2023年03月19日

非正規鉄道乗車記録(2023年版)

これまでに乗車したことのある、鉄道営業法に基づかない非正規の鉄道について一切記録を付けていなかったので、ここに記録します。

●三笠トロッコ鉄道(令和元年6月14日乗車)
・北海道三笠市
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・非電化







旧幌内線の三笠〜幌内間の廃線を利用したトロッコ鉄道。自動車を改造した機関車が、手作り感満載の客車を牽いて走っている。また、自分で運転できる原付軌道自転車もあり。同じ線路の一部区間を利用している三笠鉄道記念館のSL、S304号には未乗車。



●丸瀬布森林公園いこいの森 雨宮21号(令和2年10月11日乗車)
・北海道遠軽町
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間762ミリ
・蒸気機関車
・非電化





昭和37年に廃止された武利意森林鉄道の廃線跡を一部活用し、公園内を周回する保存鉄道。同森林鉄道で活躍した、昭和3年製造の雨宮21号蒸気機関車が動態保存されている。特定日には、雨宮21号の他に林野庁から払い下げられたディーゼル機関車での運転も行われる。客車は旧井笠鉄道のものも使われる。


●空知鉄道(令和4年8月21日乗車)
・北海道岩見沢市
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間381ミリ
・非電化(バッテリー電車)
・個人運営



札幌市電で運転士をしている主宰者が、自宅の敷地内で走らせている自作の庭園鉄道。線路の延長は約90メートルで、環状ではなく北村〜赤川〜南赤川の3駅間を結んでいる。両端の駅では乗降を行わず、乗客は中心駅である赤川駅で乗車し、列車は赤川⇒北村⇒南赤川⇒赤川の順で往復運転を行う。冬季を除いて、月に1回一般に公開されており、無料で乗車することができる。



●百合が原公園 リリートレイン(令和元年6月16日乗車)
・北海道札幌市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間1067ミリ
・非電化



札幌市の百合が原公園内を反時計回りに一周する遊覧鉄道。遊覧鉄道には珍しく、1067ミリの軌間を持つ。1両目が流線型のディーゼル機関車で、2〜5両目が客車。廃食油を再利用したバイオディーゼル燃料を使用している。



●小樽市総合博物館 アイアンホース号(平成29年5月20日乗車)
・北海道小樽市
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間914ミリ
・非電化



小樽市総合博物館内の中央⇔手宮間を走っているSL列車。1909年にアメリカで製造された蒸気機関車、アイアンホース号が客車を牽引する。ゲージは国内ではかなり珍しい914ミリ。博物館への入場料はかかるが、アイアンホース号に乗るのに追加料金はかからない。



●北海道開拓の村 馬車鉄道(平成29年5月21日乗車)
・北海道札幌市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・復元車両
・軌間762ミリ
・非電化



北海道の歴史的建造物を保存している屋外博物館のメインストリートを走っている馬車鉄道。旧札幌停車場前〜旧ソーケシュオマベツ駅逓所前間を往復している。途中までは複線になっており、写真のように離合する様も見られる。客車はレプリカだが、日本車両製である。冬季は運休し、馬ソリになる。



●札幌振興公社 もーりすカー(平成27年12月20日乗車)
・北海道札幌市
・準鉄道交通機関
・有料



札幌市の藻岩山山頂にあるケーブルカーに似た交通機関。もいわ山ロープウェイの終点、もいわ中腹⇔もいわ山頂を結んでいる。軌間は不明。通常のケーブルカーと異なり、レールの両脇にケーブルがあり、車両はそれを掴んで走行する。ゴンドラリフトのような搬器を2両連結した車両は、ぶら下がった構造のためどのような傾斜でも常に水平を保つのが特徴。



●狩勝高原エコトロッコ(令和3年9月12日乗車)
・北海道新得町
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間1067ミリ
・非電化





根室本線旧線の新内駅跡地に併設されている遊覧鉄道。基本は足漕ぎトロッコだが、「モハ8」という自作電車の体験運転も可能。自作と言っても本物の部品を活用して作られており、ATS鳴動までする本格的なものである。信号システムや踏切もトロッコと連動して作動する。


●ルスツリゾート遊園地 グラスゴートレイン(令和5年7月29日乗車)
・北海道留寿都村
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ(推定)
・非電化





ルスツリゾート遊園地内を走る遊覧列車で、スティームポートステーション〜ハイランドステーションの2点間を結んでいる。距離は約1.5キロ。車両は、イギリスのセベルン製で、1988年にスコットランドのグラスゴーで開催された博覧会のために製造されたものである。SLの形をしているがディーゼル機関車であり、俗に言うトンボ重連(両端に連結された機関車が背を向けている状態)となっているため機回しや方向転換は不要となっている。ルスツリゾート遊園地は入園そのものに料金がかからないが、アトラクションはパスポート制で個別の料金設定がない。グラスゴートレインのみを目的にすると高くつくのが玉に瑕。また、運行されるのは夏休み期間中のみである。


●ルスツリゾート モノレール(令和5年7月29日乗車)
・北海道留寿都村
・準鉄道交通機関
・無料



ルスツリゾートの「ルスツリゾートホテル&コンベンション」にある「サウスステーション」と、「ウェスティンルスツリゾート」にある「タワーステーション」を結ぶ嘉穂製作所製のモノレール。3両連結の立派なもので、朝から夜まで随時運行をしている。開業したのは1997年で、現在の車両は2016年に更新された2代目である。車内は外側を向いたロングシートで、眺めも良い。国道と交差する箇所は、高架ではなく地下トンネルとなっているのも特徴。また、中間には冬季のみ営業する「スキー場前ステーション」がある。


●河北中央公園 いもこ列車(令和4年6月5日乗車)
・山形県河北町
・無料園内
・無料アトラクション(先着順)
・保存鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車



 かつて台湾製糖で使われていたベルギー製コッペル型の347号蒸気機関車(昭和23年製造)に客を乗せられるデッキを付け、園内に敷いた約130メートルの線路を往復運転する。大正5年から昭和10年まで神町と谷地を結んでいた谷地軌道の蒸気機関車が347号と同型で、煙突の形が里芋に似ていたことから「いもこ列車」の愛称で呼ばれた。春から秋にかけて、月に一度運転が行われる。乗車は先着順の整理券制で、無料。


●やながわ希望の森公園 SLさくら号(令和2年9月13日乗車)
・福島県伊達市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車



福島県伊達市のやながわ希望の森公園西口と東口の約800メートルを結ぶ遊覧鉄道。昭和62年に福島協三工業で製造されたB型蒸気機関車とダブルルーフ風オープンデッキ客車が走る。



●横川鉄道文化むら トロッコ列車ライン「シェルパくん」(平成30年7月22日乗車)
・群馬県安中市
・有料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・直流1500V電化



平成9年10月1日に廃止された信越本線の横川〜軽井沢間の一部を利用して運転されているトロッコ列車。ぶんかむら⇔とうげのゆ間を結んでいる。客車は2両編成で、1両は開放式。ディーゼル機関車は常に麓側に連結されている。途中の旧丸山変電所前には「まるやま駅」が設けられており、停車時間に見学も楽しめる。同じ線路ではEF63形電気機関車の体験運転も行われているが、そちらには未乗車。



●横川鉄道文化むら 「あぷとくん」(平成30年7月22日乗車)
・群馬県安中市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・非電化
・蒸気機関車





横川鉄道文化むらの園内を反時計回りに一周する遊覧鉄道。軌間は610ミリで、機関車は平成10年にイギリス・ウィルソン社で製造された3950形蒸気機関車「グリーンブリーズ号」と、北陸重機工業製の10000形ディーゼル機関車の2両がある。10000形ディーゼル機関車はかつてアプト式だった頃の碓氷峠を走っていたEC40形電気機関車を模しているが、いずれもアプト式ではない。



●野辺山SLランド SL列車(平成30年8月19日乗車)
・長野県南牧村
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車
・閉園





普通鉄道では日本一高いところにある駅として知られる野辺山駅から車で10分ほどにある小規模遊園地、野辺山SLランドを反時計回りに一周するSL列車。機関車はベルギー製で、台湾の製糖会社で使用されていた362号蒸気機関車。主に土休日がSL運行で、平日は元木曽森林鉄道のDLによる運転だった。平成30年8月31日をもって閉園した。



●くびき野レールパーク(令和元年9月15日乗車)
・新潟県上越市
・無料園内(要寄付金)
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化





昭和46年に廃止された頸城鉄道の機関車や気動車等の車両を動態保存しており、定期的に運転会が行われる。乗車可能な区間は旧車両基地内のわずかな区間のみ。



●弥彦パノラマタワー クライミングカー(令和3年10月23日乗車)
・新潟県弥彦村
・準鉄道交通機関
・有料



弥彦山頂上駐車場と、弥彦山ロープウェイ山頂駅を結ぶ斜行エレベーター。搬器はそれなりに年季の入ったもので、湘南電車のような窓が付いているのが特徴である。双方の乗り場に係員がいて、上下でやり取りをしながら随時運行をしている。


●奥只見スロープカー(令和5年6月18日乗車)
・新潟県魚沼市
・準鉄道交通機関
・有料



奥只見ダムの駐車場と、ダム上部を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。運賃は片道100円。操作は係員が行う。上の乗り場に客がいない場合はすぐに下に引き返すので、上から乗る場合は呼び出しボタンを押す必要がある。



●東京ディズニーランド ウエスタンリバー鉄道(平成8年5月乗車)
・千葉県浦安市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車

※画像なし

東京ディズニーランドのウエスタンランドにある周回鉄道。機関車は開園時ならびにその数年後に協三工業で新製されたものではあるがれっきとした蒸気機関車である。スポンサーはタカラトミー。



●成田ゆめ牧場まきば線(令和2年10月3日乗車)
・千葉県成田市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車(特定日のみ それ以外はディーゼル機関車)
・軌間610ミリ
・非電化







有志たちによって結成された羅須地人鉄道協会が、成田ゆめ牧場園内で運営している周回タイプの遊覧鉄道。加藤製作所や元立山砂防軌道のディーゼル機関車がトロッコ車両を牽引している。特定日には、台湾・基隆炭鉱で使われていたものや協会自作の蒸気機関車による運転も行われる。



