2007年10月23日

バイトより経営者が重罪

3人死亡のカラオケ店火災、元店員に実刑判決(読売)

 兵庫県宝塚市で1月、客3人が死亡し5人が重軽傷を負ったカラオケ店「ビート」の火災で、業務上過失致死傷罪と業務上失火罪に問われた元アルバイト店員佐々木美津子被告(35)の判決が22日、神戸地裁であった。

 佐野哲生裁判長は「3人が16〜18歳という若さで死を遂げた無念さは筆舌に尽くしがたく、刑事責任は重い」として禁固1年6月(求刑・禁固3年)の実刑を言い渡した。

 弁護側は「消火器が使用不能だったため消せなかった」として、業務上過失致死傷罪については無罪を主張していたが、判決は「使用可能な消火器を設置していなかった同店経営者の過失はあるが、佐々木被告が加熱中のサラダ油を放置する過失がなければ火災は発生していない」と退けた。

 この火災では、元同店経営者、上江洲(かみえす)安一被告(53)も業務上過失致死傷罪に問われ、来月12日に論告求刑が行われる。

 判決によると、佐々木被告は1月20日午後6時15分ごろ、同店の調理場で、サラダ油を鍋で加熱。火災を防ぐ措置をしないまま調理場を離れて約15分後に発火させ、2階にいた田中真さん(当時18歳)ら3人を死亡させ、5人に重軽傷を負わせた。





 結果的に3人が死亡したという事実は重いですが、禁固刑とはいえ実刑判決は重いなぁと感じたのが正直な感想です。アルバイトがここまでの責任を被せられるのなら、経営者にはもっと重い刑が言い渡されないとちょっと納得できませんね。

 確かに、サラダ油を放置して火事を起こした被告の責任は免れないと思います。だけど火災当日の彼女は、たった一人で店を切り盛りしていたんですよね。それほど大規模なカラオケ店ではないとはいえ、さすがに一人で受付をして調理をして部屋に運んで…というのは酷すぎたと思います。それでは、忙しさにかまけて油を火にかけていることを忘れても致し方ない気がするんですよ。油を熱しているときに新しい客が来店すれば、応対をしなくてはならないんですからね。

 やはり、どうであれ最低2人は店員を常駐させるべきだと思います。どうしても人件費を抑制したいのならば、できるだけ経営者が店に詰めてないと駄目でしょう。土曜日の夕方という書き入れ時に、たった一人で店番させるというのがそもそも間違ってます。

 せめて、一人で店番しているときは揚げ物メニューを断るべきでした。それに、唐揚げやフライドポテトでも、レンジでチンするだけで食べられる冷凍食品もあるじゃないですか。どっちみち、たいして美味い食い物を出すわけじゃないんでしょうから、安全と省力化のためにそういうことも考えてほしかったですね。

 私としては、やはりアルバイト店員よりも経営者の罪のほうが遥かに大きいと思います。本来は逃げ道であるはずの窓を塞いだり、非常階段に施錠したり、消火器は腐っていたりと、経営者には防火管理意識が著しく欠けていたと思います。彼女が禁固1年半なら、経営者は5年くらいは食らわないと辻褄が合わない気がしますね。業務上失火罪がつかないぶん、法的には経営者のほうが罪が軽いのかもしれませんけど…。

【追記】

 他の方のブログを見て思い出しましたけど、この店の土地・建物の持ち主は宝塚市消防本部消防士長の義理の父親でしたね。こんな防火管理のなってない店を見逃していた宝塚市消防本部の過失も大きいと思います。早いうちに営業停止処分にでもしておけばよかったんですけどねぇ。


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2007年10月05日

一通逆送と20キロオーバーで罰金12万か…

道交法違反:「反省の情なし」 「悪法には従わない」外山被告に罰金、求刑の8倍(毎日)

◇逆走速度超過で鹿児島地裁

 鹿児島地裁は、鹿児島市で一方通行をバイクで逆走するなどし、道交法違反の罪に問われた熊本市の職業不詳、外山恒一被告(37)に対し「検察官の求刑(罰金1万5000円)は著しく軽きに失する」として、求刑を大きく上回る罰金12万円の判決を言い渡した。外山被告は今年4月の東京都知事選に立候補、「こんな国はもう滅ぼせ」など過激な政見放送で注目を集めた。

 判決では、外山被告は昨年1月、鹿児島市内の一方通行の市道を逆走。同年7月には同市の国道で、法定速度を20キロ超える時速50キロで運転した。渡部市郎裁判官は「悪法には従わなくてもよい、などと身勝手な言い分を述べ、反省の情はみじんも見られない」と断じた。外山被告は県警の出頭命令に従わず、今年6月に逮捕され、逮捕後も黙秘を続けたため裁判になった。担当弁護士は「本人は控訴すると言っていた」と話している。【川島紘一】





 外山恒一さん、私の中では既に過去の人でした。いましたねぇ、そんな人も…。

 今回、検察官もビックリな重い判決が下されたわけですが、やっぱり裁判官の心証を悪くするとこうなるんですね。少しでも改悛の姿勢を見せれば、こんな判決が出ることはなかったと思います。

 彼は、一通や原チャリの速度制限が「悪法」だから従わなくてよいと思っているらしいですが、自分が主観的にそう思っているから従わなくてよいのならば、みんな気に食わない法律は守らなくなっちゃいます。そういう考えはやはりまかり通りません。稀代の悪法と世間に認知されている法律ならまだしも、道路交通法は世間のコンセンサスを得ていますからね。

 確かに、何で原チャリまで一通を守んなきゃならないんだとか、何で原チャリの法定速度はわずか時速30キロなんだとか、私も理解できるところはありますよ。だけどそう思うんだったら、その「悪法」を改正することにエネルギーを注ぐべきです。住民の陳情によって、一通が解除された道もありますし、頑張れば法定速度の引き上げもできるかもしれません。仮にも革命家を名乗るならば、道路交通法くらい変えてやるという気概が欲しかったです。ただ単に破るだけでは革命家とは言えません。

 彼は控訴するとのことですが、ますます罰金額が高くならなければいいですね。
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2007年09月11日

「自分をほめてあげたい」だぁ?

