込んでも勝ち目はないと思うんですけど。楳図先生はこのほかにも「ボーダー記念日なのら〜」と言ったりもしましたが、別に常識の範囲内のコメントだと思いますしね。仮に、原告の住民を指して「このセンスが理解できないとは教養が足りない」とか「この程度のことで騒ぐのはキチガイ」とか言ったんだったら名誉毀損での提訴が可能かと思いますけど、このくらいじゃ提訴理由にもならんでしょう。

 一部情報によると、未だに執着しているのは2軒くらいらしいです。楳図先生のファンが近所の人に先生の家までの道を訊いたら普通に教えてくれたとも言ってましたし、多くの住民は別に問題視などしていません。むしろ、楳図先生ほどの大人物が近くに住んでいるなんてことは、誇らしいことだと思います。

 原告は「騒色被害」とかいう新しい言葉を作って騒いでいますが、恐らく認められることはないでしょう。景観がどうのこうのとも言いますが、そもそも日本の住宅地に守られるべき景観なんてありません。さすがに、家中の壁に電飾つけて一晩中点灯していたりしたら問題でしょうけど、紅白に色を塗るくらいで「騒色」と言うのは言い過ぎです。これで健康被害が出るんだったら、原告の人は入学式や卒業式には行けませんよ。

 楳図先生も、隣人に恵まれませんでしたねぇ。一度こんなことがあるとこれからもずっと気まずいでしょうし、せっかくのおうちも住みづらくなってしまいますね。残念なことです。
posted by atsu at 23:31| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | マンガ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
個人的にですが、カーテンあけたら目に飛び込んでくるのはいつも赤と白の縞模様の壁、っていうのは嫌ですわ。「個性」をはき違えてる気がします。

>そもそも日本の住宅地に守られるべき景観なんてありません。

だから自分の好きなようにやっていいということですか?これは少し調べられた方がいいですよ。景観は「守られる」ために作るものではないと思います。
Posted by crueza at 2007年10月27日 11:32
>cruezaさま

ご批判ありがとうございます。

うーん、確かに壁の色を受け入れられるかどうかは個人差が大きいと思うんですが、楳図先生という人を表現するのに紅白の壁というのはそれ以外にないほど分かりやすいわけで…。

もちろん、自分の家なら何をやってもいいとは思ってませんけど、私には紅白の家がそれほど常識を逸脱しているとは思えないんですよね。
せめて、完成してから騒ぐんなら分かるんです。でも、今はまだ完成予想図しかないので、正直私のイメージでは、原告の主張が納得できません。

長野にある楳図先生の別荘も紅白の壁ですけど、目に突き刺さってくるような強烈な色ではありませんでした。

私はいいと思うんですけどねぇ。
Posted by atsu at 2007年10月27日 20:43
完成してから騒いでも遅いでしょう。それから訴えても、建築許可は下りたあとだし、結局問題ないってことで片付けられてしまいますよね。それこそやったもん勝ちです。そもそも、氏の作品を知らない人にとっては、奇抜な建物にすぎません。

(建ててしまえば原告もあきらめるんでしょうがね・・・。)

私としては、そういう家を建てる理由を聞かせてほしいですね。

景観に配慮するっていうのは、場所がどこであれ必要なことだと思うんです。もっとも、今の日本の景観はどうしようもなくダメですが。

ちなみにこんなのがあります。
http://www.utsukushii-keikan.net/10_worst70/worst.html
Posted by crueza at 2007年10月27日 23:39
>cruezaさま

このページは知ってますよ。
これを見るとつくづく、日本の景観はカオスだと思いますね。
一貫した都市計画がなく、個々の建てるままに任せていたからこうなっちゃったんですよね。

でもまぁ、このページで批判されているものの中にも「浅草のアサヒビールの金のウンコ」みたいにその街の景観として馴染んでしまったものもあるので、一概に何が悪い景観なのかはその人の主観によるものが大きいと思います。

私も、京都の祇園みたいに一貫した景観が守られているところは今後も守るべきだと思いますが、日本の多くの都市は今さら景観がどうこうと言っても遅きに失しているところばかりだと思いますね。

ウチの田舎なんかも酷いものです。
田んぼの真ん中に、こないだできたばかりのイオンがドン!とあります。景観もへったくれもないですよマジで。
Posted by atsu at 2007年10月28日 00:24
世田谷なんかひどいもんですね。
イオンも・・・青山も・・・ねぇ(´Д`;)

アサヒビール本社は酷評の的になってますねw
初めて見たら違和感のあるものでも、毎日見てたら慣れてしまいます。件の氏の家もたぶんそうなるでしょう。だからといって「別にいいじゃない」とお墨付きを与えてしまうと、景観ってなんだろうなぁと・・・。そういう意味では、建築物や景観に対する客観的な視点は必要なのではと思います。
Posted by crueza at 2007年10月28日 12:12
やはりそのためには、あらかじめ何らかの法的根拠を用意しておかなくてはならないですね。

変な建物が建つことになってから騒いでは遅いんだと思いますよ。建って欲しくなければ、先に条例でも作って景観保全に努めねばなりませんね。
Posted by atsu at 2007年10月30日 01:22
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