2010年09月11日

谷さんに合掌

“ガチョーン”谷啓さん突然の死、78歳

 クレージーキャッツのメンバーとして映画「無責任」シリーズなどで活躍し、“ガチョーン”などの流行語も生みだした俳優の谷啓(たにけい)(本名・渡部泰雄(わたべやすお))さんが11日午前5時ごろ、入院先の杏林大学医学部付属病院で亡くなった。

 78歳。告別式などは未定。10日午後6時ごろ、東京都三鷹市内の自宅の階段でつまづき顔や頭を強打、同病院に運ばれていた。

 東京都出身。高校時代からトロンボーンを始め、ミュージシャンを目指して中央大学在学中の1953年、原信夫とシャープスアンドフラッツに入団。米国のコメディアン、ダニー・ケイをもじって芸名を“谷啓”とした。

 その後、フランキー堺とシティ・スリッカーズを経て、56年、ハナ肇や植木等らがいたコミック・バンドのクレージーキャッツに加入。2人に続く「第3のスター」として売り出された。





 不謹慎を承知で言わせていただきます。故人へ哀悼の意を込めて

ガッショーーーーーン!!

 私は谷さんの全盛時代のことは知らないけど、10年ほど前の「笑う犬の冒険」でも出演されてましたよね。ブラバンの演奏に合わせて「Silly go lucky!」と言っていたのが印象に残ってます。あとは、映画「死に花」もよかったなぁ。

 しかし、階段で転んで脳挫傷で死んじゃうというのは実に痛ましい死に方でしたね。転んだりしなければまだまだお元気でしたでしょうに。これでクレージーキャッツのメンバーも、残り2人になってしまったんですねぇ。別に強い思い入れはないけれど、昭和がまた遠くなった気がします。


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2009年05月03日

やっぱり転移するときついですねぇ

パトカーと出合い頭に衝突、バイクの15歳少年が重傷(読売)

 3日午前1時頃、神奈川県海老名市大谷北の市道交差点で、海老名署地域課の男性巡査(23)が運転するパトカーと、市内の無職少年(15)の原付きバイクが出合い頭に衝突し、少年は転倒して腕や肩の骨を折る重傷を負った。

 発表によると、現場は信号機のない丁字路交差点。巡査は男性巡査長(47)とパトカーで巡回中で、少年は無免許だったという。

 同署が事故原因を調べている。


警官のバイクけり重傷負わせる 高1少年逮捕 神奈川(産経)

 神奈川県秦野市の市道で3日未明、巡回中の神奈川県警秦野署の男性巡査(30)が乗っていたバイクをけられて転倒し、頭などに重傷を負った。巡査はヘルメットを着けていなかったバイクに停止を求めた際に運転手に抵抗されたという。運転手は逃走したが数時間後に出頭、秦野署は殺人未遂などの疑いで緊急逮捕した。

 逮捕されたのは、秦野市内に住む、県立高校1年の少年(15)。秦野署の調べによると、少年は秦野市桜町の市道で3日午前1時ごろ、巡査から約500メートルに渡って追跡を受けた際、巡査のバイクをけって転倒させ、重傷を負わせた疑いが持たれている。

 一緒に巡回していた別の男性巡査(24)もバイクごと転倒したが、けがはなかったという。

 少年は逃走したが3日午前7時すぎに「警察官の乗ったバイクをけった。出頭したい」と110番通報してきた。





 なんか、同じような時間帯に同じような事故が起きたもんですね。後者のガキはもちろん、前者のガキも無免許運転だったという点であまり同情できません。てか、15歳が免許持ってるわけないんですけどね。読売の記事にはご丁寧に「少年は無免許だったという」という記述がありますが、当たり前のことをいちいち書く必要があるのかと思います。

 しかし、無職と高校一年生ということはあと数カ月も我慢すれば合法的にバイクの免許は取得できるのに、どうしてフライングしちゃうんですかね。どうせどっちも珍まがいのドキュンでしょうけど、バカの極みだよなぁと思います。




