まあ、遅きに失した感は拭えない。問題が発覚したときにすぐやっておけばここまで傷口が広がらなかったのに、読者や一般記者に突っつかれてからやるようでは評価できないね。
それに、同じ会見の場で朝日新聞の記事が新聞協会賞を受賞したことに話が及ぶと
「社員の仕事が他社に負けていないと胸を張って言える。大変ありがたい」
などと自慢コメント。確かに受賞した記事はいい記事なんだろうけど、謝罪会見で自社記事をべた褒めしてどうする。こういうときはウソでも
「せっかくの受賞も不祥事のせいで霞んでしまった。その記事を書いた記者にはたいへん申し訳ない」
とか言っとくのが普通だろ? だいたい、高校野球における不祥事だったら優勝決定後でもその扱いの是非が問われる(駒苫は取り消されなかったが明徳の県大会優勝は取り消された)と言うのに、新聞社は不祥事起こしても賞は賞として問題なくもらえるからいいよね。こういう不祥事のあとだし、辞退することも考慮するのが当たり前なんじゃないの?
それに、朝日の一般社員も反省しているとは思えない。その証拠が、今日の夕刊の「素粒子」。
間違うことはある。
子曰く「過って改めざる、是を過ちと謂う」あるいは「過てば則ち改むるに憚ること勿れ」。× ×
「何が正しく、何が間違っていたのか時間をかけて確認したい」と、カトリーナ混乱で米大統領」
「批判を受け入れる」と、イラク人道支援疑惑で指導力欠如と管理責任を問われた国連事務総長。
「すべてを洗い直してすべてを見直す」と、作り事メモに基づく選挙記事問題で小社社長おわび。
これってさ、「孔子もこう言ってることだし許してちょんまげ♪」ってこと? 到底不祥事を起こした本人が書くことじゃないわな。他の新聞がこれを引用して「まあ朝日さん、間違いは誰にでもありますよ」と慰めるなら分かるけどさ。これじゃあ、「罪を憎んで人を憎まず」を引用した小泉のことを批判できないんじゃない?
自分で言うな!
って点で。あのとき、朝日はさんざん小泉批判していたと思うんだが。
一方、毎日新聞は夕刊一面コラム「近事片々」で、次のように朝日を皮肉った。
朝日新聞の取材メモねつ造事件で、同社の秋山耿太郎社長は「深夜でも会見を開くべきだった」と判断ミスを認めた。今年の新聞週間の代表標語を拝借すると「『なぜ』『どうして』もっと知りたい会見で」なのだ。
最近、毎日は朝日に対して手厳しい。どこまでも凋落していく盟友に喝を入れているのか、はたまた見限ったのか。毎日にも様々な問題点はあるが、少なくとも朝日よりは数段常識が備わっている。
虚偽報道 朝日新聞社長が謝罪 箱島取締役、辞任 新聞協会会長職も(産経)
新聞協会賞、朝日など7件(産経)
会社自体腐ってますよ。
新聞の勧誘でうちに関して言えば朝日だけが1日に2回来るのを1週間も続けられましたから。うるさくて最悪でした。2日目で切れてるのに....。もう朝日はいいって感じです。
この一言で済ますあたり素敵。飛行機が落ちても「落ちることもある」電車の脱線事故がおきても「脱線することもある」で済みます。少なくとも朝日新聞はこれで納得してくれるでしょうよw
私もこれから仕事でバグを出したら「バグることもある」とお客さんに説明してみよう。
ブチ切れされると思いますがね(笑)
朝日の勧誘が1日に2回×一週間ですか!?
それはまあ、大変な目に遭いましたね。
朝日の勧誘員には悪い噂ばかり聞きますが、いくら何でもしつこ過ぎますね。
でもまあ今後は「捏造する新聞はいりません」の一言で片付けられるんじゃないでしょうか。
>佐倉純さま
まあ朝日の取材に対しては、どんな企業もそう答えればいいでしょうよ。もちろん孔子も引用して。
各企業の皆さんは、8日の「素粒子」はコピーして永久保存しといたほうがいいと思いますね。