松村被告、初めて殺害認める…親族連続殺人の初公判(読売)

 ◆「大事を完遂、自分をほめてあげたい」

 今年1月、京都府長岡京市の主婦岩井順子(よりこ)さん(当時57歳)と神奈川県相模原市の無職加藤順一さん(当時72歳)が相次いで殺害された事件で、強盗殺人罪に問われた2人の親族の無職松村恭造被告(26)の初公判が10日、京都地裁(増田耕兒裁判長)であった。捜査段階から一貫して供述を拒んできた松村被告は、罪状認否で初めて2人の殺害を認め、「自分の死を望む気持ちがあった。どうせ死ぬなら、恨みのある人を殺してからにしようと思った。人殺しという人生初体験の大事を、極めて冷静に完遂しえた。自分をほめてあげたい」などと特異な動機を明らかにした。

(以下略)





 「自分をほめてあげたい」って…(-_-;)。何ですかこの有森気取りは。このセリフは、最低でもオリンピックで銅メダル級の偉業を達成した人間だけが言えるセリフですよ。お前みたいな殺人鬼が吐いていい言葉じゃないです。

 でもまあ、光市母子殺害事件の被告みたいに、今になって殺意はなかったの何だのと屁理屈をこねるよりはマシですね。情状酌量すら求めようとしないこの態度はある意味では潔いと思うので、どうかこのまま死刑に向かって邁進していってほしいですね。自分でも自分には生きる価値がないと分かっているみたいですから、司法はぜひそれを酌みとってあげてほしいと思います。
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2007年08月30日

映画の著作権はややこしい

チャプリンの著作権「まだ有効」 格安DVDを差し止め(朝日)

 俳優チャールズ・チャプリン(1889〜1977)が出演・監督する映画の「格安DVD」を販売する東京都内の制作会社2社に対し、東京地裁(清水節裁判長)は29日、販売の差し止めと損害賠償約1050万円の支払いを命じる判決を言い渡した。著作権侵害だとして提訴した海外法人の主張を認めた。被告側は控訴する方針。

 対象は「モダン・タイムス」「独裁者」「殺人狂時代」など1919〜52年に公開された9作品のDVD。書店などで500円で売られている。

 訴訟では、著作権が守られる期間を過ぎているかどうかが争われた。判決は、9作品が現行の著作権法が施行される前に公開されていることから、著作権の存続期間については旧著作権法の規定を適用。そのうえで、チャプリンが著作者の1人と認めて存続期間を「チャプリンの死後38年間」とし、まだ著作権が消滅していないと判断した。

 被告側は、プロダクションなどの団体の著作名義となった場合に適用する「公開後33年間」と主張していた。「映画は1人ではつくれないので、判決の判断には納得できない」と反発している。

 原告は欧州にあるリヒテンシュタイン公国の「ロイ・エクスポート・カンパニー・エスタブリッシュメント」。チャプリンの映画の著作権を管理している。





 映画の著作権って本当に面倒なものですね。こないだも、「ローマの休日」などの著作権が今も継続しているかどうかを争った裁判がありましたが、あのときよりも今回のほうが話が複雑な気がします。

 ある映画はプロダクション名義の制作で、ある映画はチャップリン個人名義での制作だと判断が分かれるのはとても分かりづらいですね。現在の映画は公開後70年と決まっていますが、昔は制作者の死後○年とされていたこともあったとは知りませんでした。

 「ローマの休日」のときは、私は廉価版DVDの発売元を支持しました。2004年1月1日から著作権の保護期間が50年から70年に延長されたわけですが、53年公開作品に関しては2003年12月31日23時59分59秒限りで著作権は切れているという判決に納得がいったわけです。でも、今回の件ではどちらの言い分ももっともな気がして、どちらを支持するか決められません。

 確かに廉価版DVD発売元が言うように、いくらチャップリンの個人名義となっていたとしても、映画はたった一人だけで作れるものじゃありません。自分でカメラをセットして、自分の一人芝居を収録するだけなら一人でもできますけど、問題になっている映画はそういうものじゃないでしょう。だから、公開後50年で著作権が切れているはずだとする言い分は正当だと思います。

 かと言って、過去の著作権法では個人名義での著作権が認められていた以上は、それにも従わなければなりません。チャップリンは死んでからまだ38年経ってませんから、あと何年かは元々の権利者が独占すべきものだとも思います。うーん、やっぱり分かりませんね。

 個人的な意見を言えば、古典映画を安く提供することはいいことだと思います。新作映画でそんなことをやられたら商売あがったりですが、古い映画は食わず嫌いの人も多いですから(自分含む)、ある程度安くないと一般の人の食指は動かないと思うんですよ。古い映画は権利者だけが独占せず、共有財産にして多くの人に門戸を開くべきだと思いますね。保護期間が70年より長くなることがないよう祈ってます。
posted by atsu at 23:27| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

こりゃ、死刑決定だわ

 光市母子殺害事件の差し戻し審の件、あんまりバカバカしいんで被告の言い分なんて引用すらしませんけど、私はこれで死刑が確実になったと逆にガッツポーズしてますね。

 被告が、弁護士が作ったダークファンタジーのシナリオに乗らず、

「弁護士さんの言っていることはウソです。本当はただセックスがしたかったので押し入りました。犯そうとしたら抵抗してきたので、面倒になって殺してから犯せばいいと思って殺しました。子供も五月蠅かったので殺しました。でも今は反省しています。本村さんに心から謝りたい」

と言えば、もしかしたら裁判官も心証がよくなったと思うんですよ。でも、あろうことか被告はすっかりファンタジーの主人公になりきってしまいました。これでは、裁判官の心証は最悪。裁判官がマトモならば、やはりこれは死刑にせざるを得ないという結論に至るのではないかと期待しています。

 結局、この裁判の弁護士どもは、自分たちのイデオロギーのために被告を殺すわけです。被告は、彼らの闘争のための道具にされたに過ぎません。その面では、かえって気の毒だなと思いますね。

 世の中にはいろんな人がいるもので、安田好弘らは真実を希求する素晴らしい弁護士だと言う人もいます。ただね、私はこのファンタジーの中に真実の要素が1%でもあるのかと問い詰めたいですよ。事実を曲げる弁護士は、胸に付けている天秤のバッジを自ら外すことをお勧めします。
posted by atsu at 22:30| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月05日

彼らに真実を希求する意思はない

21人の弁護団 良識求めたい(5月30日付朝日新聞掲載)
埼玉県所沢市 主婦 A・Mさん(40歳 女性)

 山口県光市の母子殺害事件差し戻し控訴審が24日、始まりました。若い母親を殺して陵辱し、乳児を床にたたきつけてひもで首を絞めて殺した事件の被告に21人の弁護団がつきました。

 弁護団は、被告が「甘えるように」抱きついた、とする幼児のような言い分などから殺意を否認、傷害致死罪の適用を主張していますが、信じられるでしょうか。「甘える」ために水道メーターの点検員になりすまして他人の家に侵入するような頭脳的な行動は、幼児には出来ません。減刑狙いの空疎な論に感じられます。

 被告が知人にあてた「犬がかわいい犬と出会った。…そのまま『やっちゃった』」という手紙などからも、被告の反省をうかがうのは常識的に困難です。

 被告人の権利擁護が弁護士の目的であることは理解できます。弁護団が死刑廃止を訴えるのも自由です。しかし、死刑廃止論を主張するのにこの裁判を利用しているかのように見えてしまうのは、大変残念です。

 21人の大弁護団に問いたい。罪もない妻子を奪われ無念の遺族が無念を秘めて世論に訴える孤独な闘いを続ける一方で、プロの法曹が徒党を組んで詭弁を弄する、それが社会正義なのでしょうか。法曹の良心に恥じない、良識を求めます。





 この投書を読んだとき、あまりの正論に膝を打ちました。まったくもってその通りで、異論を挟む余地もありません。光市の事件は、女性から見てもやはり許されざる犯罪なのだと思いました。朝日もたまには、素晴らしい投書を掲載するものです。

 しかし、世の中にはいろんな人がいるもので、今日の投書欄にはこんな反論が載っていました。




人を裁くには慎重な審理を(6月5日付朝日新聞掲載)
仙台市青葉区 行政書士 I・Mさん(46歳 男性)