●飛鳥山公園モノレール アスカルゴ(平成28年3月21日乗車)
・東京都北区
・準鉄道交通機関
・無料



王子駅前と飛鳥山公園を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。無料で利用できる。



●東武動物公園 太陽の恵み鉄道パークライン(平成29年5月28日乗車)
・埼玉県宮代町
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・非電化(バッテリーロコ)



東武動物公園内を走る遊覧鉄道。3つの駅があり、園内の移動手段としても利用できる。機関車は蒸気機関車の形をしているが、バッテリーロコである。両終端駅に、複線式のターンテーブルがあるのが大きな特徴。常に2本の列車が運行し途中駅で交換するダイヤとなっているので、きちんと閉塞も行われている。



●鉄道博物館 ミニ運転列車(平成19年12月8日乗車)
・埼玉県さいたま市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間550ミリ





大宮の鉄道博物館内にある、自分で列車を運転する体験ができる鉄道。軌間は550ミリという特殊なもの。スピードはあまり出ないが、ATCやATSも備える本格的なものである。車両は複数あり、既に世代交代も行われている。電動と思われるが給電方式や電圧は不明。



●鉄道博物館 てっぱくライン(平成19年12月8日乗車)
・埼玉県さいたま市
・有料園内
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間550ミリ



鉄道博物館内の「中央駅」と「北駅」を結ぶ、東北新幹線E2系を模した列車。上記のミニ運転列車と線路がつながっており、軌間は同じ550ミリ。



●足尾銅山観光 トロッコ電車(平成19年3月10日乗車)
・栃木県日光市
・有料園内
・無料アトラクション(乗車必須)
・保存鉄道
・保存車両
・軌間914ミリ
・非電化(バッテリーロコ)





栃木県の足尾銅山観光の入り口と坑内を結んでいるトロッコ電車。途中にはラックレールの区間もあるが、乗車は下り勾配の往路のみで、復路は徒歩で戻ることになる。



●宮ヶ瀬ダム インクライン(令和3年10月30日乗車)
・神奈川県愛川町
・準鉄道交通機関
・有料



宮ヶ瀬ダムの直下部と天端を結ぶケーブルカー。通常のケーブルカーと異なり全線複線で、H型鋼のレールを滑車のような車輪で挟んで走行する。元はダム建設時にコンクリートを積んだダンプトラックを運搬していたインクラインの一部設備を観光用に転用したもの。インクラインは有料だが、無料のエレベーターを利用して移動することもできる。製造は東京索道。


●育成会横浜病院 モノレールごんたん(令和4年3月9日乗車)
・神奈川県横浜市
・準鉄道交通機関
・無料



高台にある育成会横浜病院へのアクセス手段として平成7年に設置されたミニモノレール。鉄道ファンの理事長の発案だった。設置当時は別の塗色だったが、平成28年10月に「湘南色」に塗り替えられた。乗客が自ら操作するのではなく、係員が常駐していて乗客が訪れる度に随時運行している。製造はちよだ製作所。



●修善寺虹の郷 ロムニー鉄道(平成22年7月24日乗車)
・静岡県伊豆市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車
・軌間381ミリ
・非電化





園内を走る遊覧鉄道。軌間381ミリ(15インチ)とナローゲージの中でも特に狭いが、これはイギリスに現存する「ロムニー・ハイス&ディムチャーチ鉄道(Romney, Hythe and Dymchurch Railway)」と「レーブングラス・アンド・エスクデール鉄道(Ravenglass and Eskdale Railway)」を模したものである。蒸気機関車もそれらで使われているものと同じものを輸入して使っている。駅は2箇所あり、広い園内の移動手段としても利用できる。



●身延山久遠寺スロープカー(令和3年4月4日乗車)
・山梨県身延町
・準鉄道交通機関
・無料



身延山久遠寺のせいしん駐車場と本堂前を結ぶスロープカー。嘉穂製作所製。複線構造となっているのが特徴。無人制御で、エレベーターと同じように乗車した人がボタンを押して操作する。料金は無料だが、運行維持のための募金を入れる賽銭箱が置いてある。



●愛知こどもの国 こども汽車(令和3年5月15日乗車)
・愛知県西尾市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・蒸気機関車
・軌間762ミリ
・非電化






愛知こどもの国の園内を時計回りに周回する遊覧鉄道。昭和49年に福島協三工業で製造されたB11形・B12形蒸気機関車が5両の客車を牽いて走る。客車も2編成存在する。山頂付近を走っているため車窓からは三河湾まで眺望でき、途中には踏切やトンネルもある。



●博物館明治村 SL列車(平成29年3月24日乗車)
・愛知県犬山市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車
・軌間1067ミリ
・非電化





博物館明治村園内を走る遊覧鉄道。SL東京駅⇔SL名古屋駅の間を往復運転している。機関車は明治7年生まれのSL12号と明治45年生まれのSL9号。客車も明治期に製造された本物である。



●博物館明治村 京都市電(平成29年3月24日乗車)
・愛知県犬山市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・直流600V電化



博物館明治村園内を走る遊覧鉄道。市電名古屋駅⇔市電品川燈台駅の間を往復運転しており、途中駅も2駅ある。明治43年と44年に製造された京都市電N電8号・15号の2両が在籍する。トロリーポールによる集電を行っている。



●東山動植物園 スカイビュートレイン(令和3年11月20日乗車)
・愛知県名古屋市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・跨座式鉄道
・電化(方式不明)





 東山動植物園の園内を周回する延長約2キロの跨座式モノレール。正門駅と植物園駅の2つの駅があり、園内交通機関としても利用できる。周回モノレールであるが、正門駅寄りの区間は近接しているため、まるで複線のようにも見える。車両は5両編成で、3編成が存在。混雑具合によって同時に走る本数が変わる。



●赤沢自然休養林 赤沢森林鉄道(令和2年9月21日乗車)
・長野県上松町
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間762ミリ
・非電化



昭和50年に廃止された木曽森林鉄道の一部廃線跡を活用して走っている保存鉄道。ディーゼル機関車が開放型の客車を牽引するが、これらの車両は森林鉄道時代からのものではない。特にディーゼル機関車は平成になってから新造された、排ガス浄化装置付きのものである。片道1.2キロの延長があるが、往復乗車が基本で終点からの乗車は不可(降車して復路乗車を放棄することは認められるが、返金はされない)。



●粟津公園 なかよし鉄道(令和元年8月3日乗車)
・石川県小松市
・無料園内
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化






昭和52年に廃止された尾小屋鉄道のディーゼル機関車や気動車を保存運転する遊覧鉄道。園内に敷かれた線路を往復運転するが、終端部での乗り降りはできない。



●紀州鉱山専用線 湯の口温泉 トロッコ電車(平成29年9月3日乗車)
・三重県熊野市
・有料
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間610ミリ
・非電化(バッテリーロコ)



かつては鉱山鉄道だった線路の一部を保存し、瀞流荘〜湯ノ口温泉間を結んでいる。温泉とのセット券がお得。実際に鉱山で使われていた本物のバッテリーロコが、人車を再現した木造の復元客車を牽いて走る。



●湯の山温泉希望荘ケーブルカー(令和3年11月21日乗車)
・三重県菰野町
・準鉄道交通機関
・無料





 湯の山温泉の温泉旅館「希望荘」の館内にあるケーブルカー。フロントと売店のある「山上館」と、客室、大浴場などがある「本館」を結んでいる。機能的には斜行エレベーターだが、敷設は日本ケーブル、車両は大阪車輌工業が手掛けている。宿泊客のみならず、日帰り入浴やレストラン利用の客でも自由に利用することができる。車両の麓側は展望デッキとなっているのが大きな特徴。


●ローザンベリー多和田 ミルキーウェイ(令和5年3月19日乗車)
・滋賀県米原市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ(推測)
・第三軌条電化方式(直流60V)





 滋賀県米原市にある英国式庭園「ローザンベリー多和田」の園内を走る遊覧鉄道で、園中央部と丘の上の2駅間を結んでいる(駅名は特にない)。SLの形をした電気機関車が、4両の客車を牽く。両端部はリバース線となっているので、機関車の方向転換や機回しは必要ない。乗車券を購入する際、座席まで指定されているのが特徴。車両やシステムのメーカーについては不明。



●京都鉄道博物館 SLスチーム号(平成28年7月12日乗車)
・京都府京都市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化





現在では京都鉄道博物館内の施設となっているが、前身の梅小路蒸気機関車館時代からあるアトラクションである。同館で動態保存されている蒸気機関車が、長物車を改造した開放型の客車を牽いて約500メートルの線路を往復運転する。現在牽引を担当するのは、8620形8630号機、C56形160号機、C61形2号機、C62形2号機のいずれか。どの機関車が担当するかは当日に発表される。



●梅小路公園 京都市電(平成28年8月21日乗車)
・京都府京都市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化(バッテリー電車)



京都鉄道博物館に隣接する梅小路公園内の「すざくゆめ広場」⇔「市電ひろば」間230メートルを、かつての京都市電N27号が往復運転を行っている。平成25年までは梅小路蒸気機関車館の西側へ向かって走っていたが、平成26年に現在の線路を新設。その際に架線は設置されず、車両にリチウムイオンバッテリーが装備された。



●天橋立ビューランドモノレール(令和3年2月27日乗車)
・京都府宮津市
・有料園内
・無料アトラクション
・準鉄道交通機関


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日本三景・天橋立を一望できる遊園地「天橋立ビューランド」へのアクセス手段。モノレールを名乗るが、正確には嘉穂製作所製のスロープカーである。山上にある遊園地へ行くにはこのモノレールか並走するリフトのいずれかに乗る必要があり、入園料がイコール乗車料金となっている。2両連結で、途中の勾配はなかなかのもの。



●須磨浦山上遊園カーレーター(令和3年8月20日乗車)
・兵庫県神戸市
・無料園内
・有料アトラクション
・準鉄道交通機関





須磨浦山上遊園の鉢伏山上駅と回転展望閣を結ぶ。ベルトコンベアの上に2人乗りのゴンドラを載せた特殊な交通機関で、日本国内には須磨浦山上遊園にしか存在しない(かつては滋賀県のびわ湖バレイにもあった)。非常に乗り心地が悪いが、逆手に取ってそれをアピールポイントにしている。



