【邂逅 カルチャー時評】四方田犬彦 ブロンズ像の秘密(産経)
つい先日、傑作なニュースを聞いた。イギリスのある公園にヘンリー・ムーアの巨大なブロンズ像が安置されていたところ、何者かがそれを運び出し、鋳潰(つぶ)して中国に売りさばいてしまったという。時価3億円近い著名な芸術だったが、青銅としては20万円ほどの値しか付かなかったらしい。
彫刻家としてのムーアの歴史的価値はさておき、この挿話にわたしは大笑いした。盗賊は彫刻を美術品などとはさらさら認めず、もっぱら奇妙な金属の塊ほどにしか考えていなかったからだ。この芸術に対する無知と無関心には、どこか爽快(そうかい)なところがある。
話変わって日本では近年に「児童ポルノ規制法」が成立し、ある年齢以下の少女の裸体写真を撮影するばかりか、所持しても罰せられることになってしまった。社会の風紀を正すことは結構なことだが、それでは街角の広場やマンションの入り口にある少女の裸体ブロンズ像はどう考えればいいのか。「いずみ」とか「めばえ」とか、意味不明の題名のついたこうした彫刻は、実は立派なロリコン的想像力の産物ではないだろうか。
もっとも作者としては、これは少女像ではなく、肉体的に貧弱な成人女性の裸体像だと弁明するかもしれない。いずれにせよ外国人の失笑を買うばかりだと、わたしは懸念している。ま、どうでもいいか?(明治学院大学教授)
四方田さんに激しく同意します。とくに「めばえ」という題名の作品なんか、いったい何に芽生えてんだよと突っ込みたくなる代物。この題名だと、モチーフは成人女性だと強弁するのも難しいですよねぇ。
こないだ、宮沢りえの「サンタフェ」は17歳のときの撮影かもしれないから児童ポルノかも? なんて下らないニュースがありましたが、どこまでが芸術でどこからが児童ポルノかなんて実に曖昧です。そりゃ、あからさまなエロ画像は別としても、有名カメラマンが撮った有名女優のヌード写真だって見る人によっては卑猥だと感じるでしょう。誰かの主観によってそれが判断されてしまうのは、実に怖いことだと感じています。
私も昨年12月23日のエントリにて、朝日新聞に掲載されていた女児の裸が写っている芸術写真を引用しました。もちろん私のHDDにはこの画像が今も保存されていますが、単純所持が禁止された暁には私もこの画像のためにタイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ!! されてしまうのでしょうか。まあその場合は、朝日新聞社が頒布した張本人だと裁判の場で訴えるつもりですがねw。
中朝国境で毎日銃声 軍30万人監視、脱北者狙(産経)
韓国の北朝鮮民主化運動の若手リーダー、姜哲煥(カン・チョルファン)氏(40)は11日、産経新聞の電話取材に応じ、中国と北朝鮮の国境地帯の最新情報として、「最近、中朝国境で毎日のように(北朝鮮側から)銃声が聞こえる」と証言した。姜氏によると、「銃声は朝鮮人民軍の脱北者狙撃や、わいろで越境を見逃す軍人らの公開処刑」。また、北朝鮮国内の食糧難は一段と深刻化しており、脱北しようとする者は今後も増加する見通しだという。
その背景について、姜氏は「いま北内部の経済・食糧難はひどく悪化しており住民は“餓死か、逃げるか”の二者択一に追いつめられている。朝鮮人民軍は30万人を国境に張り付け、脱北者らを狙撃している。中国による脱北者の強制送還がなければ100万人が北朝鮮から出てくるだろう」と述べ、「金正日(総書記)は住民が逃げ、体制が瓦解することを恐れている。日米韓は中国の強制送還をやめさせるべきだ」と強調した。さらに、食糧難の影響で、「軍が穀倉地帯などに移住して住民から食糧を奪っている。昨年の収穫前からだ。軍と住民の生き残りを懸けた生存戦争が始まっている。住民は権力層に憎しみを持っている」という。
韓国入りした脱北者は現在約1万8千人。姜氏は脱北者問題が「ベルリンの壁崩壊」の朝鮮半島版となり、国家崩壊を招く可能性も指摘した。
姜氏は北朝鮮生まれで10年間、政治犯収容所(耀徳)に収監された後、1992年に脱北。現在は北朝鮮民主化運動の最大グループ「北朝鮮民主化委員会」(黄長●(ファン・ジャンヨプ)委員長)の副委員長で、有力紙「朝鮮日報」の専門記者でもある。7月はじめに来日して、東京や大阪などで連続講演。9日に韓国に帰国後、産経新聞の電話取材に答えた。(久保田るり子)
●=火へんに華
人間、極限状態に追い込まれれば最後まで生きようと必死にもがくものだと思います。黙って耐えていても死ぬ運命ならば、たとえ失敗して殺されようと一縷の望みにかけて脱北を試みるのは当然のことと言えるでしょう。腹が減っては将軍様に忠誠など誓えぬってことです。
恐らく今後も、北朝鮮の食糧事情が好転することなどないでしょう。しかし国際社会は、目先のことだけを考えて北へ援助などすべきではありません。ここで食糧を与えては、せっかく脱北しようと決意している最下層の人民たちを思いとどまらせてしまいます。それでは金王朝の体制瓦解が遅れるだけです。
非情なようですが、北の人民たちのことを思えばそうするしか手はないのです。このまま脱北が進んだり失敗して殺されたりして農民が減れば、いずれは軍に渡るべき食糧も底をついてくることでしょう。そうすれば軍人だって脱北するようになり、軍が減って警備が疎かになれば人民たちの脱北はより容易くなります。
最大のネックは中国が脱北者を送還してしまうことですが、脱北者が増えすぎればそれを取り締まることも難しくなるでしょう。もっともっと多くの人民が、北から無事逃げ出すことを祈ります。
しかし、悲惨な北の人民がここまでして生きようとしているのに、豊かな国日本の国民は自殺し過ぎですね。そりゃどんな辛いことがあったかは推察しますけど、北に生まれなかった幸せというものを噛み締めてみてはいかがでしょうか。この日本国に生を受けた時点で、我々はかなりの勝ち組なんですよ。日本人はそこをもっと自覚すべきです。
金正日総書記の立腹増える? 後遺症か、韓国側が分析(共同)
【ソウル11日共同】韓国の国家安保戦略研究所の南成旭所長が、北朝鮮の金正日総書記が脳卒中の後遺症のため「腹を立てることが多くなり、否定的な報告にあまり辛抱できなくなっている」と分析していることが11日、分かった。聯合ニュースが、13日に予定される同所長の講演の草稿の内容として伝えた。
同研究所は韓国の情報機関、国家情報院の傘下機関。聯合ニュースによると、草稿は金総書記の健康に関し「だいたい良好」とする一方で「フランスなどの一部医師は(金総書記に)幻覚症状が出ている可能性を提起している」とした。
(以下略)
なるほど。そうなると、全世界のマスコミがやるべきことは決まりましたね。
それは、金正日が腹を立てるような報道を次々と行うことです。嫌でも金正日自身の耳に入るように。そうすれば、こいつの寿命を縮めることができ、ひいては北の人民たちのためにもなるかもしれません。
ま、こいつが死んでも次の正雲だか何だかが結局は体制を引き継ぎそうですが、三世代に渡る世襲は中国が認めない可能性もあるので、どうなるかは分かりません。でも、金正日が早く死ぬことは限りなくいいことだと思います。毎日のように腹を立てて、脳みその血管をプッツンさせて一日も早く逝って欲しいですね。