 「21人の弁護団 良識求めたい」(5月30日)を読み、違和感を覚えました。

 山口県光市で起きた殺人事件の差し戻し控訴審で弁護団が被告人の殺意を否定していることなどを、投稿者は「プロの法曹が徒党を組んで詭弁を弄する」と批判されています。

 たしかに、被害者のご遺族の無念さは想像を絶するもので、被告人に弁護の余地などないようにも思えます。しかし、凶悪犯だからといって杜撰な事実認定の下に裁判がなされていいわけがありません。だからこそ、わが国は三審制を採用し、十分な審理を行う裁判制度を採っています。

 弁護団の主張が正しいか否かは、あくまでも事実に即して判断されるべきです。解明されていない点を指摘し丁寧な審理を求めるのは当然のことです。

 さらに、本事件のように死刑判決が出る可能性が高い場合には、疑念の余地を残さない程度まで慎重に審理して真実を見究めるべきではないでしょうか。

 人を裁くことは、決して簡単なことではありません。弁護団が事実を積み重ねて真実に迫ろうとするならば、それはむしろ社会正義にかなった正当な弁護活動だと私は考えます。





 私は、この事件におけるこれまでの裁判が、「杜撰な事実認定の下に」行われてきたとは露ほども思いませんね。男が弥生さんを犯す目的で本村さん宅に侵入し、騒がれたので首を絞めて殺して死姦し、傍で泣く夕夏ちゃんが五月蠅かったので殺し、二人の死体を押入れに押し込んだ。これが、疑う余地のない事実でしょう。

 現に被告は、これまでこの事実認定に異議を唱えてはこなかったのです。この段階になってから、今さら新たな「事実」とやらを持ち出しても遅い。本村さんが「これが真実ならば今までの裁判は何だったのか」と言ってましたが、まさにその通りですよ。

 この弁護団が「事実を積み重ねて真実に迫ろうと」しているのならば、それは確かに社会正義でしょう。しかし、彼らが今主張しているのは真実にはほど遠い「創作された虚構」です。特に、「死体と性行為をしたのは弥生さんを生き返らせるための儀式。精子を入れれば生き返ると信じていた」とのくだりは、反吐が出そうになるほどの気持ち悪さ。どこの誰が、死体とセックスすれば生き返るなんてことを言ったんですか? ライフスペースでもそんなことは言ってませんでしたよ。

 彼らは、真実を追求しようなどとは考えていません。むしろ、真実を歪めても自らの主張を通そうと見苦しい論理を展開しているのです。それを指して、30日の投稿主は「詭弁を弄」していると言っているのに、5日の投稿主は一般論を使って弁護団を擁護しています。彼らは社会正義のためではなく、自らの正義のためにのみ行動しているということが分からないのでしょうか。


 ところで、安田好弘死刑廃止運動家(≠弁護士)を名指しして「処刑する」と脅迫する手紙が、日弁連に届いたそうですね。すぐに脅しの手段に出る輩は糞野郎ですが、この手紙の差し出し主が捕まった暁には、是非安田好弘センセイに弁護をお願いしたいものです。安田センセイなら、きっと自分を殺そうとした人間に対しても、大きな愛で許してくれるでしょうから。殺人強姦事件すら、傷害致死事件に変えようとされるほどのお方です。脅迫事件なんて実害がないんだから、彼の手にかかれば無罪でしょう。

「本当に殺すつもりなんてなかった。つい怒りにまかせて筆が滑ってしまっただけで、投函したあとで大いに後悔している。これは犯罪ですらない」

という弁護を期待しております。

【追記】

 いくつかのブログでは、この脅迫状自体が弁護団かそれの支持者によるジサクジエンだと疑われてますね。証拠がないから私は断定はしませんが、その線も捨て切れないとは思います。

山口の母子殺害、日弁連に主任弁護士名指しの脅迫状(読売)
posted by atsu at 23:45| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月01日

親か? 親が悪いってのか??

「被害者側が急ブレーキ」−幼児3人死亡で弁護側主張(北國新聞)

 福岡市で飲酒運転の車に追突された車が海に転落、幼児3人が死亡した事故で、危険運転致死傷罪などに問われた元同市職員今林大被告(22)の弁護側が、公判前整理手続きで「事故は被害者側の急ブレーキが原因」と主張していることが31日、明らかになった。

 福岡地裁で同日開かれた第9回協議で争点が確定。次回協議でさらに審理計画を詰め、6月12日に初公判が開かれる。

 争点整理の結果によると、弁護側は飲酒の影響はなかったと危険運転致死傷罪の成立を否定した上で、事故の原因を「同乗者との会話や景色に気を取られて脇見をし、被害者の車が急ブレーキをかけたため」と主張。

 さらに「仮に急ブレーキをかけなかったとしても被害者の車は遅い速度で進んでおり、衝突を回避しようとしたが間に合わなかった」と指摘し、「事故後は2次衝突を防ぐためにハザードランプを点灯させて停車した」として、思考力は正常だったと争っている。





 光市母子殺害事件の安田好弘死刑廃止運動家(≠弁護士)もそうですけど、どうして弁護士ってのはこうも非常識な詭弁を弄するのですかね? しかも今回の言い分は光市事件の「ダークファンタジー」よりさらに悪質です。幼子3人を亡くした親御さんに対し「お前が急ブレーキ踏んだからだろ。事故が起きたのはお前のせい」と言うに等しいこんな主張を、よくできるなと思いますよ。この弁護士は人間を棄てているんじゃないでしょうか。

 だいたい、急ブレーキを踏んだと言い張るのならば、物証はあるのでしょうか。急ブレーキを踏めば、被害者車両のブレーキ痕も現場に残されていたはずです。でも、現場に残っていたタイヤ痕は、ぶつかられた被害車両が歩道に乗り上げて海へ落下した際にできたものくらいしかなかったはずです。

 仮に急ブレーキを踏んでいたとしても、過失割合では2:8くらいです。まして、弁護側が苦し紛れに言い加えている「遅い速度だった」なら、被害者の過失割合は0です。弁護側がこんな言い分で何を争おうとしているのか、まったくもって不明ですね。

 酒に酔って、85〜90キロで前の車に追突して人を死なせたのなら、これはどう考えても危険運転致死罪以外は適用できないと思いますよ。ハザードランプを点灯させたから意識は正常だった? バカを言うなってんです。

 まぁ、裁判官がマトモであるなら、こういう言い分は心証を悪くするだけでしょうな。裁判官まで頭の狂った人間に当たらないことを願います。
posted by atsu at 23:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

一家揃って地獄へGO

殺人事件で一家4人に死刑判決(スポニチ)

 福岡県大牟田市で4人が相次いで殺害された事件で、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた同市の元暴力団幹部北村実雄(63)と長男孝(26)両被告に対し、福岡地裁久留米支部は27日、求刑通りいずれも死刑を言い渡した。高原正良裁判長は「人命を軽視した冷酷、残虐な犯行で、両被告の責任はあまりに重く、極刑をもって臨むほかはない」と述べた。

