それにしても、昨日の2ちゃんねらーの働きは見事だった。批判派の行動を撮影していた39歳の医師が暴行を受けたことで、批判派=過激派だということが明らかになったのだから。グッジョブと言うしかない。
「何を勝手に撮ってるんだ!」というあり得ない言い掛かりをつけたうえ暴行を働き、現行犯逮捕されたのは中核派活動家の北島邦彦容疑者(45)。「都政を革新する会」とやらの事務局長も務める人物だそうだが、まあずいぶんな大物が釣れたものである。早くも「つくる会と警察の陰謀による不当逮捕だ!」と喚いているようだが、いやいや、あんたが暴行したのは単なる2ちゃんねらーですから。あなた方と違って、みんな有志での参加ですよ。あの場には恐らくつくる会の関係者はいなかったと思うし。
朝日や毎日も、この男のことをちゃんと「中核派」だと書いていたからいちおう評価しよう。だが、産経の書き方はこれを遥かに上回る素晴らしいものだった。
区役所には、過激派の中核派が支援する「『つくる会』の教科書採択に反対する杉並親の会」や、共産党と友好関係にある「杉並の教育を考えるみんなの会」のメンバーら反対派約600人(警視庁調べ)が詰め掛け、審議に圧力をかけた。
「親の会」とか何とか名乗って、市民団体を装っているヤツラの正体をしっかり暴いてくれてるって感じだね。この記事を読めば大半のマトモな人は、この教科書問題が一部の団体により、特定の政治目的のもとで行われているものだということに気付くだろう。だって、過激派のぶんざいで「扶桑社の教科書は危ない教科書です!」とか言ってるんだもの。危ないのはどっちだってんだよ。
批判派が支持派の意見にまったく耳を貸さないのも、過激派が絡んでいるのならすごく納得できる。これまで左翼過激派が起こしてきた数多の内ゲバ事件を見れば瞭然だもんねぇ。彼らは異論を唱える者を殺せるくらいの人だから、言論の封殺なんてたやすいものさ。
さて、歴史に対して特にこだわりを持たない一般の皆さんは、彼らの一見耳障りのよい言葉に騙されて、知らず知らずのうちに過激派に協力していたということのないように気をつけましょう。
ところで話は変わるが、2日から産経新聞にて戦後の日本がいかに自らの歴史を自らの手で貶めてきたかということを検証する「歴史の自縛」という連載記事が始まっている。「村山談話の成り立ち」「河野談話の成り立ち」「GHQによるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムと検閲」ときて、4回目の今日は「今も教育現場に残るウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムと教育基本法」だった。そこには以下のような、とんでもない偏向教育の内容が綴られていた。
ある千代田区立中学校
さきの大戦について日本に謝罪と賠償を求めた韓国の大統領、盧武鉉の演説や、原爆、戦争責任を取り上げ、感想を書かせた。
生徒たちは、教員の指導と助言を受けて書いた感想文に
「日本政府の人は頭、悪いんじゃないかと思いました。本当に賢い人は『真実を、きちんと徹底的に教える』と私は考えるからです」
「盧武鉉大統領、日本の過去の事実を教えてくださって、ありがとうございました」
「国のために死ぬのは右翼の人だけでいい」
「(天皇は)最後まで自分のことしか考えられず、心の弱さゆえか『武力』のみでしか人々を動かすことができなかった」
―などと記している。
ある東京都瑞穂町立中学校
社会科の授業中に「中国の戦争は進歩的で、正義の戦争である」と主張する『毛沢東選集』の一部や、元朝日新聞記者、本多勝一の著書『中国の旅』を引用、日本人が中国労働者の心臓と肝臓を煮て食べたという信憑性が疑われるエピソードなどを抜粋したプリントが配布された。
このプリントを配った教員は別のテスト形式のプリントで、日ソ中立条約について「北方の安全を確保し、南方への侵略を進める目的で結んだ」と記述。日本語ではなく中国語の口語とされる「三光作戦」(焼き尽くし、殺し尽くし、奪い尽くす作戦)を日本軍が華北地方の村々で行ったとした。
東京都墨田区の中学一年社会の学習到達度調査テスト
南京事件について「武器を捨てた兵士や女性・こどもを含む中国人が日本軍によって多数殺害されました」などと説明。
そのうえで「中国の人々は日本の行動についてどう思っていたと考えますか。あなたが思うことを書きましょう」と出題し、生徒側から「ざんこくすぎる」「人殺し」「すごくひどくて、ひきょうな国だと思っていたと思う」―などの回答を引き出している。
いやはや何とも、この記事内容はウソだと信じたくなるくらい、目を覆いたくなる内容だ。こんなサヨク偏向教師は、ほんの一握りなのだと思い込みたい。特に中国の戦争は正しいとする毛沢東の主張を子供に植え付けるのは特に酷いね。ダブルスタンダードそのものだもの。
このような教育を普段から子供に施している教師は、恐らく扶桑社の教科書を批判しているだろうね。でも、その前に自分が行っている教育がふさわしいものなのかどうかもう一度自問してほしいものだ。果たして偏っているのはどちらなのかを。まあ、彼らはこれだけ偏っていても自分が標準だと思い込んでいるから、まず無理だろうけどね。
扶桑社優勢で継続審議 杉並・教科書採択(産経)