忌野清志郎さん死去=RCサクセション率いた「ロックの神様」(時事)

 RCサクセションの中心メンバーとして活躍、「雨あがりの夜空に」などのヒット曲で知られるロック歌手、忌野清志郎(いまわの・きよしろう、本名栗原清志=くりはら・きよし)さんが2日午前零時51分、がん性リンパ管症のため、東京都内の病院で死去した。58歳だった。東京都出身。葬儀は9日正午から東京都港区南青山2の33の20の青山葬儀所で。喪主は妻栗原景子(くりはら・けいこ)さん。

 1968年にRCサクセションを結成。70年、「宝くじは買わない」でデビューした。「僕の好きな先生」「い・け・な・いルージュマジック」などが大ヒット。「ロックの神様」と呼ばれ、CM、映画などでも活躍した。

 政治的なメッセージを織り込んだ曲も歌い、反原発を取り扱ったアルバム「COVERS」や、パンクロック風にした「君が代」を含む「冬の十字架」が一時発売中止になった。

 2006年7月に喉頭(こうとう)がんで入院したが、08年2月、日本武道館公演で復活。しかし、7月に転移が判明し、治療に専念していた。
 









 うーん、残念ですね。私は特に忌野清志郎ファンじゃないですが、上に挙げた二つの曲には強烈な印象があります。

 いちおう彼は左寄りと認識されているみたいですが、そんな単純なものじゃないと思いますね。「憧れの北朝鮮」にしても、あれは強烈な北への皮肉ですよ。タイトルや歌詞の表面だけ聞いて北朝鮮礼賛ソングだと思い込んでいる人がいますが、それは全く的外れです。

 「君が代」も、私はむしろいいアレンジだと思ってますね。私は君が代大好き人間ですが、一切改変しちゃいけないとは思いません。いつぞやサヨクが作った「KISS ME」みたく悪意のあるものは腹が立ちますが、忌野さんの場合はそういう悪意が感じられません。別に、ロックにアレンジしたっていいでしょうよ。

 君が代が好きだからこそ、私は君が代を自由に歌って欲しいんですよね。だから、当時の発売中止騒ぎなんかはくだらないと思って見てました。

 謹んでご冥福をお祈り致します。


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2009年04月18日

上坂冬子さん死去

上坂冬子さん死去、78歳=ノンフィクション作家、保守派の論客(時事)

 ノンフィクション作家で社会評論家の上坂冬子(かみさか・ふゆこ、本名丹羽ヨシコ=にわ・よしこ)さんが14日午前9時50分、肝不全のため入院中の病院で死去した。78歳だった。東京都出身。葬儀は近親者のみで済ませた。

 1949年、トヨタ自動車工業に入社。社内の出来事をつづった「職場の群像」で評論家としてデビュー。62年から執筆活動に専念し、戦争犯罪や従軍慰安婦など戦後史を扱ったノンフィクションで知られる。主な作品に「生体解剖−九州大学医学部事件」「慶州ナザレ園−忘れられた日本人妻たち」「男装の麗人・川島芳子伝」など。93年に菊池寛賞、正論大賞。保守派の論客としても活躍した。





 わたくし、不覚にもつい1時間前に今日の産経新聞を見るまで、上坂さんの訃報を知りませんでした。自らの不覚を恥じるとともに、あまりにも残念で言葉が出ません。最近は闘病生活を送っていたということで、心配はしていたんですが…。

 上坂さんのことは大好きでした。産経やWiLLに執筆なさっていた文章は必ず読んでましたし、著書も何冊か持っています。言うことがいちいち毅然としていて正しくて、読む度に膝を打っていました。特に最近は、北方領土について保守派論客の中で最も熱心に活動なさっていましたね。