●桜谷軽便鉄道南山線(令和5年9月3日乗車)
・大阪府豊能町
・私有地内
・無料アトラクション(寄付金あり)
・遊覧鉄道
・軌間381ミリ
・直流36V電化(架空電車線方式)





個人が完全自作した庭園鉄道を、毎月第一日曜日に一般公開しているもの。風の峠駅と桜谷駅の2駅があるが、風の峠駅を起点に周回できるレイアウトとなっており、方向転換は行われない。信号もただの飾りではなく、きちんと動作している。乗車体験のみならず、運転体験をすることもできる。



●浜寺公園浜寺交通遊園 子供汽車「浪花号」(令和3年2月28日乗車)
・大阪府高石市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化

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浜寺公園の南部にある「交通遊園駅」を起点に、公園中央部にある「ばら庭園駅」までを結ぶ遊覧鉄道。蒸気機関車を模したディーゼル機関車が、3両の客車を牽引する。車両は昭和57年アルナ工機製。両駅はリバース構造となっており、機関車の入れ替えや方向転換をせずにそのまま走れるようになっている。先代の車両は「もず号」という名前で、流線型のディーゼルカーだった。その頃は、今と路線のルートも少々異なっていたようだ。



●柵原ふれあい鉱山公園(平成29年4月2日乗車)
・岡山県美咲町
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化







平成3年に廃止された同和鉱業片上鉄道の車両を動態保存する施設。毎月第一日曜日には、旧吉ケ原駅と平成26年に新設された「幸福柵原」駅の間を気動車で往復運転している。DD13形ディーゼル機関車と貨車による貨物列車のデモンストレーション運転も行われる。一度入場すると、列車には乗り放題となっている。



●高速鳴門バスストップ すろっぴー(平成29年8月26日乗車)
・徳島県鳴門市
・準鉄道交通機関
・無料



神戸淡路鳴門自動車道の高速鳴門バスストップへアクセスするために設置されている嘉穂製作所製のスロープカー。利用者がボタンを押すと動くエレベーターのような乗り物だが、長さは160メートルほどある。



●マイントピア別子 銅山観光列車(令和3年8月21日乗車)
・愛媛県新居浜市
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間762ミリ
・第三軌条電化方式(電圧等不明)





江戸時代から昭和48年まで操業していた別子銅山の一部を保存展示しているテーマパーク。線路もかつて住友別子鉱山鉄道だったもので、蒸気機関車「別子1号」をやや小さくして模した電気機関車が客車を牽く。車両は令和元年に新造されたばかりで、その際にはリアルスケールの人車とカゴ車も連結された。わずか400メートルほどの区間ではあるが、トンネルとトラス鉄橋もあって変化に富んでいる。車内アナウンスは、新居浜市出身の声優、水樹奈々が務めている。



●新祖谷温泉ホテルかずら橋 ケーブルカー(令和3年8月23日乗車)
・徳島県三好市
・準鉄道交通機関
・有料



ホテル本館と、山上にある天空露天風呂を結ぶケーブルカー。乗車には温泉への入浴が必要。まるで木造の小屋のような車両が最大の特徴である。車両は1両のみで、錘と対になっている構造。安全索道製。


●馬路温泉馬路森林鉄道(令和4年6月26日乗車)
・高知県馬路村
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間508ミリ
・非電化



かつて、魚梁瀬森林鉄道で使用されていたポーター製の蒸気機関車を模したディーゼル機関車が、1周約300メートルの線路を反時計回りに周回する。機関車のサイズは実物の3分の2ほどで、軌間も魚梁瀬森林鉄道とは異なる508ミリ。乗客が現れる度に随時運行となるスタイルで、1回の運転で2周走る。車両を製作したのは、高知県南国市に本社のある産業機械メーカーの株式会社垣内。



●馬路森林鉄道インクライン(令和4年6月26日乗車)
・高知県馬路村
・準鉄道交通機関
・有料




日本国内には唯一の存在である水力式のケーブルカー。車体に水を溜めるタンクが付いており、水を抜くと上昇、水を溜めると下降する極めてシンプルな仕組みで動く。こちらも株式会社垣内が製造した。馬路温泉の向かいにあり、上った先には馬路村中心部を一望できる展望台がある。


●魚梁瀬丸山公園 魚梁瀬森林鉄道(令和4年6月26日乗車)
・高知県馬路村
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道
・軌間762ミリ
・非電化





かつて、総延長200キロ超を誇った魚梁瀬森林鉄道で活躍していたディーゼル機関車の保存運転を行っている。主に使われているのは、谷村鉄工所が作成した機関車を株式会社垣内が復元したものだが、園内に設けられた車庫内には野村工作所製、酒井製作所製のディーゼル機関車も走行可能な状態で保存されている。線路は保存運転を行うにあたって新たに敷かれたもので、1周約400メートル。乗客が現れる度に随時運行するスタイルで、1回の運転で2周走る。1000円払うと運転体験もすることができる。


●皿倉登山鉄道 皿倉山スロープカー(平成26年7月13日乗車)
・福岡県北九州市
・準鉄道交通機関
・有料



皿倉登山鉄道ケーブルカー(こちらは正式な鉄道)の山上駅から、さらに山頂へと向かうために設置されている嘉穂製作所製のスロープカー。


●福岡市動植物園スロープカー(令和5年3月27日乗車)
・福岡県福岡市
・有料園内
・準鉄道交通機関



園内の動物園(下)と植物園(上)を結んでいる嘉穂製作所製のスロープカー。操作は乗客自身が行う。無料で利用ができる。



●長崎市 長崎稲佐山スロープカー(令和3年7月12日乗車)
・長崎県長崎市
・準鉄道交通機関
・有料





長崎市の稲佐山中腹と頂上を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。全線複線で、2両連結となっている。デザインは奥山清行氏。



●高千穂あまてらす鉄道(令和2年8月23日乗車)
・宮崎県高千穂町
・有料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・非電化





平成17年の台風14号で甚大な被害を受け、復旧叶わずに廃止となった高千穂鉄道高千穂線の天岩戸〜高千穂間の廃線跡を利用して走っている保存鉄道。空港で荷物の運搬をするトーイングトラクターをベースにした「グランド・スーパーカート」と呼ばれる車両で運行している。現役時代は日本一の高さを誇った高千穂鉄橋からの眺めは絶景。鉄道事業法に基づく正式な鉄道になることを目指している。なお、列車に乗車すれば入園料は免除される。



●ネオパークオキナワ 沖縄軽便鉄道(令和元年10月6日乗車)
・沖縄県名護市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・第三軌条方式電化(電圧等不明)





名護市にある動物園、ネオパークオキナワの園内を周回する遊覧鉄道。動物が見られるところでしばしば停車し、解説が行われる。機関車はドイツ・ヘンシェル製Cタンク蒸気機関車と、D51形蒸気機関車を模したものの2両が在籍するが、動力は第三軌条から集電した電気である。戦後は普通鉄道が存在しない沖縄県において、2本の線路を使って走る列車があるのはここだけである。



■この先、極力乗車したい保存鉄道・遊覧鉄道・非正規鉄道

●トロッコ王国美深…美幸線にはもちろん乗ったことがない。

●ふるさと銀河線りくべつ鉄道…北海道ちほく高原鉄道には乗れずじまいだった。

●小岩井農場トロ馬車

●小坂鉄道レールパーク…行くならブルートレインあけぼのに宿泊したい。

●まむろがわ温泉梅里苑森林鉄道トロッコ列車

●くりはら田園鉄道公園…くりはら田園鉄道には、栗原電鉄時代も含めて乗車済み。

●大崎市松山御本丸公園コスモス園 松山人車

●八木山ベニーランド キッズトレイン東西線

●柴田町船岡城址公園スロープカー

●伊香保温泉かのうやケーブルカー

●吾妻峡レールバイク アガッタン

●東京ディズニーシー ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ…これだけのためにバカ高い入場料を払うことに躊躇している。

●西武園ゆうえんち チャレンジトレイン 出発進行!小さな運転士さん

●菱野温泉常盤館ケーブルカー

●黒部峡谷鉄道上部軌道…見学可能日は平日が多いため、乗車難度高し。

●立山砂防軌道…こちらも見学可能日は平日のみで、かつ募集人員少なめなので乗車難度高し。

●郡上八幡大滝鍾乳洞ケーブルカー

●有田川町鉄道公園…訪問したことはあるが、その日は動態保存を実施していなかった。

●兵庫県立国見の森公園森林学習軌道

●桜谷軽便鉄道南山線

●明延鉱山一円電車

●江の川鐵道

●祖谷温泉ケーブルカー

●奥祖谷観光周遊モノレール…アクセスが悪い上に雨天だと運休のため、乗車難度高し。

●九州鉄道記念館 ミニ鉄道公園ミニ列車…九州鉄道記念館には3回ほど行ったが、お子様連れしか乗っていないため躊躇して乗れていない。

●赤村トロッコ鉄道

●英彦山花園スロープカー

●池島炭鉱体験トロッコ

●串木野金山蔵トロッコ


■訪れる前に残念ながら廃止・休止したもの

●ウェスパ椿山 スロープカーしらかみ号…ウェスパ椿山には行ったものの、コロナのせいで運休。

●りんどう湖レイクビュー スイス鉄道…行こう行こうと思っているうちにいつの間にか廃止。

●東京ディズニーランド ジョリートロリー…中学校の修学旅行で行った時は走っていたが、乗らなかった。

●能勢電鉄 シグナス森林鉄道…2021年の冬季運休が明けないままに廃止。
posted by atsu at 18:03| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 非正規鉄道乗車記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月06日

非正規鉄道乗車記録(2022年版)

これまでに乗車したことのある、鉄道営業法に基づかない非正規の鉄道について一切記録を付けていなかったので、ここに記録します。

●三笠トロッコ鉄道(令和元年6月14日乗車)
・北海道三笠市
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・非電化







