2007年11月14日

恐るべき、反日の丸・君が代教育の指針

【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(8)(産経)より抜粋

 大分県教組大分支部の平和教育小委員会は2002年、小1から中3まで各学年で国旗国歌をどう教えるかを示した「日の丸・君が代学習系統表」を作成、現場の教員に配布した。そこには次のような指導目的が掲げられていた。

 小1▽「ああうつくしい」と歌われている「ひのまる」を悲しい思いで見ている人たちがいることを知る

 小2▽「君が代」が「国歌」として使われるようになったが、この歌で悲しい思いをする人もいることを知る

 小5▽戦時中、戦争を推し進める手段の一つとして、小学校でも「日の丸」教育が行われ、日本中で戦意を高揚させていたことを知る

 小6▽99年8月、(国旗及び国歌に関する法律が)「数の力」によって成立し、法制化された経緯を知り、問題点を考える

 中1▽「日の丸」「君が代」が思想統制のために使われたことを知る

 中3▽国民主権と天皇制の矛盾、現在の国旗・国歌のあり方について考える…


 この系統表について大分県教組大分支部は「作成したのは事実だが、現在は配布しておらず、現場でも使われていないと思う。詳しいことは分からない」と言葉を濁す。

 学習指導要領は「我が国の国旗と国歌の意義を理解させ、これを尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗と国歌も同様に尊重する態度を育てるよう配慮する(小学6年)」と規定している。

 昨年12月、改正された教育基本法も「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」とうたっている。

 文科省は、大分県教組の系統表に対し、「学習指導要領に反する内容だ」(教育課程課)としながらも、実態調査などに乗り出すつもりはないという。

 自国や他国の国旗・国歌に敬意を示すことができない児童生徒がこうして誕生していくのである。(川瀬弘至)





 私は、日の丸・君が代がどのように成り立ち、どのように使われてきたのかは負の面も含めて教えるべきだとは思っています。今の教育はあまりにも国旗・国歌についての扱いが酷く、掲揚の仕方すら教えないからです。だけど、いくら教えると言っても、この大分県教組の作成した指導目的は酷すぎます。これでは負の面しか教えていないではないですか。

 他の県にもこのようなものがあるとは信じたくありません。こんな教育を施されたら、日の丸・君が代に対して悪感情以外の感情など持てなくなるでしょう。これは非常に悪質な洗脳教育と言わざるを得ません。

 彼らは日の丸・君が代に反対する際、よく「子供たちに強制しないで」などと子供をダシにした言い方をします。だけど、子供たちが自主的に日の丸・君が代を拒否するなどということは本来あり得ません。拒否する子供がいるのなら、周りの大人によって偏った思想を刷り込まれたからだとしか思えませんでしたが、こういう教育が実際に行われているのなら合点がいきます。

 中1の欄に『「日の丸」「君が代」が思想統制のために使われたことを知る』とありますが、自分たちがまさに今、子供たちに思想統制しているのだと気付いていないとしたら愚かです。国旗・国歌を敬うことは、世界的に見ても当たり前のことであり、思想ではありません。しかし、国旗・国歌を執拗に拒否するというのは明らかに偏った思想です。その思想を刷り込まれた子供たちは、いつか無意識のうちに他国の国旗・国歌を汚し、その国の人々から白い目で見られることでしょう。


 なお、同記事には修学旅行で南京大虐殺記念館に連れて行かれ、捏造された歴史に騙されて持つ必要のない罪の意識を持たされてしまったカワイソウな学生のことも載っていました。もし、今の私が高校生だったら、そんなところに連れて行かれる修学旅行は思想・信条の自由に従って拒否しますね。でも、私も当時は「東條英機は極悪人!」とか思っていたほどの純粋まっすぐ君だったんで、連れて行かれればきっと信じてしまっていたと思います。歴史を知らぬ子供を南京に連れて行くなどというのは、私は罪だと思いますよ。
posted by atsu at 22:47| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 国旗・国歌問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
教師が日の丸・君が代を嫌うのは思想信条の自由の範囲内とすることはできますが、それを生徒にまで押し付けるのは、その生徒の思想信条の自由に対する侵害であるばかりか、生徒に対する教師の優越的立場を利用したパワー・ハラスメントであると非難されても文句は言えないと思うのですがねぇ。
Posted by かせっち at 2007年11月15日 20:07
>かせっちさま

同感です。

私も、百歩譲って教師が心の中だけで日の丸・君が代を嫌うのはまあ仕方ないと認めてあげてます。それこそ本当の「内心の自由」ですから。
でも、それを学校行事の場で体現させてはいけないし、ましてやその思想を子供に押し付けるなどは職権濫用にも程があると思います。
私はモンスターペアレントを軽蔑していますが、子供を洗脳する教師に対してはモンスター的態度で対峙しようと今から誓ってますよ。
子供ができる予定はおろか結婚する予定すら目途が立たないから、いつのことになるか分かりませんがね(笑)
Posted by atsu at 2007年11月17日 21:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。