「週刊ヤンサン」休刊を検討 コトー、海猿など掲載(朝日)
テレビドラマ化された「Dr.コトー診療所」などで知られる漫画誌「週刊ヤングサンデー」の休刊を、発行元の小学館が検討していることが20日分かった。
ヤングサンデーは隔週刊の青年誌として87年3月に創刊され、95年11月に週刊化された。「海猿」などが人気を呼び、現在は詐欺師の戦いを描いて映画化もされた「クロサギ」などを連載している。95年末には公称68万部だったが、現在は20万部。小学館広報室は「休刊も視野に入れているが、最終的な決定には至っていない。遅くない時期に経営判断をする」とコメントしている。
ヤンサンってそんなに売れてなかったんですかね。東スポによると実際の部数は10万部弱で、90万部超えのヤンジャン、ヤンマガに大きく水をあけられているみたいですが、そこまで減っているとは思いませんでした。発売日にコンビニに行っても、だいたいヤンジャンと同じくらいの冊数が並んでいる気がするんですけどね。
でも、四大少年誌系列の青年誌には、もっと部数が少ないと思われるヤングチャンピオンだってあるんだから、先にヤンサンが辞めたら小学館の名が泣くと思いますよ。確かにヤンサンの場合、ビッグコミックスピリッツと読者層が被っているのは否めませんが、ここは気張ってほしいものですね。もしアレなら、週刊を辞めてヤンチャンやアニマルみたいに隔週刊にすればよろし。
小学館といえば、国内出版社では最大手。ヤンサンはメジャー誌ですが、サンデーGXとか、ビッグコミックスピリッツIKKIといったマイナー誌も多く出してます。特にIKKIなんか、編集長の趣味で「鉄子の旅」みたいな鉄道マンガをやっちゃったくらいだから、かなりの余裕があると思ってたんですがね。でも実際は、ヤンサン一誌も維持できないくらい屋台骨がぐらついているんでしょうか。
まあそう言いながら、私もヤンサンは買ったことありませんがね。読んでるのは「コトー」「クピド」「魔Qケン」だけなんで、立ち読みで済むからなんですが。同日発売のヤンジャンに比べると、立ち読み作品数は少ないですな。昔は「オーバーレブ!」とか好きでした。