旧幌内線の三笠〜幌内間の廃線を利用したトロッコ鉄道。自動車を改造した機関車が、手作り感満載の客車を牽いて走っている。また、自分で運転できる原付軌道自転車もあり。同じ線路の一部区間を利用している三笠鉄道記念館のSL、S304号には未乗車。



●丸瀬布森林公園いこいの森 雨宮21号(令和2年10月11日乗車)
・北海道遠軽町
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間762ミリ
・蒸気機関車
・非電化





昭和37年に廃止された武利意森林鉄道の廃線跡を一部活用し、公園内を周回する保存鉄道。同森林鉄道で活躍した、昭和3年製造の雨宮21号蒸気機関車が動態保存されている。特定日には、雨宮21号の他に林野庁から払い下げられたディーゼル機関車での運転も行われる。客車は旧井笠鉄道のものも使われる。


●空知鉄道(令和4年8月21日乗車)
・北海道岩見沢市
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間381ミリ
・非電化(バッテリー電車)
・個人運営



札幌市電で運転士をしている主宰者が、自宅の敷地内で走らせている自作の庭園鉄道。線路の延長は約90メートルで、環状ではなく北村〜赤川〜南赤川の3駅間を結んでいる。両端の駅では乗降を行わず、乗客は中心駅である赤川駅で乗車し、列車は赤川⇒北村⇒南赤川⇒赤川の順で往復運転を行う。冬季を除いて、月に1回一般に公開されており、無料で乗車することができる。



●百合が原公園 リリートレイン(令和元年6月16日乗車)
・北海道札幌市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間1067ミリ
・非電化



札幌市の百合が原公園内を反時計回りに一周する遊覧鉄道。遊覧鉄道には珍しく、1067ミリの軌間を持つ。1両目が流線型のディーゼル機関車で、2〜5両目が客車。廃食油を再利用したバイオディーゼル燃料を使用している。



●小樽市総合博物館 アイアンホース号(平成29年5月20日乗車)
・北海道小樽市
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間914ミリ
・非電化



小樽市総合博物館内の中央⇔手宮間を走っているSL列車。1909年にアメリカで製造された蒸気機関車、アイアンホース号が客車を牽引する。ゲージは国内ではかなり珍しい914ミリ。博物館への入場料はかかるが、アイアンホース号に乗るのに追加料金はかからない。



●北海道開拓の村 馬車鉄道(平成29年5月21日乗車)
・北海道札幌市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・復元車両
・軌間762ミリ
・非電化



北海道の歴史的建造物を保存している屋外博物館のメインストリートを走っている馬車鉄道。旧札幌停車場前〜旧ソーケシュオマベツ駅逓所前間を往復している。途中までは複線になっており、写真のように離合する様も見られる。客車はレプリカだが、日本車両製である。冬季は運休し、馬ソリになる。



●札幌振興公社 もーりすカー(平成27年12月20日乗車)
・北海道札幌市
・準鉄道交通機関
・有料



札幌市の藻岩山山頂にあるケーブルカーに似た交通機関。もいわ山ロープウェイの終点、もいわ中腹⇔もいわ山頂を結んでいる。軌間は不明。通常のケーブルカーと異なり、レールの両脇にケーブルがあり、車両はそれを掴んで走行する。ゴンドラリフトのような搬器を2両連結した車両は、ぶら下がった構造のためどのような傾斜でも常に水平を保つのが特徴。



●狩勝高原エコトロッコ(令和3年9月12日乗車)
・北海道新得町
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間1067ミリ
・非電化





根室本線旧線の新内駅跡地に併設されている遊覧鉄道。基本は足漕ぎトロッコだが、「モハ8」という自作電車の体験運転も可能。自作と言っても本物の部品を活用して作られており、ATS鳴動までする本格的なものである。信号システムや踏切もトロッコと連動して作動する。



●河北中央公園 いもこ列車(令和4年6月5日乗車)
・山形県河北町
・無料園内
・無料アトラクション(先着順)
・保存鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車



 かつて台湾製糖で使われていたベルギー製コッペル型の347号蒸気機関車(昭和23年製造)に客を乗せられるデッキを付け、園内に敷いた約130メートルの線路を往復運転する。大正5年から昭和10年まで神町と谷地を結んでいた谷地軌道の蒸気機関車が347号と同型で、煙突の形が里芋に似ていたことから「いもこ列車」の愛称で呼ばれた。春から秋にかけて、月に一度運転が行われる。乗車は先着順の整理券制で、無料。


●やながわ希望の森公園 SLさくら号(令和2年9月13日乗車)
・福島県伊達市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車



福島県伊達市のやながわ希望の森公園西口と東口の約800メートルを結ぶ遊覧鉄道。昭和62年に福島協三工業で製造されたB型蒸気機関車とダブルルーフ風オープンデッキ客車が走る。



●横川鉄道文化むら トロッコ列車ライン「シェルパくん」(平成30年7月22日乗車)
・群馬県安中市
・有料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・直流1500V電化



平成9年10月1日に廃止された信越本線の横川〜軽井沢間の一部を利用して運転されているトロッコ列車。ぶんかむら⇔とうげのゆ間を結んでいる。客車は2両編成で、1両は開放式。ディーゼル機関車は常に麓側に連結されている。途中の旧丸山変電所前には「まるやま駅」が設けられており、停車時間に見学も楽しめる。同じ線路ではEF63形電気機関車の体験運転も行われているが、そちらには未乗車。



●横川鉄道文化むら 「あぷとくん」(平成30年7月22日乗車)
・群馬県安中市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・非電化
・蒸気機関車





横川鉄道文化むらの園内を反時計回りに一周する遊覧鉄道。軌間は610ミリで、機関車は平成10年にイギリス・ウィルソン社で製造された3950形蒸気機関車「グリーンブリーズ号」と、北陸重機工業製の10000形ディーゼル機関車の2両がある。10000形ディーゼル機関車はかつてアプト式だった頃の碓氷峠を走っていたEC40形電気機関車を模しているが、いずれもアプト式ではない。



●野辺山SLランド SL列車(平成30年8月19日乗車)
・長野県南牧村
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車
・閉園





普通鉄道では日本一高いところにある駅として知られる野辺山駅から車で10分ほどにある小規模遊園地、野辺山SLランドを反時計回りに一周するSL列車。機関車はベルギー製で、台湾の製糖会社で使用されていた362号蒸気機関車。主に土休日がSL運行で、平日は元木曽森林鉄道のDLによる運転だった。平成30年8月31日をもって閉園した。



●くびき野レールパーク(令和元年9月15日乗車)
・新潟県上越市
・無料園内(要寄付金)
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化





昭和46年に廃止された頸城鉄道の機関車や気動車等の車両を動態保存しており、定期的に運転会が行われる。乗車可能な区間は旧車両基地内のわずかな区間のみ。



●弥彦パノラマタワー クライミングカー(令和3年10月23日乗車)
・新潟県弥彦村
・準鉄道交通機関
・有料



弥彦山頂上駐車場と、弥彦山ロープウェイ山頂駅を結ぶ斜行エレベーター。搬器はそれなりに年季の入ったもので、湘南電車のような窓が付いているのが特徴である。双方の乗り場に係員がいて、上下でやり取りをしながら随時運行をしている。



●東京ディズニーランド ウエスタンリバー鉄道(平成8年5月乗車)
・千葉県浦安市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車

※画像なし

東京ディズニーランドのウエスタンランドにある周回鉄道。機関車は開園時ならびにその数年後に協三工業で新製されたものではあるがれっきとした蒸気機関車である。スポンサーはタカラトミー。



●成田ゆめ牧場まきば線(令和2年10月3日乗車)
・千葉県成田市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車(特定日のみ それ以外はディーゼル機関車)
・軌間610ミリ
・非電化







有志たちによって結成された羅須地人鉄道協会が、成田ゆめ牧場園内で運営している周回タイプの遊覧鉄道。加藤製作所や元立山砂防軌道のディーゼル機関車がトロッコ車両を牽引している。特定日には、台湾・基隆炭鉱で使われていたものや協会自作の蒸気機関車による運転も行われる。



●飛鳥山公園モノレール アスカルゴ(平成28年3月21日乗車)
・東京都北区
・準鉄道交通機関
・無料



王子駅前と飛鳥山公園を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。無料で利用できる。



●東武動物公園 太陽の恵み鉄道パークライン(平成29年5月28日乗車)
・埼玉県宮代町
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・非電化(バッテリーロコ)



東武動物公園内を走る遊覧鉄道。3つの駅があり、園内の移動手段としても利用できる。機関車は蒸気機関車の形をしているが、バッテリーロコである。両終端駅に、複線式のターンテーブルがあるのが大きな特徴。常に2本の列車が運行し途中駅で交換するダイヤとなっているので、きちんと閉塞も行われている。



●鉄道博物館 ミニ運転列車(平成19年12月8日乗車)
・埼玉県さいたま市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間550ミリ





大宮の鉄道博物館内にある、自分で列車を運転する体験ができる鉄道。軌間は550ミリという特殊なもの。スピードはあまり出ないが、ATCやATSも備える本格的なものである。車両は複数あり、既に世代交代も行われている。電動と思われるが給電方式や電圧は不明。



●鉄道博物館 てっぱくライン(平成19年12月8日乗車)
・埼玉県さいたま市
・有料園内
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間550ミリ



鉄道博物館内の「中央駅」と「北駅」を結ぶ、東北新幹線E2系を模した列車。上記のミニ運転列車と線路がつながっており、軌間は同じ550ミリ。



●足尾銅山観光 トロッコ電車(平成19年3月10日乗車)
・栃木県日光市
・有料園内
・無料アトラクション(乗車必須)
・保存鉄道
・保存車両
・軌間914ミリ
・非電化(バッテリーロコ)





栃木県の足尾銅山観光の入り口と坑内を結んでいるトロッコ電車。途中にはラックレールの区間もあるが、乗車は下り勾配の往路のみで、復路は徒歩で戻ることになる。



●宮ヶ瀬ダム インクライン(令和3年10月30日乗車)
・神奈川県愛川町
・準鉄道交通機関
・有料



宮ヶ瀬ダムの直下部と天端を結ぶケーブルカー。通常のケーブルカーと異なり全線複線で、H型鋼のレールを滑車のような車輪で挟んで走行する。元はダム建設時にコンクリートを積んだダンプトラックを運搬していたインクラインの一部設備を観光用に転用したもの。インクラインは有料だが、無料のエレベーターを利用して移動することもできる。製造は東京索道。