 私がいちばん強烈に覚えている上坂さんの思い出は、小泉が8月15日に靖国参拝を果たしたその日、テレ朝の「スーパーモーニング」にコメンテーターとして出演なさって、満面の笑みで「とてもよかったと思います」とおっしゃったことです。他のサヨクコメンテーターが苦虫を噛み潰したような顔で小泉を批判する中、上坂さんの笑顔がとても印象的でありました。同時に、この日に上坂さんにオファーを出したテレ朝は偉いと思ったものでした。もう一度このシーンを見たいんですが、残念ながら見つかりません。

 私は上坂冬子さん、曽野綾子さん、櫻井よしこさんが日本の三大女性保守論客だと思っています。しかし、上坂さんが抜けた今、その穴を埋められる人がいるかというと……残念ながら思いつきません。金美齢さんも好きだけど、彼女は理論的にちょっと弱いところがありますし、そもそも日本人ではないですし。後進として育ってくる人の登場を待ちたいですね。

 最後に、YouTubeに上坂さんが筑紫の番組に出たときの動画があったので載せておきます。でもこの動画、尻切れトンボなんですよねぇ。そこが残念ですよ。

 謹んでご冥福をお祈りします。






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2007年06月30日

トリビアの功労者、逝く

声優の中江真司さん死去…「トリビアの泉」ナレーションで魅了(サンスポ)

 フジテレビ系バラエティー「トリビアの泉」や「仮面ライダー」などの声で知られる声優でナレーター、中江真司(本名・佐藤良孝=さとう・よしたか)さんが肝細胞がんのため28日午後零時半、東京都小金井市の聖ヨハネホスピスで亡くなった。72歳だった。

 「本郷猛は改造人間である…」。「仮面ライダー」のキメゼリフの低く落ち着いた声、「トリビア」では♪へぇーを誘い出す独特の間で、お茶の間を魅了した“声の職人”が病気と闘っていた。

 所属事務所によると1年ほど前に体調を崩し、がんであることが発覚。本人にも告知された。入退院を繰り返しながら仕事を続けていたが、今年2月上旬を最後に治療に専念していた。本人の希望でホスピスに入院、最期は夫人の夕希子さんら親族が看取った。

 中江さんはいくつかの劇団を経て、声優を中心に活躍するように。最近では、任天堂のニンテンドーDS、WiiのゲームソフトのCMナレーションを務めていた。

 通夜は7月1日午後6時から、葬儀・告別式は同2日午前11時から、東京都国分寺市西恋ケ窪1の39の5、東福寺むさしの斎場で。喪主は妻の夕希子さん。





 中江さんの訃報には、びっくりしました。心からご冥福をお祈り致します。

 「トリビアの泉」ヒットの要因には、中江さんのナレーションも大きく貢献していたに違いありません。あの、抑揚があるのかないのかよく分からない独特の声質は、番組を一味も二味も面白いものにしていました。番組の末期には「影ナレ」なるものが登場していましたが、これだって中江さんのナレーションとのギャップがあるから面白かったのです。最初から、シャアやフリーザの声の人がナレーターを務めていても、特に面白くはならなかったことでしょう。

 こうなってみますと、トリビアもいい時期に終わりましたね。最後のほうはネタ切れで酷い有様で、その後のスペシャルもそれほど芳しいものではなかったので、中江さんの逝去をもって完全に終わらせるのがいいと思います。中江さんの代わりにメインナレーターを務められる人は、恐らくいないでしょうから(こないだのスペシャルは代役だったそうですね)。

 せっかくですので、YouTubeから中江さんのナレーションをいくつか抜粋しておきます。美声を堪能しましょう。







 セゾンカードのCMが欲しかったんですけど、見つかりませんでした(´・ω・`)ショボーン
posted by atsu at 21:16| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月28日

今日は大きな訃報が続きました

「負けないで」など名曲残し、ZARD坂井泉水さんが急死

 人気ポップスグループ「ZARD」のボーカリスト坂井泉水(本名・蒲池幸子)さん(40)が、入院先の東京都内の病院で死亡していたことが、28日明らかになった。

(以下略)