 高原裁判長は昨年10月、共犯に問われた北村被告の妻真美(47)と二男孝紘(22)両被告にも死刑を言い渡した。夫婦と息子2人の家族4人が死刑判決を受ける異例のケース。北村被告は即日控訴した。孝被告も控訴する方針。真美、孝紘両被告も控訴している。





 よい判決ですね。家族がバラバラになることは悲劇ですから、一家全員揃って死刑というのは、かなり温情のこもったものと言えるでしょう。

 この先、控訴審、上告審と続いていくでしょうが、ぜひともこの地裁判決を支持して頂きたいものです。4人で4人殺したんですもの、死刑以外の刑は考えられませんよ。

 そして、刑確定後に法務大臣がすべきなのは、この4人を同じ日に死刑執行してあげることです。そうすれば、すぐに地獄で再会することができます。それが優しさってものでしょう。

「我ら生まれた日は違えども、死すときは同じ日同じ場所を誓わん!」

って、桃園の誓いか! (  ゜Д゜)ノベシッ
posted by atsu at 22:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月20日

お前の精神構造なら覗いてみたいがな

ホームから女性転落、駅員飛び降り救助 大阪・御堂筋線(朝日)

 19日午前8時半ごろ、大阪市中央区本町4丁目の市営地下鉄御堂筋線本町駅のホームで、兵庫県川西市の女性会社員(25)が男性客と接触して約1.3メートル下の線路に転落した。すぐ近くにいた男性駅員(20)がホームにいた客に非常停止ボタンを押すよう頼み、自ら線路に飛び降りて、女性をホーム下の待避口に運んだ。電車は女性から約40メートル手前で急停車した。女性は手の指を骨折するなどのけがをした。

 調べでは、女性は携帯電話の画面を見ながらホームを歩いていて男性客と接触したという。当時、通勤時間帯で、ホームは込み合っていた。この事故で、御堂筋線は下り4本に最大で3分の遅れ、約4500人に影響が出た。





 咄嗟の判断で、最も適切な措置をこなした20歳の駅員氏に拍手。よくやった。

 しかしねぇ、携帯の画面ばっか凝視して歩くのはホントに危ないよ。現代人なら、携帯を見ながらでも周囲に気を配れるくらいの能力を身につけなきゃ。「ホームドアがなかったからいけない」とか、そんな言い訳は通用しないんだからね。




弁護側が独自に精神鑑定へ 山口・光市母子殺害事件(東京新聞)

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人罪などに問われた男(25)=事件当時(18)=の弁護団は19日、広島市内で記者会見し、独自に精神鑑定と情状鑑定を実施し、広島高裁に証拠申請する方針を明らかにした。

 弁護団は5月に開かれる差し戻し控訴審の初公判前に鑑定を実施し、鑑定人を証人申請する予定。新たに法医学者の鑑定書も提出する予定で、引き続き殺意がなかったことを主張し、死刑回避を求める。

 弁護団は21人で構成。主任弁護人の安田好弘弁護士は「これまで十分に解明されていない事実を客観的、専門的に明らかにしたい」と話した。

 差し戻し控訴審の初公判は5月24日。2回目以降は6月26、27、28日の3日間連続で開かれることが決まっている。

(共同)





 精神鑑定、いいんじゃないかな。人間どうやったら、明らかなる殺人をそうでないと言い、被害者遺族のことを全く顧みない非常な弁護活動ができるのか、その頭の中身を覗いてみたい。

……って、安田好弘を精神鑑定するわけじゃないっつーの。(ーー;)

 てかさ、今さら精神鑑定なんかやって、何年も前の事件当時の精神状態が分かるわけ? やったってムダだと思うよ。

 まあさ、安田好弘も仕事だから必死なんだろうけど、この人のやることに私はいっこも共感できないわ。もうすぐ裁判員制度が始まるけど、安田好弘が弁護人を務める裁判なら自分から手を挙げて参加したいくらいだね。
posted by atsu at 23:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

引っ越しおばさんを更生させるには

“騒音おばさん”高裁で懲役上乗せ(ニッカン)

 CDラジカセを大音量で鳴らし続け、隣家の女性を不眠や頭痛にさせたとして傷害罪などに問われ“騒音おばさん”として話題になった奈良県平群町の主婦河原美代子被告(59)の控訴審判決で、大阪高裁は26日、懲役1年とした1審判決を破棄、懲役1年8月を言い渡した。被告側は「故意はなかった」と無罪を主張したが、古川博裁判長は「体調不良をもたらすと認識していた」と退け、故意は確定的と認定。「警察や行政の要請をことごとく無視し、約2年5カ月にわたり大音量で鳴らし続けた誠に強固で陰湿な犯行。被害者への敵対的姿勢を崩しておらず、再犯の可能性も高い」と述べた。

 判決理由の朗読終了後、未決拘置日数が算入されるため刑期は実質約3カ月と説明した。判決によると、河原被告は02年11月から05年4月まで連日、自宅で音楽を大音量で流し、女性に目まいや睡眠障害を起こさせるなどした。

 河原被告は上がピンク、下は紺のスエットに赤いサンダル姿で証言台の前に立ち、後ろで両手を組み体を揺らしながら判決に聞き入った。裁判長に「誰の理解も得られない行為だと認識し、早く出所して平穏な生活を送ってほしい」と説諭されると「ありがとうございました」と頭を下げた。





 検察の勝ち――と言いたいところだけど、結局実質刑期は3カ月とのことだし、わざわざ控訴するほどのことでもなかったような気がする。いずれにせよ、暖かくなる頃には彼女は出所するようで。

 そうなると、近所の人々はまた戦々恐々だろう。帰ってきたら逆恨みされるんじゃないかと、当の被害者宅などは恐れているに違いない。

 たかが3カ月の刑期では、ふてくされたまま刑務作業をして、反省もせぬまま出てくることになりそうだ。あまり更生は望めないと思う。だからこういう場合は、事件のケースによって更生プログラムを変えたりできたらいいよね。

 このおばさんに与える更生プログラムは、ヘッドホンを装着させて、自分が発した「引っ越し! 引っ越し! さっさと引っ越し! シバくぞ!!」という罵声を随時聞かせることである。寝ているときにも突然聞かせ、いかに自分の声が五月蠅かったか身を持って分からせるべきだ。

 騒音を出す人ってのは、自分も同じ目に遭わなければどれだけ五月蠅いかが分からない。ノイローゼになるほど続けて聞かせることで、被害者が受けた精神的苦痛を理解してくれればいいと思う。
posted by atsu at 23:46| 東京 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月23日

百人斬りは真実じゃない

旧日本軍の「百人斬り」めぐる訴訟 本社などの勝訴確定(朝日)

 旧日本軍将校2人が中国で1937年、中国兵を日本刀で殺害した人数を競う「百人斬(ぎ)り競争」をしたとする当時の新聞報道や、後にこの問題を扱った書籍を巡り、2人の遺族が「うそを書かれ故人を慕う遺族の気持ちを傷つけられた」などとして、朝日、毎日両新聞社などと本多勝一・元朝日新聞記者に出版差し止めや計1200万円の損害賠償などを求めた訴訟の上告審で、最高裁第二小法廷(今井功裁判長)は22日、遺族側の上告を棄却する決定をした。朝日新聞社などの勝訴が確定した。