●育成会横浜病院 モノレールごんたん(令和4年3月9日乗車)
・神奈川県横浜市
・準鉄道交通機関
・無料



高台にある育成会横浜病院へのアクセス手段として平成7年に設置されたミニモノレール。鉄道ファンの理事長の発案だった。設置当時は別の塗色だったが、平成28年10月に「湘南色」に塗り替えられた。乗客が自ら操作するのではなく、係員が常駐していて乗客が訪れる度に随時運行している。製造はちよだ製作所。



●修善寺虹の郷 ロムニー鉄道(平成22年7月24日乗車)
・静岡県伊豆市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車
・軌間381ミリ
・非電化





園内を走る遊覧鉄道。軌間381ミリ(15インチ)とナローゲージの中でも特に狭いが、これはイギリスに現存する「ロムニー・ハイス&ディムチャーチ鉄道(Romney, Hythe and Dymchurch Railway)」と「レーブングラス・アンド・エスクデール鉄道(Ravenglass and Eskdale Railway)」を模したものである。蒸気機関車もそれらで使われているものと同じものを輸入して使っている。駅は2箇所あり、広い園内の移動手段としても利用できる。



●身延山久遠寺スロープカー(令和3年4月4日乗車)
・山梨県身延町
・準鉄道交通機関
・無料



身延山久遠寺のせいしん駐車場と本堂前を結ぶスロープカー。嘉穂製作所製。複線構造となっているのが特徴。無人制御で、エレベーターと同じように乗車した人がボタンを押して操作する。料金は無料だが、運行維持のための募金を入れる賽銭箱が置いてある。



●愛知こどもの国 こども汽車(令和3年5月15日乗車)
・愛知県西尾市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・蒸気機関車
・軌間762ミリ
・非電化






愛知こどもの国の園内を反時計回りに周回する遊覧鉄道。昭和49年に福島協三工業で製造されたB11形・B12形蒸気機関車が5両の客車を牽いて走る。客車も2編成存在する。山頂付近を走っているため車窓からは三河湾まで眺望でき、途中には踏切やトンネルもある。



●博物館明治村 SL列車(平成29年3月24日乗車)
・愛知県犬山市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車
・軌間1067ミリ
・非電化





博物館明治村園内を走る遊覧鉄道。SL東京駅⇔SL名古屋駅の間を往復運転している。機関車は明治7年生まれのSL12号と明治45年生まれのSL9号。客車も明治期に製造された本物である。



●博物館明治村 京都市電(平成29年3月24日乗車)
・愛知県犬山市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・直流600V電化



博物館明治村園内を走る遊覧鉄道。市電名古屋駅⇔市電品川燈台駅の間を往復運転しており、途中駅も2駅ある。明治43年と44年に製造された京都市電N電8号・15号の2両が在籍する。トロリーポールによる集電を行っている。



●東山動植物園 スカイビュートレイン(令和3年11月20日乗車)
・愛知県名古屋市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・跨座式鉄道
・電化(方式不明)





 東山動植物園の園内を周回する延長約2キロの跨座式モノレール。正門駅と植物園駅の2つの駅があり、園内交通機関としても利用できる。周回モノレールであるが、正門駅寄りの区間は近接しているため、まるで複線のようにも見える。車両は5両編成で、3編成が存在。混雑具合によって同時に走る本数が変わる。



●赤沢自然休養林 赤沢森林鉄道(令和2年9月21日乗車)
・長野県上松町
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間762ミリ
・非電化



昭和50年に廃止された木曽森林鉄道の一部廃線跡を活用して走っている保存鉄道。ディーゼル機関車が開放型の客車を牽引するが、これらの車両は森林鉄道時代からのものではない。特にディーゼル機関車は平成になってから新造された、排ガス浄化装置付きのものである。片道1.2キロの延長があるが、往復乗車が基本で終点からの乗車は不可(降車して復路乗車を放棄することは認められるが、返金はされない)。



●粟津公園 なかよし鉄道(令和元年8月3日乗車)
・石川県小松市
・無料園内
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化






昭和52年に廃止された尾小屋鉄道のディーゼル機関車や気動車を保存運転する遊覧鉄道。園内に敷かれた線路を往復運転するが、終端部での乗り降りはできない。



●紀州鉱山専用線 湯の口温泉 トロッコ電車(平成29年9月3日乗車)
・三重県熊野市
・有料
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間610ミリ
・非電化(バッテリーロコ)



かつては鉱山鉄道だった線路の一部を保存し、瀞流荘〜湯ノ口温泉間を結んでいる。温泉とのセット券がお得。実際に鉱山で使われていた本物のバッテリーロコが、人車を再現した木造の復元客車を牽いて走る。



●湯の山温泉希望荘ケーブルカー
・三重県菰野町
・準鉄道交通機関
・無料





 湯の山温泉の温泉旅館「希望荘」の館内にあるケーブルカー。フロントと売店のある「山上館」と、客室、大浴場などがある「本館」を結んでいる。機能的には斜行エレベーターだが、敷設は日本ケーブル、車両は大阪車輌工業が手掛けている。宿泊客のみならず、日帰り入浴やレストラン利用の客でも自由に利用することができる。車両の麓側は展望デッキとなっているのが大きな特徴。



●京都鉄道博物館 SLスチーム号(平成28年7月12日乗車)
・京都府京都市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化





現在では京都鉄道博物館内の施設となっているが、前身の梅小路蒸気機関車館時代からあるアトラクションである。同館で動態保存されている蒸気機関車が、長物車を改造した開放型の客車を牽いて約500メートルの線路を往復運転する。現在牽引を担当するのは、8620形8630号機、C56形160号機、C61形2号機、C62形2号機のいずれか。どの機関車が担当するかは当日に発表される。



●梅小路公園 京都市電(平成28年8月21日乗車)
・京都府京都市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化(バッテリー電車)



京都鉄道博物館に隣接する梅小路公園内の「すざくゆめ広場」⇔「市電ひろば」間230メートルを、かつての京都市電N27号が往復運転を行っている。平成25年までは梅小路蒸気機関車館の西側へ向かって走っていたが、平成26年に現在の線路を新設。その際に架線は設置されず、車両にリチウムイオンバッテリーが装備された。



●須磨浦山上遊園カーレーター(令和3年8月20日乗車)
・兵庫県神戸市
・無料園内
・有料アトラクション
・準鉄道交通機関





須磨浦山上遊園の鉢伏山上駅と回転展望閣を結ぶ。ベルトコンベアの上に2人乗りのゴンドラを載せた特殊な交通機関で、日本国内には須磨浦山上遊園にしか存在しない(かつては滋賀県のびわ湖バレイにもあった)。非常に乗り心地が悪いが、逆手に取ってそれをアピールポイントにしている。



●天橋立ビューランドモノレール(令和3年2月27日乗車)
・京都府宮津市
・有料園内
・無料アトラクション
・準鉄道交通機関


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日本三景・天橋立を一望できる遊園地「天橋立ビューランド」へのアクセス手段。モノレールを名乗るが、正確には嘉穂製作所製のスロープカーである。山上にある遊園地へ行くにはこのモノレールか並走するリフトのいずれかに乗る必要があり、入園料がイコール乗車料金となっている。2両連結で、途中の勾配はなかなかのもの。



●浜寺公園浜寺交通遊園 子供汽車「浪花号」(令和3年2月28日乗車)
・大阪府高石市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化

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浜寺公園の南部にある「交通遊園駅」を起点に、公園中央部にある「ばら庭園駅」までを結ぶ遊覧鉄道。蒸気機関車を模したディーゼル機関車が、3両の客車を牽引する。車両は昭和57年アルナ工機製。両駅はリバース構造となっており、機関車の入れ替えや方向転換をせずにそのまま走れるようになっている。先代の車両は「もず号」という名前で、流線型のディーゼルカーだった。その頃は、今と路線のルートも少々異なっていたようだ。



●柵原ふれあい鉱山公園(平成29年4月2日乗車)
・岡山県美咲町
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化







平成3年に廃止された同和鉱業片上鉄道の車両を動態保存する施設。毎月第一日曜日には、旧吉ケ原駅と平成26年に新設された「幸福柵原」駅の間を気動車で往復運転している。DD13形ディーゼル機関車と貨車による貨物列車のデモンストレーション運転も行われる。一度入場すると、列車には乗り放題となっている。



●高速鳴門バスストップ すろっぴー(平成29年8月26日乗車)
・徳島県鳴門市
・準鉄道交通機関
・無料



神戸淡路鳴門自動車道の高速鳴門バスストップへアクセスするために設置されている嘉穂製作所製のスロープカー。利用者がボタンを押すと動くエレベーターのような乗り物だが、長さは160メートルほどある。



●マイントピア別子 銅山観光列車(令和3年8月21日乗車)
・愛媛県新居浜市
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間762ミリ
・第三軌条電化方式(電圧等不明)





江戸時代から昭和48年まで操業していた別子銅山の一部を保存展示しているテーマパーク。線路もかつて住友別子鉱山鉄道だったもので、蒸気機関車「別子1号」をやや小さくして模した電気機関車が客車を牽く。車両は令和元年に新造されたばかりで、その際にはリアルスケールの人車とカゴ車も連結された。わずか400メートルほどの区間ではあるが、トンネルとトラス鉄橋もあって変化に富んでいる。車内アナウンスは、新居浜市出身の声優、水樹奈々が務めている。



●新祖谷温泉ホテルかずら橋 ケーブルカー(令和3年8月23日乗車)
・徳島県三好市
・準鉄道交通機関
・有料



ホテル本館と、山上にある天空露天風呂を結ぶケーブルカー。乗車には温泉への入浴が必要。まるで木造の小屋のような車両が最大の特徴である。車両は1両のみで、錘と対になっている構造。安全索道製。


