2005年11月17日

キャバ嬢は髪が命

「短く切りすぎ…」 髪は命、美容院に賠償命令(産経)

 東京・歌舞伎町のキャバクラに勤める女性(27)が「美容院で希望に反して髪を短くされ、収入も減った」とし、都内の美容院経営会社に慰謝料など600万円を求めた訴訟の判決で、東京地裁の水野有子裁判官は16日、「女性は髪をアピールポイントとしていたのに自信が持てなくなった」と述べ、慰謝料約24万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は昨年4月、渋谷区の美容院で髪を切る際、「巻き髪やアップにできるよう、最も長い部分の長さは残す」などと注文。しかし、カット後は頭頂部が約7センチの短さになり、付け毛などでカバーせざるを得なかった。

 水野裁判官は「美容師が十分な確認を怠り、結果として意に沿わない髪形となった」と過失を一部認め、「容姿の美しさが重視される職業で、髪形は大きく影響する。女性は接客にも自信が持てなくなった」と述べた。





この記事を読んで、キャバクラ嬢という職業もすっかり市民権を得たんだなと思った。キャバ嬢に対して最大限の理解を示し、最大限の配慮をした画期的な判決だと思う。

 今回の裁判長が女性だからという面もあるだろうが、それにしても「客に髪を切ったと知られないためのエクステ代が高くついた」とか「そのために同伴出勤ができなくなり、収入が落ちた」などというキャバ嬢特有の事情も加味してくれたのはすごい。話の分からない裁判長だったら「髪を短く切られた程度で、キャバ嬢の仕事にそれほどの支障が出たとは認められない。よって棄却」という判決が出てもおかしくはなかったと思う。

 まあしかしこの美容師さんも、いったい何で長い髪を7センチの長さまでにカットしてしまったんだろうね。7センチといったらかなりのショート。長い髪が自慢だった彼女にとっては、それを意図に反して切られるのはよほどの苦痛だったに違いない。髪はいつかまた伸びるし、エクステ付けて誤魔化すことだってできるけど、でもやっぱり腹が立つよね。美容師が新人なのかベテランなのかは分からないけど、いくら何でも間違えすぎだ。

 彼女は、その美容院に行ったのは初めてだったんだろうか。考えるに、いつも担当してもらっている美容師さんだったらこんなミスはしない気がする。私は上京以来5年間、同じお店の同じ美容師さんに切ってもらっているが、ここまで通いつめるとオーダーもツーカーで済むからすごく楽。向こうも私の好みの髪型を分かっているから、私も信頼して頭を託すことができる。切られているあいだに不安にかられることもないから、今後も何もない限りは美容院を変えるつもりはない。自分が満足できる美容院を見つけることって大事だね。

 キャバ嬢さんの話に戻るが、キャバクラの世界ってのはシビアなものなのね。彼女の思い込みなのかもしれないが、髪が短くなったくらいで人気が落ちてしまうんだから。私の貧相なイメージでは確かにショートのキャバ嬢ってのは思いつかないけど、ショートじゃダメなのかね? 彼女は必死に髪を切ったことを隠そうと努力していたみたいだけど、世の中にはショート好きな男性だってけっこういるからそれはそれでウケたかもしれないのに。ま、どんな酷いカットにされたのかが分からないから勝手なことが言えるワケだけどね。


posted by atsu at 23:05| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(2) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
底意地の悪い私は、ジェンフリ論者に、この判決をどう評価するか、聞いてみたい気分になったりします。
私自身は、こういう判断は、女性が社会に出やすくなる一つの解だと思うので、良い判決だと思います。
Posted by 佐倉純@桜日和 at 2005年11月18日 11:01
私も訊いてみたいですね。いったいどういう答えが返ってくるでしょうか。

そもそも、キャバ嬢という職業を認めず「容姿で優劣が決まるのは女性蔑視!」と批判するのか、それとも女性に有利な判決だから評価するのか、どっちでしょうね。
Posted by atsu at 2005年11月18日 23:25
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■希望と異なる髪型で美容院に24万円の賠償命令
Excerpt: ---産経05/11/17記事引用---東京・歌舞伎町のキャバクラに勤める女性(27)が「美容
Weblog: はずれ刑事慎重派パート3
Tracked: 2005-11-19 14:55

キャバ嬢髪形訴訟で美容室に賠償命令
Excerpt: 東京・歌舞伎町のキャバクラに勤める女性(27)が希望に反して髪を短く切られたため、店での売り上げが減ったとして、東京都渋谷区の美容院に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が東京高裁であった(2006年8月..
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