 二審・東京高裁は「百人斬り」を報じた当時の記事について「全くの虚偽であると認めることはできない」と認定し、請求をすべて棄却した一審・東京地裁判決を支持した。





 判決が覆ることを淡く期待はしていたが、ある程度予想通りの判決となった。残念だが、仕方ない。

 朝日の記事は揚げ足を取られないように無難な書き方をしているが、これは賢明だろう。今回の判決は一審の判断と同じであるので、あくまで明確に虚偽とは言えないという判断である。よって「百人斬りは真実だ」という判断ではないので、その辺り肯定派の皆さんも誤解なきよう。

 当時、戦意高揚のために問題の記事を掲載した東京日日新聞に関しては、私はあまり怒りを感じない。戦時としては致し方ないものだったと思う。それよりもずっと悪いのは、「中国の旅」で百人斬りを蒸し返した自称・真のジャーナリスト、本多勝一その人だろう。

 彼は一審が終わったあと、「当然の結果。この歴史的事実がますます固められたというべきだ」というコメントを残した。今ごろもきっと、さらに真実性が増したとひとり祝杯を上げているかもしれないが、ボケるのも大概にしてほしい。

 百人斬りが真実であったとそこまで言い張るのならば、客観的な証拠を出してほしい。え? なかったと思うならなかった証拠を出せって?? そりゃ「悪魔の証明」っちゅうもんです。無理なこと言わんといてね。
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2006年11月30日

老舗の横暴

「ひよ子」立体商標認めず 知財高裁「形ありふれたもの」(産経)

 鳥形饅頭(まんじゅう)の形には商標権があるのか−。全国で数十種類販売されている鳥形饅頭の中で最も有名な「名菓ひよ子」を製造する「ひよ子」(福岡市)に対し特許庁が認めた立体商標登録は無効として、同じ鳥形饅頭を製造する「二鶴(にかく)堂」(同)が登録取り消しを求めた訴訟の判決が29日、知財高裁であった。中野哲弘裁判長は「鳥形菓子の形状はありふれたもの」として、取り消しを命じた。

 立体物の商標登録は平成8年の商標法改正で認められた。登録要件は、長年使用され、どのメーカーの商品なのかが分かる特徴があることなど。ケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースや、不二家のペコちゃんなどが登録されている。

 菓子の形状登録は珍しく、争点は鳥形饅頭を見れば誰もが「名菓ひよ子」と認識できるほど特徴的かどうかだった。

 中野裁判長は、鳥形菓子が江戸時代からあることから「名菓ひよ子は和菓子の伝統を踏まえた単純な形の菓子」と判断。さらに「現在でも全国23業者が製造販売しており、遠目には見分けが付かないほど似ている」と認めた。

 また、中野裁判長は「ひよ子社に鳥形饅頭の使用を独占させることは、多数の業者を排除する結果になり、公益上望ましくない」とした。

 特許庁は15年、「名菓ひよ子は販売実績などから消費者の間で広く認識されており、他社の商品との識別能力がある」として、立体商標登録を認めた。ひよ子社は16年、商標権に基づいて二鶴堂の商品の販売差し止めを求めて福岡地裁に提訴している。

 原告の二鶴堂の橋本由紀子社長は「自由に菓子をつくることができるようになってうれしい」と話した。ひよ子社は「判決文を見ていないのでコメントできない」とした。





 みんなが作っているものを独占しようとしたひよ子社もひよ子社だが、易々と商標登録を認めてしまった特許庁も悪いね。登録するときに、もうちょっとしっかり調査しなきゃダメだったと思う。

 私はヒヨコ型のお菓子がこんなにあると知らなかったから、始めは後から真似して作るほうが悪いと思った。でも、鳥の形をしたお菓子の原形が江戸時代にあるとすれば、この商品はひよ子社のオリジナルとは言えない。いくら、現在販売している業者の中では最も老舗だからと言って、他を排除する権利までは認められないね。

 多くの業者が、似たようなものを製造している食品の例は多い。例えば、広島名産のもみじまんじゅうや、宮城名産の笹かまぼこなど。それがもし、どこかの会社にだけ立体商標が認められて、「他の会社は金輪際製造するな」と言われたら、間違いなく同業他社は反発するだろう。今回の件は、それと同じだったということだ。

 ところで、何で「ひよ子」は福岡の会社なのに東京土産として認知されているのだろうか。福岡の人にこれを手土産として買って行ったら、訝しげな態度を取られたりするんだろうか?
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2006年10月27日

溜飲の下がる裁判2件

髪染め強要で元生徒と学校側が和解(ニッカン)

 生まれつき髪が茶色なのに教諭に黒く染めるよう強要されたとして、宮城県立蔵王高校の元女子生徒(17)が県に慰謝料など550万円の支払いを求めた訴訟が25日、県が謝罪し解決金50万円を支払うことなどで仙台地裁(畑中芳子裁判長)で和解が成立した。

 和解条項では、高校側が元生徒の言い分を聞かなかったことを「教育的配慮に欠ける」と指摘。県が遺憾の意を示すことになった。

 訴えによると、元生徒は生まれつき髪が茶色。2004年4月に黒く染めて高校に入学したが、染色で髪の傷みが進んで逆に赤みが増した。

 両親とともに学校側に理解を求めたが、繰り返し染めるよう強要され、同年11月には教諭が黒色のスプレーを吹き付けた。元生徒は昨年1月に退学、宮城県外の私立高校に移った。

 会見した生徒の両親は「教諭のいじめでしかないと思っていた。娘は『言っていることをやっと認めてもらった』と喜んでいました」と涙ながらに話した。





 訴えが起こった当初から、これは酷い話だなと思っていた。

 普通、学校の校則では「染髪」を禁じると書かれているはず。地毛が茶色なら、黒に染めることが逆に校則違反だと思うんだけどね。私の同級生にも生まれつき髪が茶色い人がいたけど、ちゃんと事情を説明して学校側も承諾してたよ(ま、事情を知らない先生が注意したりしたことはあったかもしれないが)。

 和解内容としては妥当だと思うが、県ではなくて実際にスプレーを吹き付けるという暴挙に出た教師こそ謝罪し、処分されるべき。これはいじめなんて生易しいものじゃなく、人権侵害そのものだと思うから。




死亡事故の被告に無罪 信号無視車との事故回避は不可能(朝日)

 大阪府門真市の交差点で03年、信号無視の車と衝突して2人を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた会社員男性(35)=同府豊中市=の判決が26日、大阪地裁であった。水島和男裁判官は「男性の車は制限速度を超えていたが、仮に速度を守っていても信号無視の車との事故を回避できる可能性はなかった」として無罪(求刑禁固1年6カ月)を言い渡した。

 判決によると、男性は03年2月16日未明、門真市内で乗用車を運転中、制限速度を約20キロ超える約80キロで交差点に進入。右方向から赤信号を無視して走ってきた別の乗用車と衝突し、この車の会社員2人が死亡した。男性は04年12月に在宅起訴されていた。

 判決は、科学警察研究所の鑑定結果などから、死亡した2人の車が速度31キロで赤信号を無視して交差点に入ったと指摘。「男性が速度を守っていたとしても、2人の車を発見した時点ですでに急ブレーキをかけて事故を回避できる状態ではなかった」と判断した。