●馬路温泉馬路森林鉄道(令和4年6月26日乗車)
・高知県馬路村
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間508ミリ
・非電化



かつて、魚梁瀬森林鉄道で使用されていたポーター製の蒸気機関車を模したディーゼル機関車が、1周約300メートルの線路を反時計回りに周回する。機関車のサイズは実物の3分の2ほどで、軌間も魚梁瀬森林鉄道とは異なる508ミリ。乗客が現れる度に随時運行となるスタイルで、1回の運転で2周走る。車両を製作したのは、高知県南国市に本社のある産業機械メーカーの株式会社垣内。



●馬路森林鉄道インクライン(令和4年6月26日乗車)
・高知県馬路村
・準鉄道交通機関
・有料




日本国内には唯一の存在である水力式のケーブルカー。車体に水を溜めるタンクが付いており、水を抜くと上昇、水を溜めると下降する極めてシンプルな仕組みで動く。こちらも株式会社垣内が製造した。馬路温泉の向かいにあり、上った先には馬路村中心部を一望できる展望台がある。


●魚梁瀬丸山公園 魚梁瀬森林鉄道(令和4年6月26日乗車)
・高知県馬路村
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道
・軌間762ミリ
・非電化





かつて、総延長200キロ超を誇った魚梁瀬森林鉄道で活躍していたディーゼル機関車の保存運転を行っている。主に使われているのは、谷村鉄工所が作成した機関車を株式会社垣内が復元したものだが、園内に設けられた車庫内には野村工作所製、酒井製作所製のディーゼル機関車も走行可能な状態で保存されている。線路は保存運転を行うにあたって新たに敷かれたもので、1周約400メートル。乗客が現れる度に随時運行するスタイルで、1回の運転で2周走る。1000円払うと運転体験もすることができる。


●皿倉登山鉄道 皿倉山スロープカー(平成26年7月13日乗車)
・福岡県北九州市
・準鉄道交通機関
・有料



皿倉登山鉄道ケーブルカー(こちらは正式な鉄道)の山上駅から、さらに山頂へと向かうために設置されている嘉穂製作所製のスロープカー。



●長崎市 長崎稲佐山スロープカー(令和3年7月12日乗車)
・長崎県長崎市
・準鉄道交通機関
・有料





長崎市の稲佐山中腹と頂上を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。全線複線で、2両連結となっている。デザインは奥山清行氏。



●高千穂あまてらす鉄道(令和2年8月23日乗車)
・宮崎県高千穂町
・有料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・非電化





平成17年の台風14号で甚大な被害を受け、復旧叶わずに廃止となった高千穂鉄道高千穂線の天岩戸〜高千穂間の廃線跡を利用して走っている保存鉄道。空港で荷物の運搬をするトーイングトラクターをベースにした「グランド・スーパーカート」と呼ばれる車両で運行している。現役時代は日本一の高さを誇った高千穂鉄橋からの眺めは絶景。鉄道事業法に基づく正式な鉄道になることを目指している。なお、列車に乗車すれば入園料は免除される。



●ネオパークオキナワ 沖縄軽便鉄道(令和元年10月6日乗車)
・沖縄県名護市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・第三軌条方式電化(電圧等不明)





名護市にある動物園、ネオパークオキナワの園内を周回する遊覧鉄道。動物が見られるところでしばしば停車し、解説が行われる。機関車はドイツ・ヘンシェル製Cタンク蒸気機関車と、D51形蒸気機関車を模したものの2両が在籍するが、動力は第三軌条から集電した電気である。戦後は普通鉄道が存在しない沖縄県において、2本の線路を使って走る列車があるのはここだけである。



■この先、極力乗車したい保存鉄道・遊覧鉄道・非正規鉄道

●トロッコ王国美深…美幸線にはもちろん乗ったことがない。

●ふるさと銀河線りくべつ鉄道…北海道ちほく高原鉄道には乗れずじまいだった。

●ルスツリゾートモノレール

●小岩井農場トロ馬車

●小坂鉄道レールパーク…行くならブルートレインあけぼのに宿泊したい。

●まむろがわ温泉梅里苑森林鉄道トロッコ列車

●くりはら田園鉄道公園…くりはら田園鉄道には、栗原電鉄時代も含めて乗車済み。

●大崎市松山御本丸公園コスモス園 松山人車

●八木山ベニーランド キッズトレイン東西線

●柴田町船岡城址公園スロープカー

●奥只見スロープカー

●伊香保温泉かのうやケーブルカー

●吾妻峡レールバイク アガッタン

●東京ディズニーシー ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ…これだけのためにバカ高い入場料を払うことに躊躇している。

●西武園ゆうえんち チャレンジトレイン 出発進行!小さな運転士さん

●菱野温泉常盤館ケーブルカー

●黒部峡谷鉄道上部軌道…見学可能日は平日が多いため、乗車難度高し。

●立山砂防軌道…こちらも見学可能日は平日のみで、かつ募集人員少なめなので乗車難度高し。

●郡上八幡大滝鍾乳洞ケーブルカー

●有田川町鉄道公園…訪問したことはあるが、その日は動態保存を実施していなかった。

●兵庫県立国見の森公園森林学習軌道

●桜谷軽便鉄道南山線

●明延鉱山一円電車

●江の川鐵道

●祖谷温泉ケーブルカー

●奥祖谷観光周遊モノレール…アクセスが悪い上に雨天だと運休のため、乗車難度高し。

●九州鉄道記念館 ミニ鉄道公園ミニ列車…九州鉄道記念館には3回ほど行ったが、お子様連れしか乗っていないため躊躇して乗れていない。

●赤村トロッコ鉄道

●英彦山花園スロープカー

●池島炭鉱体験トロッコ

●串木野金山蔵トロッコ


■訪れる前に残念ながら廃止・休止したもの

●ウェスパ椿山 スロープカーしらかみ号…ウェスパ椿山には行ったものの、コロナのせいで運休。

●りんどう湖レイクビュー スイス鉄道…行こう行こうと思っているうちにいつの間にか廃止。

●東京ディズニーランド ジョリートロリー…中学校の修学旅行で行った時は走っていたが、乗らなかった。

●能勢電鉄 シグナス森林鉄道…2021年の冬季運休が明けないままに廃止。
posted by atsu at 16:59| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 非正規鉄道乗車記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月25日

非正規鉄道乗車記録(2021年版)

これまでに乗車したことのある、鉄道営業法に基づかない非正規の鉄道について一切記録を付けていなかったので、ここに記録します。

●三笠トロッコ鉄道(令和元年6月14日乗車)
・北海道三笠市
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・非電化







旧幌内線の三笠〜幌内間の廃線を利用したトロッコ鉄道。自動車を改造した機関車が、手作り感満載の客車を牽いて走っている。また、自分で運転できる原付軌道自転車もあり。同じ線路の一部区間を利用している三笠鉄道記念館のSL、S304号には未乗車。



●丸瀬布森林公園いこいの森 雨宮21号(令和2年10月11日乗車)
・北海道遠軽町
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間762ミリ
・蒸気機関車
・非電化





昭和37年に廃止された武利意森林鉄道の廃線跡を一部活用し、公園内を周回する保存鉄道。同森林鉄道で活躍した、昭和3年製造の雨宮21号蒸気機関車が動態保存されている。特定日には、雨宮21号の他に林野庁から払い下げられたディーゼル機関車での運転も行われる。客車は旧井笠鉄道のものも使われる。



●百合が原公園 リリートレイン(令和元年6月16日乗車)
・北海道札幌市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間1067ミリ
・非電化



札幌市の百合が原公園内を反時計回りに一周する遊覧鉄道。遊覧鉄道には珍しく、1067ミリの軌間を持つ。1両目が流線型のディーゼル機関車で、2〜5両目が客車。廃食油を再利用したバイオディーゼル燃料を使用している。



●小樽市総合博物館 アイアンホース号(平成29年5月20日乗車)
・北海道小樽市
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間914ミリ
・非電化



小樽市総合博物館内の中央⇔手宮間を走っているSL列車。1909年にアメリカで製造された蒸気機関車、アイアンホース号が客車を牽引する。ゲージは国内ではかなり珍しい914ミリ。博物館への入場料はかかるが、アイアンホース号に乗るのに追加料金はかからない。



●北海道開拓の村 馬車鉄道(平成29年5月21日乗車)
・北海道札幌市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・復元車両
・軌間762ミリ
・非電化



北海道の歴史的建造物を保存している屋外博物館のメインストリートを走っている馬車鉄道。旧札幌停車場前〜旧ソーケシュオマベツ駅逓所前間を往復している。途中までは複線になっており、写真のように離合する様も見られる。客車はレプリカだが、日本車両製である。冬季は運休し、馬ソリになる。



●札幌振興公社 もーりすカー(平成27年12月20日乗車)
・北海道札幌市
・準鉄道交通機関
・有料



札幌市の藻岩山山頂にあるケーブルカーに似た交通機関。もいわ山ロープウェイの終点、もいわ中腹⇔もいわ山頂を結んでいる。軌間は不明。通常のケーブルカーと異なり、レールの両脇にケーブルがあり、車両はそれを掴んで走行する。ゴンドラリフトのような搬器を2両連結した車両は、ぶら下がった構造のためどのような傾斜でも常に水平を保つのが特徴。



●狩勝高原エコトロッコ(令和3年9月12日乗車)
・北海道新得町
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間1067ミリ
・非電化





根室本線旧線の新内駅跡地に併設されている遊覧鉄道。基本は足漕ぎトロッコだが、「モハ8」という自作電車の体験運転も可能。自作と言っても本物の部品を活用して作られており、ATS鳴動までする本格的なものである。信号システムや踏切もトロッコと連動して作動する。



●やながわ希望の森公園 SLさくら号(令和2年9月13日乗車)
・福島県伊達市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車



福島県伊達市のやながわ希望の森公園西口と東口の約800メートルを結ぶ遊覧鉄道。昭和62年に福島協三工業で製造されたB型蒸気機関車とダブルルーフ風オープンデッキ客車が走る。



●横川鉄道文化むら トロッコ列車ライン「シェルパくん」(平成30年7月22日乗車)
・群馬県安中市
・有料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・直流1500V電化