 職場のパソコンで何気なくYahooを開いてこのニュースを知ったときは、思わず「えっ!? ウソでしょ!!」と言ってしまいました。入院しているということも知らなかったですが、まさかこんな亡くなり方をされるとはショックです。

 警察は念のため、事故と自殺の両面で調べているようですが、今の報道を見る限りでは事故だと思います。何よりも、「負けないで」という曲で多くの人々を励ました彼女が、病気に負けて自ら死を選んだとは思いたくありません。

 坂井泉水さんのご冥福を心よりお祈り致します。




松岡農水相が自殺=議員宿舎で首つり−安倍政権に打撃(時事通信)

 松岡利勝農水相(62)が28日正午すぎ、東京都港区赤坂の議員宿舎の部屋で、首をつっているのが見つかった。心肺停止状態で意識不明の重体となり、慶応大学病院(東京都新宿区)へ搬送されたが、午後2時に死亡が確認された。警視庁赤坂署は自殺とみて、詳しい状況を調べている。

(以下略)





 松岡農水相のご冥福を心よりお祈り致します。

 ……と形式的に書いてはみたものの、この人については素直に冥福を祈る気持ちにはあまりなれないです。死んだ人を悪く言いたくはないですが、こっちの第一報に触れたときは「えっ!? 自殺未遂しちゃったの?? あ〜あ、なんだかなぁ」と空虚な気持ちにしかなりませんでした。

 鉄面皮だと批判されていた松岡農水相ですが、やはり実際にはかなり恥を感じていたのでしょう。安倍首相は彼を必死にかばっていましたが、こんなことになるのならばおとなしく辞任させたほうが彼も楽だったんじゃないでしょうか。地位を守って命を失くしたんではどうにもなりません。

 現職大臣の自殺なんてのは、現憲法下では初めてらしいですね。戦前にはいたかもしれませんが、少なくとも私がパッと思いついたのは、ポツダム宣言受諾直後に割腹自殺した阿南惟幾陸軍大臣くらいです。

 まあ、何でしょうねぇ。政治家にはもっと身奇麗であってほしいですが、叶わぬ願いなんでしょうか。野党に攻撃材料を与えるようなことは、謹んでもらいたいものなんですが。
posted by atsu at 23:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月25日

鴨志田さんが亡くなっていたなんて…

カメラマンの鴨志田穣さんが死去(朝日)

 鴨志田 穣さん(かもしだ・ゆたか=カメラマン・エッセイスト)が20日、腎臓がんで死去、42歳。葬儀は近親者のみとし、後日「お別れの会」を開く。喪主は元妻で漫画家の西原理恵子さん。

 高校卒業後、タイに渡り内戦のカンボジアなどでカメラマンとして活動。著書に西原さんとの共著「アジアパー伝」、アルコール依存症を克服した体験をもとにした私小説「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」など。





 今日の毎日新聞で「毎日かあさん休載のお知らせ」を読むまで、私は不覚にも鴨志田さんが亡くなったことを知りませんでした。心よりご冥福をお祈り致します。

 鴨志田さんのことは、西原理恵子の漫画を通してしか知りません。でも、アル中を克服し、再び西原さんや子供たちと一緒に暮らすようになったことが作中で描かれていたので、陰ながら「よかったね」と思っていたところでした。ついこないだまで、家族揃ってフィリピンかどこかに旅行している様子が漫画になっていたので、突然の訃報に驚いています。

 腎臓がんということですので、もしかしたら鴨志田さんも西原さんも死期を悟っていたのかもしれません。だから西原さんはいったん別れた夫と同居し、子供たちに父との思い出を作ってあげたのではないでしょうか。同時に鴨志田さんにとっても、最期のひとときを子供たちと過ごせたことは幸せだったと思います。

 「毎日かあさん」がしばらくお休みということで、日曜の楽しみがお預けとなるのは残念ですが、いずれまた心温まる漫画を読ませて頂きたいな…と思います。とりあえず今は、ゆっくり心と体を休めてください。
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2006年12月20日

