岐阜・多治見で39.4度=関東、東海で死者5人―今夏最高、熱中症に注意・気象庁(時事)
日本列島は22日も北海道を除き高気圧に覆われて気温が上昇し、最高気温35度以上の猛暑日となる所が続出した。気象庁によると、同日午後2時26分に岐阜県多治見市で全国最高の39.4度を観測し、今夏最高を更新。熱中症で倒れる人が相次ぎ、関東、東海で計5人が死亡した。
猛暑は週末まで続く見通し。気象庁は特に子どもや高齢者に対し、水分をこまめに取るなどの熱中症対策を呼び掛けている。
茨城県筑西市のビニールハウスで作業中の男性(36)が倒れ死亡したほか、宇都宮市の畑で作業中の女性(93)が死亡。埼玉県では、畑作業中の寄居町の女性(78)と、自宅にいた上里町の男性(57)が死亡し、三重県伊勢市でも女性(88)が自宅で倒れ死亡した。
気象庁によると、日本を覆う高気圧の中心が21日より西に移動したため、特に東海で高温となった。多治見市のほか、三重県桑名市・岐阜県郡上市38.9度、岐阜県揖斐川町38.4度、愛知県愛西市38.2度などとなった。
主要都市では、仙台市32.3度、東京都心36.1度、名古屋市38.0度、福岡市34.3度。
気象庁によると、直近では2007年8月17日に静岡県浜松市で39.6度を記録。多治見市の39.4度はこれに続く約3年ぶりの高温となった。
ここ数日、アホみたいに暑くなって参りましたが、皆様夏バテなどされてないでしょうか。暑い街ランキングで西の横綱の地位にいる多治見ではついに39度超えを記録したようですが、いよいよとち狂ってきましたね。
昨夜は真夜中になっても都心の気温が30度を下回らなかったらしいですが、もはや熱帯夜ってレベルじゃねーです。定義では25度以上が熱帯夜とされていますが、25度まで下がったらかなり涼しいですよね。「真夏日」のさらに上に「猛暑日」というのができたように、熱帯夜の上を行く言葉も作らないといけないような気がします。ウィキペディアで調べたら「超熱帯夜」という言葉が既にあるようですが、いまいち普及していないと思うので、もっとインパクトあるものが要りますね。
都会の気温が夜になっても下がらないのは、やはりエアコンからの排熱が多いからのようです。そこで皆さん、暑いのは重々承知ですが、家にいるときくらいはエアコン切って生活してみませんか? 窓を全開にし、扇風機を「強」にし、首には保冷剤入れたタオルを巻いて、パンツ一丁でいれば意外と平気なものです。で、それでもどうしても暑くてしょうがないときは、風呂場に行って行水をするのです。一度水を浴びて汗を流してしまえば、その後はかなり楽になります。
パンツ一丁が憚られるなら、いっそ水着でもいいでしょう。ちょっと前から、ヤングマガジンで克・亜樹が「熱いぞ! 猫ヶ谷!!」という漫画を連載していますが、この漫画の舞台となっている埼玉県猫ヶ谷市(熊谷市がモデル」では、全市民が常に水着またはアロハシャツで生活することを義務付けられています。まあ、外出する時まで水着ってのはやり過ぎですけど、家の中くらいならいいと思うんだ。みんながエアコン使うのをやめればそれだけ夜の気温は下がるから、効果はあるはずです。
ちなみにこの漫画、お色気描写はありますがエロ描写はないです。克・亜樹してはかなり珍しいですね。なので安心してご覧になってください。
ところで、ただ外にいるだけで死ぬほどのこの暑さの中、高校野球の予選なるものが行われているようで…。
東北学院・本田圭佑、熱中症病院直行/宮城(サンスポ)
第92回全国高校野球選手権大会・宮城大会(21日、Kスタ宮城)本田、倒れる!! サッカーW杯日本代表MF・本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=と同姓同名の東北学院・本田圭佑投手(2年)が、宮城大会4回戦の仙台商戦に先発。延長十五回、215球を投げ抜いたあと、熱中症で病院に搬送された。試合は4−4で引き分け再試合となった。
けたたましい救急車のサイレンが響く。Kスタ宮城の正面入り口の前で止まった。そこに運び込まれたのは「本田圭佑」だった。
15安打を浴びながら15回を1人で投げ抜き、引き分け再試合に持ち込んだ。熱投215球。精も根も尽き果てた。試合後は熱中症の疑いで取材を受けることなく球場をあとにした。
「いけるか? と聞いたら、いけますというので最後まで任せた。こんなに投げたのは初めてだと思う」
こちらも俳優と同姓同名の渡辺徹監督(39)が目を丸くした。この日の仙台市は最高気温34・8度。人工芝のKスタ宮城は、日差しの照り返しで体感温度が40度近くまで上がった。厳しい条件のなか、2得点で日本を決勝トーナメント進出に導いた“本家”のように、背中でチームメートを鼓舞した。
「後ろからみていて、頼もしい投球でした」
遊撃を守る板井主将(3年)が振り返った。“みちのくの本田圭佑”は、3度のサヨナラ負けの危機を無回転フリーキックならぬ“無回転チェンジアップ”と鋭いスライダーで切り抜け、チームを救った。
病院では熱中症の症状のひとつである「熱けいれん」と診断され、点滴治療を受けて仙台市内の自宅に戻った本田。22日の再試合の登板は「体調をみて、投げさせるかどうか考えます」(渡辺監督)。勝てば8強。不屈の闘志で復活し、“本家”がはね返された16強の壁を破る。
殺す気か!! あのさあ、これ笑い事でもよくやったと賞賛するようなことでもないですよ。一歩間違ったら今頃棺桶の中にいてもおかしくないことです。現に、今日だけで5人も死んでるわけですからね。こんな日に、延長15回まで一人のピッチャーを完投させるなんてどう考えても狂ってます。本田は本田でも、向こう見ずな本田吾郎じゃないんだからさあ。
監督は「いけるか? と聞いたら、いけますというので最後まで任せた。」などと言っていますが、そこは選手がいけると言っても「駄目だ。お前の野球選手としての最終目標は、この地方予選の4回戦で勝つことなのか? 確かにここで負けたら夏は終わりだが、命の危険を冒してまで投げさせられない」と言って下げるべきです。現にルーキーズの川藤は、そういうセリフをケガをした相手チームのピッチャーに投げかけたよ。漫画の中の野球を知らない監督ですらそういう気遣いができるのに、どうして現実ではできないかな。
そもそもね、高校野球が延長15回まであるってのもおかしな話ですよ。今じゃプロ野球だって12回までなのに、何で15回までやってるの? 昔の18回に比べれば短くなったけど、決着のつかない試合を暑いさなかにいつまでもやらなくていいでしょ。世界最高峰を決めるWBCにすらあるんだから、予選くらいタイブレークを導入してもいいと思いますよ。
最近の暑さは、もはや根性でどうにかなるレベルのものじゃありません。「これくらい投げ抜くのが当然」とか「高校球児を甘やかすな」とか言う人は、明日の正午過ぎにサウナスーツ着て皇居の周りを全速力で10周な。
posted by atsu at 22:03| 東京 ☀|
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