平成9年10月1日に廃止された信越本線の横川〜軽井沢間の一部を利用して運転されているトロッコ列車。ぶんかむら⇔とうげのゆ間を結んでいる。客車は2両編成で、1両は開放式。ディーゼル機関車は常に麓側に連結されている。途中の旧丸山変電所前には「まるやま駅」が設けられており、停車時間に見学も楽しめる。同じ線路ではEF63形電気機関車の体験運転も行われているが、そちらには未乗車。



●横川鉄道文化むら 「あぷとくん」(平成30年7月22日乗車)
・群馬県安中市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・非電化
・蒸気機関車





横川鉄道文化むらの園内を反時計回りに一周する遊覧鉄道。軌間は610ミリで、機関車は平成10年にイギリス・ウィルソン社で製造された3950形蒸気機関車「グリーンブリーズ号」と、北陸重機工業製の10000形ディーゼル機関車の2両がある。10000形ディーゼル機関車はかつてアプト式だった頃の碓氷峠を走っていたEC40形電気機関車を模しているが、いずれもアプト式ではない。



●野辺山SLランド SL列車(平成30年8月19日乗車)
・長野県南牧村
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車
・閉園





普通鉄道では日本一高いところにある駅として知られる野辺山駅から車で10分ほどにある小規模遊園地、野辺山SLランドを反時計回りに一周するSL列車。機関車はベルギー製で、台湾の製糖会社で使用されていた362号蒸気機関車。主に土休日がSL運行で、平日は元木曽森林鉄道のDLによる運転だった。平成30年8月31日をもって閉園した。



●くびき野レールパーク(令和元年9月15日乗車)
・新潟県上越市
・無料園内(要寄付金)
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化





昭和46年に廃止された頸城鉄道の機関車や気動車等の車両を動態保存しており、定期的に運転会が行われる。乗車可能な区間は旧車両基地内のわずかな区間のみ。



●弥彦パノラマタワー クライミングカー(令和3年10月23日乗車)
・新潟県弥彦村
・準鉄道交通機関
・有料



弥彦山頂上駐車場と、弥彦山ロープウェイ山頂駅を結ぶ斜行エレベーター。搬器はそれなりに年季の入ったもので、湘南電車のような窓が付いているのが特徴である。双方の乗り場に係員がいて、上下でやり取りをしながら随時運行をしている。



●東京ディズニーランド ウエスタンリバー鉄道(平成8年5月乗車)
・千葉県浦安市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化
・蒸気機関車

※画像なし

東京ディズニーランドのウエスタンランドにある周回鉄道。機関車は開園時ならびにその数年後に協三工業で新製されたものではあるがれっきとした蒸気機関車である。スポンサーはタカラトミー。



●成田ゆめ牧場まきば線(令和2年10月3日乗車)
・千葉県成田市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車(特定日のみ それ以外はディーゼル機関車)
・軌間610ミリ
・非電化







有志たちによって結成された羅須地人鉄道協会が、成田ゆめ牧場園内で運営している周回タイプの遊覧鉄道。加藤製作所や元立山砂防軌道のディーゼル機関車がトロッコ車両を牽引している。特定日には、台湾・基隆炭鉱で使われていたものや協会自作の蒸気機関車による運転も行われる。



●飛鳥山公園モノレール アスカルゴ(平成28年3月21日乗車)
・東京都北区
・準鉄道交通機関
・無料



王子駅前と飛鳥山公園を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。無料で利用できる。



●東武動物公園 太陽の恵み鉄道パークライン(平成29年5月28日乗車)
・埼玉県宮代町
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・非電化(バッテリーロコ)



東武動物公園内を走る遊覧鉄道。3つの駅があり、園内の移動手段としても利用できる。機関車は蒸気機関車の形をしているが、バッテリーロコである。両終端駅に、複線式のターンテーブルがあるのが大きな特徴。常に2本の列車が運行し途中駅で交換するダイヤとなっているので、きちんと閉塞も行われている。



●鉄道博物館 ミニ運転列車(平成19年12月8日乗車)
・埼玉県さいたま市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間550ミリ





大宮の鉄道博物館内にある、自分で列車を運転する体験ができる鉄道。軌間は550ミリという特殊なもの。スピードはあまり出ないが、ATCやATSも備える本格的なものである。車両は複数あり、既に世代交代も行われている。電動と思われるが給電方式や電圧は不明。



●鉄道博物館 てっぱくライン(平成19年12月8日乗車)
・埼玉県さいたま市
・有料園内
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間550ミリ



鉄道博物館内の「中央駅」と「北駅」を結ぶ、東北新幹線E2系を模した列車。上記のミニ運転列車と線路がつながっており、軌間は同じ550ミリ。



●足尾銅山観光 トロッコ電車(平成19年3月10日乗車)
・栃木県日光市
・有料園内
・無料アトラクション(乗車必須)
・保存鉄道
・保存車両
・軌間914ミリ
・非電化(バッテリーロコ)





栃木県の足尾銅山観光の入り口と坑内を結んでいるトロッコ電車。途中にはラックレールの区間もあるが、乗車は下り勾配の往路のみで、復路は徒歩で戻ることになる。



●宮ヶ瀬ダム インクライン(令和3年10月30日乗車)
・神奈川県愛川町
・準鉄道交通機関
・有料



宮ヶ瀬ダムの直下部と天端を結ぶケーブルカー。通常のケーブルカーと異なり全線複線で、H型鋼のレールを滑車のような車輪で挟んで走行する。元はダム建設時にコンクリートを積んだダンプトラックを運搬していたインクラインの一部設備を観光用に転用したもの。インクラインは有料だが、無料のエレベーターを利用して移動することもできる。製造は東京索道。


●育成会横浜病院 モノレールごんたん(令和4年3月9日乗車)
・神奈川県横浜市
・準鉄道交通機関
・無料



高台にある育成会横浜病院へのアクセス手段として平成7年に設置されたミニモノレール。鉄道ファンの理事長の発案だった。設置当時は別の塗色だったが、平成28年10月に「湘南色」に塗り替えられた。乗客が自ら操作するのではなく、係員が常駐していて乗客が訪れる度に随時運行している。製造はちよだ製作所。



●修善寺虹の郷 ロムニー鉄道(平成22年7月24日乗車)
・静岡県伊豆市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車
・軌間381ミリ
・非電化





園内を走る遊覧鉄道。軌間381ミリ(15インチ)とナローゲージの中でも特に狭いが、これはイギリスに現存する「ロムニー・ハイス&ディムチャーチ鉄道(Romney, Hythe and Dymchurch Railway)」と「レーブングラス・アンド・エスクデール鉄道(Ravenglass and Eskdale Railway)」を模したものである。蒸気機関車もそれらで使われているものと同じものを輸入して使っている。駅は2箇所あり、広い園内の移動手段としても利用できる。



●身延山久遠寺スロープカー(令和3年4月4日乗車)
・山梨県身延町
・準鉄道交通機関
・無料



身延山久遠寺のせいしん駐車場と本堂前を結ぶスロープカー。嘉穂製作所製。複線構造となっているのが特徴。無人制御で、エレベーターと同じように乗車した人がボタンを押して操作する。料金は無料だが、運行維持のための募金を入れる賽銭箱が置いてある。



●愛知こどもの国 こども汽車(令和3年5月15日乗車)
・愛知県西尾市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・蒸気機関車
・軌間762ミリ
・非電化






愛知こどもの国の園内を反時計回りに周回する遊覧鉄道。昭和49年に福島協三工業で製造されたB11形・B12形蒸気機関車が5両の客車を牽いて走る。客車も2編成存在する。山頂付近を走っているため車窓からは三河湾まで眺望でき、途中には踏切やトンネルもある。



●博物館明治村 SL列車(平成29年3月24日乗車)
・愛知県犬山市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・蒸気機関車
・軌間1067ミリ
・非電化





博物館明治村園内を走る遊覧鉄道。SL東京駅⇔SL名古屋駅の間を往復運転している。機関車は明治7年生まれのSL12号と明治45年生まれのSL9号。客車も明治期に製造された本物である。



●博物館明治村 京都市電(平成29年3月24日乗車)
・愛知県犬山市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・直流600V電化



博物館明治村園内を走る遊覧鉄道。市電名古屋駅⇔市電品川燈台駅の間を往復運転しており、途中駅も2駅ある。明治43年と44年に製造された京都市電N電8号・15号の2両が在籍する。トロリーポールによる集電を行っている。



●東山動植物園 スカイビュートレイン(令和3年11月20日乗車)
・愛知県名古屋市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・跨座式鉄道
・電化(方式不明)





 東山動植物園の園内を周回する延長約2キロの跨座式モノレール。正門駅と植物園駅の2つの駅があり、園内交通機関としても利用できる。周回モノレールであるが、正門駅寄りの区間は近接しているため、まるで複線のようにも見える。車両は5両編成で、3編成が存在。混雑具合によって同時に走る本数が変わる。



●赤沢自然休養林 赤沢森林鉄道(令和2年9月21日乗車)
・長野県上松町
・無料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間762ミリ
・非電化



昭和50年に廃止された木曽森林鉄道の一部廃線跡を活用して走っている保存鉄道。ディーゼル機関車が開放型の客車を牽引するが、これらの車両は森林鉄道時代からのものではない。特にディーゼル機関車は平成になってから新造された、排ガス浄化装置付きのものである。片道1.2キロの延長があるが、往復乗車が基本で終点からの乗車は不可(降車して復路乗車を放棄することは認められるが、返金はされない)。



●粟津公園 なかよし鉄道(令和元年8月3日乗車)
・石川県小松市
・無料園内
・無料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間762ミリ
・非電化






昭和52年に廃止された尾小屋鉄道のディーゼル機関車や気動車を保存運転する遊覧鉄道。園内に敷かれた線路を往復運転するが、終端部での乗り降りはできない。



●紀州鉱山専用線 湯の口温泉 トロッコ電車(平成29年9月3日乗車)
・三重県熊野市
・有料
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間610ミリ
・非電化(バッテリーロコ)



かつては鉱山鉄道だった線路の一部を保存し、瀞流荘〜湯ノ口温泉間を結んでいる。温泉とのセット券がお得。実際に鉱山で使われていた本物のバッテリーロコが、人車を再現した木造の復元客車を牽いて走る。