 この件については、2005年1月7日のエントリで書いていた。その後忘れていたが、1年半以上の月日を経てやっと地裁判決が出たという感じである。

 判決自体は至極真っ当。死亡した側のドライバーが信号さえ守っていれば100%防げた事故であるので、そもそも信号を遵守した側が起訴されることがおかしい。こんな裁判に2年近くも費やされ、この男性も全く気の毒である。

 できれば、検察は控訴などせずに引っ込めることを願う。これがもし高裁で覆るようなことがあれば、全国のドライバーは例え青信号でも徐行で通過しなければならなくなるだろう。信号無視のクルマが突っ込んでくることまでを前提にしていたら、運転なんてとてもできない。「かもしれない運転」を心がけよとは言うけれど、そこまで注意が求められるのならば、いっそ信号なんて全て取っ払ってしまったほうがよくなってしまう。

 しかしこういう話を聞くにつれ、ドライブレコーダーの必要性が高まっているなと切に思う。今後クルマを購入するときは、絶対にドライブレコーダーを装着するつもりだ。
posted by atsu at 23:31| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月05日

子供に声はかけられんね

「うっかり子どもに注意できない」 声かけ「脅迫」無罪(朝日)

 「被告人は無罪」。裁判官が主文を読み上げると、傍聴席にいた入川松博さんの十数人の支援者から拍手と「わぁー」という歓声が起こった。入川さんは裁判官に黙礼した。

 入川さんが、子ども連れの女性とすれ違った歩道は、04年11月に誘拐、殺害された小1女児が通っていた小学校のすぐ近く。子どもに不安を与えるような声かけなどを禁じる「子どもを犯罪の被害から守る条例」が、05年6月30日に県議会で可決された翌日だった。弁護人の古川雅朗弁護士は「逮捕・起訴は警察、検察の過剰反応。起訴するような事案ではない。条例を意識したと思わざるを得ない」と批判した。入川さんは「うっかり子どもに注意できない時代なんだな」と、無罪でも心は晴れない。

 「現場周辺の母親たちの警戒心は強い。単に子どもから目を離さないように言っただけなのに、誤解してしまったのかも」。入川さんの妻の常美さん(56)はそう話す。

 近くに住む主婦の平井順子さん(57)も「入川さんは、いたずらしている子がいれば注意するような人。事件の日も親切心で声をかけたのでしょう」。

 入川さんが逮捕された後、近くの住民ら十数人が無罪を求める署名運動を始め、2カ月間で約7000人分を集めた。入川さんも「支援者のおかげで地域から孤立している気はしなかった」と言う。

 入川さんは休職を余儀なくされた。今は蓄えを崩しながら息子たちからの仕送りで暮らしている。5人いる子どもたちのうち、一番下の次男はまだ大学2年生。「卒業させるためにも早く仕事に戻りたい」と話した。

 入川さんは警察の取り調べ段階でいったん容疑を認め、公判で否認に転じた。古川弁護士は「被害者の証言に沿う自白を促した冤罪の典型例。検察は控訴すべきでない」とした。





 その場を見たわけじゃないからどっちの言い分が正しいかという言及は避けるけど、嫌な世の中になったことだけは確かだ。ホント、不用意に子供に対して声なんかかけられないなと思う。

 我々にとっても他人事じゃあない。万が一にも疑われたりすることがないよう、細心の注意を払わなくちゃあならないなぁ。

 例えば、自分の少し前を子供が歩いていたとして、その子が何か落し物をしたとする。咄嗟に拾って「ねえ、落としたよ」と子供に声をかけた場合、その子が一目散に駆け出したらどうするか。

 恐らく学校では、道を尋ねるフリをしたり、落し物を拾ったフリをする手口もあるから気をつけましょうなんてことを指導しているはずであるから、子供が逃げ出したとしても不思議じゃない。そこで、「おい、落としたってば!」と大声で言いながら、子供を追いかけたりした日にゃ、翌日にはきっと不審者扱い決定だ。

 不審者情報で止まればそれでいいけど、今回の人の場合は逮捕されて裁判にまでかけられたんだから大変だったと思う。「大人を見たら悪人と思え」というような教育を施される子供たちが、この先どう育っていくのか心配だよ。
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2006年07月12日

「ローマの休日」はタッチの差でアウト

映画「ローマの休日」などの格安DVD販売認められる(サンスポ)

 映画「ローマの休日」などの格安DVD販売で著作権を侵害されたとして、米国の映画会社パラマウント・ピクチャーズ・コーポレーションが東京のDVD製造・販売会社ファーストトレーディングに販売差し止めを求めた仮処分の決定で、東京地裁は11日、パラマウント側の申し立てを却下した。

 高部真規子裁判長は決定理由で「ローマの休日」など昭和28年に公開された映画の著作権について、15年末で消滅しているとの判断を示した。

 28年以前の作品の格安販売を認めた今回の判断は、業界に大きな影響を与えそうだ。





 私は、今回の東京地裁の判断を支持する。

 映画の著作権保護期間が公開後50年から70年に延長されたことについては、妥当と思う。通常の著作権が著作者の死後50年間保護されることを考えれば、70年でもやや短いと思うくらいだ。しかし、あくまでも映画会社が権利を有すことができる期間という意味では、70年くらいがちょうどいいだろう。あまり、過去の栄光を独占して稼ぐなということである。

 今回は、昭和28年公開作の著作権が延長されているのか切れているのかでモメたわけだが、私は切れていると思う。いくら、平成16年1月1日0時0分0秒00から著作権が延長されたと言っても、28年公開作はその一瞬前の平成15年12月31日23時59分99限りで著作権が消滅しているのだ。期間が延長されるのは平成16年になった瞬間に著作権が残っているものであるはずで、その一瞬前に切れてしまったものはもうダメだろう。タッチの差でアウトというヤツである。

 私などは割と画質や音質を求めるほうだから、今後「ローマの休日」を買うとしたらパラマウントのデジタルリマスター版を買うだろう。しかし世の中には、見られれば多少画質が悪くともこだわらず、むしろ安いほうがたくさん買えていいという人もいる。質にこだわる人と、量にこだわる人。そのどちらのニーズにも対応できるように、正規版と廉価版が共存している状況は決して映画界にとってマイナスにならない。むしろクラシック映画などは、安くしてどんどん見てもらうべきである。そのほうが、映画ファンの裾野も広がることだろうと思う。
posted by atsu at 21:47| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月21日

過酷なロスタイム

光市母子殺害事件、無期を破棄、差し戻し(ニッカン)

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われた男性被告(25=事件当時18)の上告審判決で、最高裁第3小法廷は20日、無期懲役の2審広島高裁判決を破棄、審理を広島高裁に差し戻した。検察側が死刑を求めて上告していた。

 浜田邦夫裁判長(退官=上田豊三裁判長代読)は「2審判決が死刑を選択しなかったことに十分な理由はない。死刑回避に足りる特に酌量すべき事情があるかどうか、さらに慎重な審理を尽くさせる」と判決理由を述べた。差し戻し審では、新たに酌量すべき事情が認定されない限り、死刑を選択する公算が大きい。