カンニング中島、死去

お笑い、カンニングの中島忠幸さん死去(ニッカン)

 人気お笑いコンビ、カンニングの中島忠幸(なかしま・ただゆき)さんが20日午前、白血病ウイルス性肺炎のため都内の病院で死去した。35歳だった。中島さんは竹山隆範とのコンビで長い下積み生活の末に人気者となったが、04年12月末に急性リンパ球性白血病で入院。入退院を繰り返しながら闘病生活を送っていた。





 中島ァァァァァァ!。・゚・(ノД`)・゚・。

 今日はいったい何て日なんだ。青島幸男、岸田今日子と続いただけでも大変なことなのに、中島まで死んでしまうなんて。竹山の話だと春頃には復帰できそうということだったのに、やはり白血病は恐ろしい。本田美奈子.さんのときとほとんどおんなじ展開になってしまったね…。

 ただただ悲しい。中島の子供は、まだ2歳なのにね……。
posted by atsu at 23:48| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月06日

本田美奈子.さん死去…

 1月13日のエントリで扱い、早い回復を祈っていたのだが、実に残念である。本田美奈子.さんが、今朝早くお亡くなりになったそうである…。

 いったん退院したところまではニュースで知っていたが、また悪化して再入院していたとは知らなかった。近年は白血病と言っても、吉井怜のように見事完治した人もいるので割と楽観はしていたのだが、やはり怖い病気だということを再確認した感じである。彼女の場合は化学療法のみで骨髄移植はしていなかったらしいが、やはり骨髄移植をしないと再発する恐れも高いのかなぁ。

 心からご冥福をお祈りします…。

本田美奈子さんが急性骨髄性白血病のため死去(サンスポ)
posted by atsu at 18:11| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | ニュース−社会 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月20日

新聞漫画

 読売新聞夕刊の四コマ漫画『サンワリ君』の作者鈴木義司氏が、土曜日に悪性リンパ腫のためお亡くなりになった。2日から休載していたがまさか病気だったとは知らず、訃報には驚いた。

 何でも担当記者すら入院していることを知らなかったそうで、病床で毎日原稿を描いていたという。それも2日で力尽き、そのままそれが絶筆となってしまった。とても残念だ。連載回数は1万1240回。実に38年間にわたって読売夕刊の顔であり続けた。

 亡くなってすぐにこんなことを考えるのは不謹慎だが、後任は誰になるのだろうか。四コマ漫画ファンの私としては次の漫画を誰が手がけるのかはとても気になる。
 現在、夕刊各紙の四コマ漫画はそうそうたる顔ぶれである。いわゆる新聞漫画専門の大御所は読売の鈴木氏だけで、他はみんな四コマ漫画誌出身の作家がそろっている。
 朝日夕刊がしりあがり寿の『地球防衛軍のヒトビト』、毎日夕刊は森下裕美の『ウチの場合は』、そして東京夕刊が新田朋子の『ウチのげんき予報』。私は森下裕美の『ウチの場合は』が一番好きだ。
 森下裕美と聞いても分からないかもしれないが、『少年アシベ』の作者と聞けば多くの人が分かるだろう。ゴマフアザラシのゴマちゃんをブレイクさせたあの人である。かわいい絵柄に毒がたっぷり含まれた作風は味がある。彼女を起用した毎日新聞はかなりあっぱれだ。

 さて、後任人事は誰になるだろう。鈴木義司氏の後任だから、それなりに実力のある漫画家でないと鈴木氏に対して失礼になる。山科けいすけあたりならできるかな? そうすると森下裕美と夫婦で新聞漫画を描くことになっちゃうけど。

 ちなみに、まだまだ新聞漫画を描ける器ではないが、私が今もっとも面白いと思う若手四コマ作家は小坂俊史。小坂ファンの方がいらっしゃったらぜひお話がしたい。
posted by atsu at 23:27| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース−社会 訃報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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