熊本市の82歳男、20代女性に繰り返しつきまとったとしてストーカー規制法違反容疑で逮捕(FNN)
熊本市の82歳の男が、ストーカー規制法違反の疑いで警察に逮捕された。つきまとわれていたのは20代の女性だった。
ストーカー規制法違反の疑いで熊本市の無職・徳井昭三容疑者(82)が逮捕された。
警察の取り調べに対し、徳井容疑者は「女性を一目見たかった」と供述した。
徳井容疑者がつきまとっていたのは、20代の女性会社員だった。
近所の人は「学校の先生をなさっていたことは、めいっ子が習ったって言ってましたので。車に乗っている1人の姿は見ましたけど」と話した。
徳井容疑者は2009年12月ごろ、女性会社員が勤務する熊本県内の会社に客として訪れ、2010年2月から11月8日までの間に、交際を迫る目的で勤務先や自宅に、あわせて6回押しかけたという。
近所の人は「(徳井容疑者は)温厚な優しいおじいちゃまという感じなので」と話した。
2月、徳井容疑者は、警察から書面で警告を受けたが、つきまとい行為が収まることはなく、7月にはストーカー規制法違反で在宅起訴されていた。
老いてなお盛んですな。自分の歳を考えろと言う人もいるでしょうけど、いくつになっても恋に落ちるときは落ちるんじゃないかとも思います。
世の中いろんな人がいますから、私みたいにまだ20代なのにろくすっぽ恋愛もしないで気ままに生きてる人間もいれば、彼のように80を過ぎてもまだまだ女性を追っかける人間もいます。人それぞれ。
これらの記事だけでは、彼がどんな悪質な行為をしたのかが分かりません。もしも、記事にあるように「10カ月のうちに女性のところへ6回押しかけた」ことだけが逮捕理由なら、まあなんとも恋愛しづらい世の中になったものだねと思うしかないです。思うんですが、この爺さんが若かりし頃は、意中の女性に振り向いてもらうためにこれくらいのアプローチをするのは当たり前だったんじゃないでしょうか。でも今は、一度断られてもなおアタックし続けると、ストーカーの烙印を押されてしまう残念な時代なんですよね。
今時、フラレてもフラレてもめげずにアタックして恋が成就するなんてのは、フィクションの中でしかあり得ないことです。現実でやったら3回目のアタックあたりで警察沙汰にされちゃいます。現代では一途に女性を思うことが罪であり、そんな男は性犯罪者に等しい扱いを受けるのです。確かにストーカーが殺人事件まで起こしてしまう事例もありますが、ただ愛を伝えたかっただけなのにストーカー認定されてしまった例も多いんじゃないでしょうか。
嘉門達夫の「マーフィーの法則」に「セクハラとは、何をされたかではなく、誰にされたかによってそうであるか否かが決まる」というのがありましたが、ストーカーも同じですね。相手に拒絶されたらおとなしく引き下がるしかない時代ですから、そりゃ草食系男子とやらも増えると思います。
あ、いちおう念のため最後に付け加えておきますが、女性に対して「少しくらいキモい男から告白されても許容しろ」なんて言ってるわけじゃないですからね。こういうご時世だから仕方ないんです。本当にキチガイな男も多いから、女性が必要以上に怯えるのは当然です。