 最高裁によると、2審無期懲役を不服として検察側が上告した事件で、最高裁が2審を破棄、審理を差し戻したのは、連続4人射殺事件の永山則夫元死刑囚(97年執行)、福山独居女性強盗殺人事件の西山省三被告(53=差し戻し審死刑、上告中)に続いて3件目。

 浜田裁判長は、2審判決が殺害に計画性がないことを有利な事情と判断したことについて「2人を殺害したのは偶発的ではなく、死刑回避に有利に酌量すべきではない」と判断。事件当時の年齢についても「18歳になって間もないことは、回避の決定的事情とまでは言えない」と述べた。

 会見した遺族の本村洋さん(30)は「無期懲役破棄はうれしいが、それなら差し戻しではなく最高裁自ら死刑判決を下して欲しかった」と述べ「ここまで7年。これから高裁に戻され、また上告して最高裁へ。どれだけの歳月が流れるのか」と徒労感をあらわにした。「麻原裁判のように裁判引き延ばしの手法は取って欲しくない」と訴えた。





 私は、本村さんの主張に完全同意する。

 最終的に死刑判決が確定しそうな今回の最高裁の決定は妥当だ。しかし、この先、高裁で死刑判決を出して弁護側が上告して最高裁でそれを棄却するという手順が煩わしくて仕方ない。日大の板倉宏教授によれば2年以内には確定するだろうとのことだが、7年も戦ってきた本村さんにさらに2年ものロスタイムを課すのは酷だ。これまでの判例から差し戻しは予想されていたそうだが、やはりツライと思う。

 さらに本村さんにとって酷なのは、「あれは殺人事件ですらない」と詭弁を弄する安田弁護士らの主張を引き続き聞かされることだ。これは、他の何よりも耐え難い精神的苦痛となるだろう。本村さんが不憫でならない。
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2006年05月25日

百人斬り訴訟控訴審、原告敗訴

「百人斬り」報道訴訟:原告の控訴棄却−−東京高裁(毎日)

 1937年に中国兵の「百人斬(ぎ)り競争」をしたと報じられ、戦後に処刑された旧日本軍将校2人の遺族が「虚偽報道で名誉を傷つけられた」として、毎日新聞社と朝日新聞社、柏書房、ジャーナリストの本多勝一氏に計3600万円の賠償などを求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は24日、原告の控訴を棄却した。石川善則裁判長は判決で「記事の重要な部分が全くの虚偽だとは認められない」と述べ、請求を棄却した1審・東京地裁判決(昨年8月)を支持した。

 判決は「真否について論争を呼ぶ歴史的事実に関する記事が不法行為に当たるとするには、重要な部分が全くの虚偽であることが必要」と指摘。「殺傷数などは疑わしいが、競争した事実自体を否定することはできず、新聞記者の創作とは認められない」と述べた。

 判決などによると、東京日日新聞(現毎日新聞)は37年11〜12月、南京へ向かう途中に2人が競って中国兵を切り倒す「百人斬り」をしたと報道。本多氏は朝日新聞社や柏書房から発行した本で百人斬りに言及した。【高倉友彰】

 ◇毎日新聞社社長室広報担当の話

 当社の主張が認められたものと理解しています。





 毎日が相変わらずウソの主張をしているので、この画像を再掲。

コレ「じじつむこん」って読むんだよね?
↑毎日新聞社刊「昭和史全記録」より↑


 ま、産経の同記事を見る限り、今回の控訴棄却は「想定内」らしいから、最高裁に期待だね。マトモな判決が下ることを祈る。

参考エントリ:明白に虚偽であると言えなければ、事実なんだってさ(2005年8月24日)
posted by atsu at 23:17| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日

法服を着れば「報復」なし!?

同じ法服着用で裁判員保護へ 最高裁検討(中国新聞)

 二○○九年にスタートする裁判員制度の本格準備を進める最高裁に「裁判員をやると、被告らからの仕返しが怖い」と脅迫や報復を恐れる市民の声が多く寄せられ、担当者を悩ませている。外見上の個性を消すため、裁判官と同じ「法服」を着用させる案も浮上。裁判員の不安解消は、円滑な制度導入に不可欠な重要課題になりそうだ。

 市民が黒い法服を羽織るアイデアは、最高裁が全国で開いた裁判員制度フォーラムの会場で提案された。

 被告らと向き合う裁判員六人が中央の裁判官三人と同じ服を着ることによって、法廷外で特定されにくくする一方、裁判員に自覚を与える効果も期待できるという。最高裁刑事局も「十分検討に値する」と前向きだ。

 四月に公表された最高裁の全国アンケートでは「参加しやすくする環境整備」として「脅迫から裁判員を十分保護する」を挙げた人が53%にも上り「書類を少なく」「説明を分かりやすく」(いずれも13%)を大きく上回った。

 裁判員の住所、氏名や評議で述べた意見内容は公表されないが、全員を警護するのも予算上不可能とされ、フォーラムでは「報道用の廷内写真には裁判員も写るのか」などと「姿をさらす」ことをためらう声や質問も相次いだ。

 最高裁刑事局は「欧米の裁判で陪審員や参審員が法服を着る例はなく、ドイツのように氏名を公表する国でも脅迫などの被害例はまれ。日本も心配ないと思うが、参加意欲を高めるため不安を和らげる工夫はできるだけしたい」と話している。





 これまで、裁判の逆恨みで判事や検事が襲われた事件ってあまりない(私が知ってるのは松本サリン事件くらい)から、裁判員が襲われる事件というのもあまり起こることはないと思う。だけど、ただでさえ裁判員制度はみんなが敬遠しているから、その不安は少しでも払拭しておいたほうがいいだろう。そうすれば、だんたんとみんなも「やってもいいかな」という気持ちになるかもしれないから(ちなみに私は、裁判員制度興味あります。でも、やりたいと思っていると自分には回ってこないような気がする(-_-;))

 それに、何をやるにもまずカタチから入ると分かりやすい。法服と着ることで、まるで本当の判事になったかのように思い、気が引き締まる人もいるんじゃないかな。ま、警官や看護婦とかはあっても、裁判官のコスプレってあまり聞かないけど。

 でもアレだよね。もしも裁判員の身の安全を優先して、被告に顔を覚えられないようにすることを重視するのなら、法服だけじゃなくていっそ






















これで素顔は割れません


こんな風に覆面もしたほうがいいと思うな。

そうすりゃ、みんな安心して判決を下すことができると思う。念を入れるなら、ボイスチェンジャーも仕込むとかね。

 さらには、うしくんとかえるくんの代わりに、一方の手には六法全書、もう一方の手には天秤のぬいぐるみを持つってのはどうだろう。名付けて

パペットジャッジメント

なんつって。
posted by atsu at 22:16| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

殺人事件じゃないなら、何だっての

光市母子殺害結審、死刑以外納得できない(ニッカン)

 山口県光市の母子殺害事件で、殺人罪などに問われ1、2審判決で無期懲役を言い渡された男性被告(25=事件当時少年)の上告審弁論が18日、最高裁第3小法廷で開かれ、弁護人の安田好弘弁護士らは「1、2審が『冷酷で執拗(しつよう)』とした殺害状況の事実認定は誤っている」と述べた。その上で裁判の続行を求めたが、浜田邦夫裁判長は認めず、結審した。