●湯の山温泉希望荘ケーブルカー
・三重県菰野町
・準鉄道交通機関
・無料





 湯の山温泉の温泉旅館「希望荘」の館内にあるケーブルカー。フロントと売店のある「山上館」と、客室、大浴場などがある「本館」を結んでいる。機能的には斜行エレベーターだが、敷設は日本ケーブル、車両は大阪車輌工業が手掛けている。宿泊客のみならず、日帰り入浴やレストラン利用の客でも自由に利用することができる。車両の麓側は展望デッキとなっているのが大きな特徴。



●京都鉄道博物館 SLスチーム号(平成28年7月12日乗車)
・京都府京都市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化





現在では京都鉄道博物館内の施設となっているが、前身の梅小路蒸気機関車館時代からあるアトラクションである。同館で動態保存されている蒸気機関車が、長物車を改造した開放型の客車を牽いて約500メートルの線路を往復運転する。現在牽引を担当するのは、8620形8630号機、C56形160号機、C61形2号機、C62形2号機のいずれか。どの機関車が担当するかは当日に発表される。



●梅小路公園 京都市電(平成28年8月21日乗車)
・京都府京都市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化(バッテリー電車)



京都鉄道博物館に隣接する梅小路公園内の「すざくゆめ広場」⇔「市電ひろば」間230メートルを、かつての京都市電N27号が往復運転を行っている。平成25年までは梅小路蒸気機関車館の西側へ向かって走っていたが、平成26年に現在の線路を新設。その際に架線は設置されず、車両にリチウムイオンバッテリーが装備された。



●須磨浦山上遊園カーレーター(令和3年8月20日乗車)
・兵庫県神戸市
・無料園内
・有料アトラクション
・準鉄道交通機関





須磨浦山上遊園の鉢伏山上駅と回転展望閣を結ぶ。ベルトコンベアの上に2人乗りのゴンドラを載せた特殊な交通機関で、日本国内には須磨浦山上遊園にしか存在しない(かつては滋賀県のびわ湖バレイにもあった)。非常に乗り心地が悪いが、逆手に取ってそれをアピールポイントにしている。



●天橋立ビューランドモノレール(令和3年2月27日乗車)
・京都府宮津市
・有料園内
・無料アトラクション
・準鉄道交通機関


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日本三景・天橋立を一望できる遊園地「天橋立ビューランド」へのアクセス手段。モノレールを名乗るが、正確には嘉穂製作所製のスロープカーである。山上にある遊園地へ行くにはこのモノレールか並走するリフトのいずれかに乗る必要があり、入園料がイコール乗車料金となっている。2両連結で、途中の勾配はなかなかのもの。



●浜寺公園浜寺交通遊園 子供汽車「浪花号」(令和3年2月28日乗車)
・大阪府高石市
・無料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間762ミリ
・非電化

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浜寺公園の南部にある「交通遊園駅」を起点に、公園中央部にある「ばら庭園駅」までを結ぶ遊覧鉄道。蒸気機関車を模したディーゼル機関車が、3両の客車を牽引する。車両は昭和57年アルナ工機製。両駅はリバース構造となっており、機関車の入れ替えや方向転換をせずにそのまま走れるようになっている。先代の車両は「もず号」という名前で、流線型のディーゼルカーだった。その頃は、今と路線のルートも少々異なっていたようだ。



●柵原ふれあい鉱山公園(平成29年4月2日乗車)
・岡山県美咲町
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・保存車両
・軌間1067ミリ
・非電化







平成3年に廃止された同和鉱業片上鉄道の車両を動態保存する施設。毎月第一日曜日には、旧吉ケ原駅と平成26年に新設された「幸福柵原」駅の間を気動車で往復運転している。DD13形ディーゼル機関車と貨車による貨物列車のデモンストレーション運転も行われる。一度入場すると、列車には乗り放題となっている。



●高速鳴門バスストップ すろっぴー(平成29年8月26日乗車)
・徳島県鳴門市
・準鉄道交通機関
・無料



神戸淡路鳴門自動車道の高速鳴門バスストップへアクセスするために設置されている嘉穂製作所製のスロープカー。利用者がボタンを押すと動くエレベーターのような乗り物だが、長さは160メートルほどある。



●マイントピア別子 銅山観光列車(令和3年8月21日乗車)
・愛媛県新居浜市
・有料園内
・無料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間762ミリ
・第三軌条電化方式(電圧等不明)





江戸時代から昭和48年まで操業していた別子銅山の一部を保存展示しているテーマパーク。線路もかつて住友別子鉱山鉄道だったもので、蒸気機関車「別子1号」をやや小さくして模した電気機関車が客車を牽く。車両は令和元年に新造されたばかりで、その際にはリアルスケールの人車とカゴ車も連結された。わずか400メートルほどの区間ではあるが、トンネルとトラス鉄橋もあって変化に富んでいる。車内アナウンスは、新居浜市出身の声優、水樹奈々が務めている。



●新祖谷温泉ホテルかずら橋 ケーブルカー(令和3年8月23日乗車)
・徳島県三好市
・準鉄道交通機関
・有料



ホテル本館と、山上にある天空露天風呂を結ぶケーブルカー。乗車には温泉への入浴が必要。まるで木造の小屋のような車両が最大の特徴である。車両は1両のみで、錘と対になっている構造。安全索道製。



●皿倉登山鉄道 皿倉山スロープカー(平成26年7月13日乗車)
・福岡県北九州市
・準鉄道交通機関
・有料



皿倉登山鉄道ケーブルカー(こちらは正式な鉄道)の山上駅から、さらに山頂へと向かうために設置されている嘉穂製作所製のスロープカー。



●長崎市 長崎稲佐山スロープカー(令和3年7月12日乗車)
・長崎県長崎市
・準鉄道交通機関
・有料





長崎市の稲佐山中腹と頂上を結ぶ嘉穂製作所製のスロープカー。全線複線で、2両連結となっている。デザインは奥山清行氏。



●高千穂あまてらす鉄道(令和2年8月23日乗車)
・宮崎県高千穂町
・有料園内
・有料アトラクション
・保存鉄道(廃線)
・軌間1067ミリ
・非電化





平成17年の台風14号で甚大な被害を受け、復旧叶わずに廃止となった高千穂鉄道高千穂線の天岩戸〜高千穂間の廃線跡を利用して走っている保存鉄道。空港で荷物の運搬をするトーイングトラクターをベースにした「グランド・スーパーカート」と呼ばれる車両で運行している。現役時代は日本一の高さを誇った高千穂鉄橋からの眺めは絶景。鉄道事業法に基づく正式な鉄道になることを目指している。なお、列車に乗車すれば入園料は免除される。



●ネオパークオキナワ 沖縄軽便鉄道(令和元年10月6日乗車)
・沖縄県名護市
・有料園内
・有料アトラクション
・遊覧鉄道
・軌間610ミリ
・第三軌条方式電化(電圧等不明)





名護市にある動物園、ネオパークオキナワの園内を周回する遊覧鉄道。動物が見られるところでしばしば停車し、解説が行われる。機関車はドイツ・ヘンシェル製Cタンク蒸気機関車と、D51形蒸気機関車を模したものの2両が在籍するが、動力は第三軌条から集電した電気である。戦後は普通鉄道が存在しない沖縄県において、2本の線路を使って走る列車があるのはここだけである。



■この先、極力乗車したい保存鉄道・遊覧鉄道・非正規鉄道

●トロッコ王国美深…美幸線にはもちろん乗ったことがない。

●ふるさと銀河線りくべつ鉄道…北海道ちほく高原鉄道には乗れずじまいだった。

●ルスツリゾートモノレール

●小岩井農場トロ馬車

●小坂鉄道レールパーク…行くならブルートレインあけぼのに宿泊したい。

●まむろがわ温泉梅里苑森林鉄道トロッコ列車

●河北中央公園いもこ列車

●くりはら田園鉄道公園…くりはら田園鉄道には、栗原電鉄時代も含めて乗車済み。

●大崎市松山御本丸公園コスモス園 松山人車

●八木山ベニーランド キッズトレイン東西線

●柴田町船岡城址公園スロープカー

●奥只見スロープカー

●伊香保温泉かのうやケーブルカー

●東京ディズニーシー ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ…これだけのためにバカ高い入場料を払うことに躊躇している。

●西武園ゆうえんち チャレンジトレイン 出発進行!小さな運転士さん

●菱野温泉常盤館ケーブルカー

●黒部峡谷鉄道上部軌道…見学可能日は平日が多いため、乗車難度高し。

●立山砂防軌道…こちらも見学可能日は平日のみで、かつ募集人員少なめなので乗車難度高し。

●郡上八幡大滝鍾乳洞ケーブルカー

●有田川町鉄道公園…訪問したことはあるが、その日は動態保存を実施していなかった。

●兵庫県立国見の森公園森林学習軌道

●桜谷軽便鉄道南山線

●明延鉱山一円電車

●祖谷温泉ケーブルカー

●奥祖谷観光周遊モノレール…アクセスが悪い上に雨天だと運休のため、乗車難度高し。

●馬路温泉馬路森林鉄道

●馬路村水力式ケーブルカー

●魚梁瀬森林鉄道

●九州鉄道記念館 ミニ鉄道公園ミニ列車…九州鉄道記念館には3回ほど行ったが、お子様連れしか乗っていないため躊躇して乗れていない。

●赤村トロッコ鉄道

●英彦山花園スロープカー


■訪れる前に残念ながら廃止・休止したもの

●ウェスパ椿山 スロープカーしらかみ号…ウェスパ椿山には行ったものの、コロナのせいで運休。

●りんどう湖レイクビュー スイス鉄道…行こう行こうと思っているうちにいつの間にか廃止。

●東京ディズニーランド ジョリートロリー…中学校の修学旅行で行った時は走っていたが、乗らなかった。

●能勢電鉄 シグナス森林鉄道…2021年の冬季運休が明けないままに廃止。
posted by atsu at 01:44| 大阪 ☀| Comment(0) | 非正規鉄道乗車記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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