 ただ浜田裁判長は、1カ月以内に主張をまとめた書面を提出すれば判断材料にすることを弁護側に伝えた。判決期日は追って指定される。

 この日の弁論で、上告した検察側は「自己中心的な動機、冷酷非道な殺害手段、結果の重大性などを考えれば死刑にすべきであり、2審判決は判例に違反し、著しく正義に反する」と指摘した。

 安田弁護士は「鑑定書などを見れば、抵抗を制止しようとして首を絞めてしまったことは明らかで、殺意はなかった」として傷害致死罪にとどまると主張した。

 1、2審判決によると、被告は99年4月、排水検査員を装って会社員本村洋さん(30)宅に上がり込み、妻(当時23)の首を手で絞めて殺害したほか、生後11カ月の長女を床にたたきつけた上で絞殺した。

 最高裁が上告を受理して弁論期日を指定したため、死刑相当とされる可能性もある。

 弁論を傍聴した本村さんは「殺意の有無はともかく、遺族にとっては結果の重大性がすべて。死刑以外にないと思う。身勝手な動機で何の落ち度もない若い女性と乳児を殺害した。死刑以外、納得できない」と怒りをあらわにした。

 男性被告の弁護側は法廷で1、2審判決の事実誤認と、殺人ではなく傷害致死罪が成立すると訴えたが「遺族には、妻と娘が殺されたという事実以外ない。殺意など神様でも分からない」と切り捨てた。

 弁論を控え、被告は謝罪の手紙を送付したが、本村さんは険しい表情で「読んでいない。反省ならいつでもできる。手紙を書くのは判決が出てからにしてほしい」。

 また「被告は死刑の可能性を感じ、初めて真剣になったのだろう。自分の命が奪われるかもしれない恐怖を通じ、犯した罪の重さを知ってほしい」とも述べた。

 事件発生から7年が経過し、上告からも4年余り。ようやく迎えた結審に「警察官、検察官、関心を持ってくれた世論のおかげでここまで来られた。墓前に報告したい」と話した。





 安田弁護士ってただ者ではないと思っていたけど、相当頭のキレるお人のようだね。まさか、この期に及んで「被告に殺意はなかった」などという主張をしてくるとは予想外だった。

 安田弁護士は「口をふさごうとしたらその手が誤って首にかかって、誤って死なせてしまった。よってこれは殺人事件ですらない。無期懲役でも重すぎる」と主張しているが、こんな話で納得する人間がどこにいようか。間違って首に手がかかったくらいで、人間は一瞬で死ぬものではないし、間違って殺したのなら、何よりも死姦したことの説明が付かないではないか。殺すつもりがなかったのなら、右往左往してすぐに逃げ出すなり何なりするはずだ。冷静に死体を犯せたことが、被告が殺意を抱いていたことを裏付ける証拠である。それとも何か? 彼は死体も陵辱してないって言うのかな?

 まぁ、被告本人に全く反省の気持ちなどが存在しないようだから、そんな人間を弁護するにはこのような奇策を弄するしか手がないのだろう。しかしね、いくら仕事と言えど、こんな幼稚な弁論を書いていて虚しくはならないのだろうか。安田弁護士が、少々不憫に思えてきた。

 あとは判決を待つばかりとなったが、最高裁が妥当な決断を下すことを期待している。早く、弥生さんと夕夏ちゃんの魂が浮かばれることを祈りたい。

関連エントリ
被害者の人権など露ほども思慮しない、エセ人権派弁護士(3月15日)

よい続報2件(3月18日)
posted by atsu at 22:25| 東京 🌁| Comment(8) | TrackBack(4) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

不起訴なのに痴漢認定か…

JR痴漢損害賠償訴訟、不起訴の男性敗訴(朝日)

 JR中央線の車内で99年9月、痴漢をしたとして現行犯逮捕され、不起訴となった東京都国立市の元会社員の男性(63)が「女性の虚偽申告で逮捕され、捜査で自白を強要されるなど精神的苦痛を被った」として、女性と国、都を相手取り、計約1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決言い渡しが10日、東京地裁八王子支部であった。松丸伸一郎裁判長は「痴漢行為をされたとする女性の供述は信用でき、現行犯逮捕も違法ではない」として原告の請求を棄却した。

 判決などによると、男性は99年9月2日深夜、同じ車内で近くに立ち、携帯電話で話をしていた女性(当時20)に注意した。2人は国立駅で別々に下車。直後に女性が警察官に「痴漢の被害を受けた」と訴えたため、男性は駅外の路上で都迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕された。男性は容疑を否認し、20日間勾留(こうりゅう)された後、嫌疑不十分で不起訴になった。

 男性は、警察官による逮捕は現行犯逮捕の要件にあたらず、手続き上も違法で、それに基づく検察官の勾留請求手続きも必要なく、女性の虚偽の被害申告は不法行為だと訴えていた。

 松丸裁判長は「女性の供述の信用性は高いと認められる。痴漢をしていないとする原告の供述は信用できない」とした。「被害者が犯人を逮捕するため犯行現場から継続して追跡しているような場合は、犯行から時間的、場所的に離れていても、現行犯逮捕と認められる」と判断を示した。また、「勾留請求の要件を満たしている」と述べた。





 う〜〜ん、これは、予想外の判決。まさか、刑事で不起訴になった人に対して、民事で「有罪」判決が下されるとは思わなかった。

 ここまで女性の言い分のみを鵜呑みにする判決は、あまりに一方的でないかい? だいたいこの女性、刑事裁判の取調べの際に「メンドクサイから」とバックレたくせに、自分が訴えられると必死に証言するんだもんね。本当に被害を受けたのなら、刑事の時点できちっと捜査に協力すべきだったんじゃないか? こんな身勝手な人間の主張を、どうして裁判官は最大限に酌んだのか理解できない。

 それにしても、痴漢事件の捜査というのは杜撰というほかない。駅の事務室に行ったが最後、申し開きは一切聞き入られぬまま、そのまま逮捕されてしまう。その後は、痴漢をやったと認めて大人しく罰金を払うことを強要され、認めなければ長期勾留となってしまう。はっきり言ってデタラメだ。女性の証言が全ての証拠になり、客観的な捜査はまったくなし。無罪を証明したければ、自分で調べろと言うのだから酷い話だ。

 だがそれも、本物の痴漢どものせいである。本物の痴漢はいいよね、捕まったってすぐに認めて、罰金払ってすぐオシマイだもの。実際に触っておいしい思いもしているわけだから、「アチャー捕まっちゃったか。まあ今回は年貢を納めとくか」という程度だし。すぐに罰金払えば、よっぽどの人物でない限り新聞にも載らないしね。本物の痴漢より、冤罪を受けた人のほうが地獄の苦しみを味わうってんだから、この世の中はおかしくできているものだ。

 本物の痴漢をこの世から全て抹殺する方法、何かないものかね? 名前も顔も分からないから、デスノートあっても無理だしなぁ…。
posted by atsu at 22:35| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | ニュース−社会 裁判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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