2005年11月20日

「東南アジア」って具体的にどこだよ?

 今日は諸般の事情で日経新聞にしか目を通せなかったのだが、この新聞も相変わらず日経も中韓のほうばかりに目が向いているようで。経済を優先するあまり、そのためなら国のプライドなど捨ててしまえと言わんばかりの論調は見ていて情けなくなる。




これでは日本がアジアで孤立しないか(日経社説)

 韓国・釜山で開いたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議を通じ、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を巡る中韓両国との厳しい関係が改めて浮き彫りになった。小泉首相は18日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と会談したが、歴史問題を巡る双方の溝が埋まらず、年内に予定される大統領の訪日も合意に至らなかった。

 中国とは胡錦濤国家主席との会談はおろか、外相会談さえ行われなかった。首相の靖国参拝には東南アジア諸国でも厳しい見方が多い。このままでは日本はアジアで孤立することにならないか。来月マレーシアで開く東アジア首脳会議に向けて外交戦略を練り直す必要がある。

 APECは19日、鳥インフルエンザ対策での各国の結束や監視体制強化などを盛り込んだ首脳宣言を採択して閉幕した。日本はこの問題で3億円の支援を表明するなどして存在をアピールしたが、会議全体を通じ守勢に立たされた感が否めない。

 先月17日の首相の5回目の靖国参拝を受け、中韓両国が今回のAPEC首脳会議を機に参拝反対で連携を強めたためだ。両国は15日の外相会談で参拝反対で一致。翌日の首脳会談では、「歴史問題が北東アジアの協力と発展に否定的な影響を与えてはならない」と、首相の参拝を間接的に批判した。

 盧武鉉大統領が小泉首相との会談で、首相の参拝を「韓国に対する挑戦」と強い姿勢で批判した背景にも、中国との緊密な連携がありそうだ。APEC首脳会議の席上、小泉首相は中国との関係について、「心配される国があるかもしれないが、全く心配は無用」と語った。これに対し中国外務省スポークスマンは、「中日関係に困難な局面が表れている根本的原因は日本の指導者の靖国参拝にある」と強く反発している。

 小泉首相は16日のブッシュ米大統領との会談後、「日米関係が緊密であればあるほど、中国や韓国を含め国際社会と良好な関係が築ける」と語った。日米関係を最重要視することに異論はないが、それだけでアジア諸国との良好な関係が築けないことは現実が端的に示している。

 中国の急速な台頭につれ、東南アジア諸国でも対中傾斜の動きが強まっている。これらの国も日本の侵略戦争の被害者であり、首相の靖国参拝に注ぐ視線は厳しい。来月の東アジア首脳会議では中国が経済統合の主導権を握ろうと意欲を燃やしている。首相のかたくなな姿勢は中国に"塩"を送り、アジアにおける日本の地位低下に拍車を掛けかねない。





 中韓が靖国参拝について文句を付けてくるのは何の不思議もないのだが、ここにきて「東南アジア諸国」も厳しい見方をしているという言い回しが登場してきた。「アジアの国々」が実は中韓だけであることがバレたから言い方を変えてきているのだろうが、はっきり言って東南アジア各国は靖国参拝については寛容である。だから、改めて問おう。

 
あなたのおっしゃる東南アジアって、

どことどこの国かしら?


 私の知る限り、東南アジアで靖国参拝に明確に嫌悪感を示しているのは、マレーシアの華人社会とシンガポールくらいなものである。彼らは中国人と同じなのだから、それは当たり前のことだ。もし、他に政府レベルではっきりと「靖国NO!」と言った国があるのならば、無学な私にその国名を教えて欲しいものだ。もちろんソースも一緒に。赤旗のコチラの記事を見ても、マレーシアとシンガポール以外の国が見当たらないのだが、本当にそんな国って存在しているのかね? 日経も、「東南アジア」なんて書き方はやめてはっきりと国名を書けばいいのにね。そうしたほうが読者に対しても親切だと思うよ。


posted by atsu at 23:50| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

国立追悼施設? いらんよそんなモン

 小泉首相が靖国参拝したその日に韓国に飛び、韓国様から

「国立追悼施設の建設を急ぐニダ<丶`∀´>」

との命令を仰せつかってきた山崎拓を会長とする「国立追悼施設を考える会」という議員連盟が結成されたそうである。自民・公明・民主の3党(なぜか共産・社民は含まれず)から130名が参加を表明し、昨日の設立総会には約100名が参加したそうだ。

 これについて、今日の朝日社説が実に素晴らしい意見を載せていた。久しぶりに、「これぞ朝日!」という電波撒き散らし社説である。やはり朝日はこうでなくっちゃ面白くない。既に多くのブログがこの社説を紹介していることとは思うが、私のところでも全文引用してお届けする。




追悼施設 実現してこその議連だ

 だれもがわだかまりなく戦没者を悼み、平和を祈る。そのための新たな国立施設の建設をめざして、自民、公明、民主3党の国会議員約130人が議員連盟を旗揚げした。

 先月、小泉首相が靖国神社を参拝した後に訪韓した自民党の山崎拓・元副総裁が呼びかけた。3年前、当時の福田康夫官房長官のもとにつくられた有識者懇談会が新施設を提言して以来、たなざらしにされてきた問題である。

 反対論ばかりが目立ってきた自民党から、新施設で近隣国との亀裂の修復をめざす動きが出てきたことは歓迎したい。

 先の大戦の戦没者をどう追悼するかをめぐっては、国内だけでなく中国や韓国なども巻き込んで対立が続いてきた。

 その打開策になりうるのが、懇談会の提言した「明治以降の日本がかかわった戦争のすべての死没者」を追悼する施設の建設である。

 戦没者に敬意と感謝をささげ、二度と戦争を起こさないことを誓う。そうした首相の思い自体は、私たちも共感する。政府の代表であればなおさら、ということなのだろう。

 ならばこそ、靖国神社にこだわるのではなく、首相が訪問するにふさわしい新たな施設を早くつくるべきだ。

 新施設は追悼の対象を「具体的な個々の人間が含まれているか否かを問う性格のものではない」と位置づける。敵味方を問わず、将兵、民間人も問わない。A級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社への首相参拝を批判している中国や韓国も、この施設なら理解してくれるはずだ。

 あらゆる宗教に開かれた無宗教の施設なら、憲法の政教分離原則に合致する。政府の追悼行事もできるし、A級戦犯の合祀後、一度も靖国神社に参っていない天皇も訪れることができるだろう。外国の賓客にも足を運んでもらえる。

 だが、自民党内の靖国参拝推進派らは「追悼の中心施設は靖国神社だ」と批判し、小泉首相も腰を引いてしまった。

 今回の議連にしても、公明党は神崎代表ら、民主党は鳩山幹事長らが参加して新施設への積極姿勢を見せたが、自民党の執行部はひとりも入らなかった。

 公明、民主両党は来年度予算に新施設建設の調査費を盛り込むよう求めているが、議連としての対応は「白紙」だという。自民党の消極姿勢は明らかだ。

 調査費は新施設を具体化するには欠かせない手順だ。そこでためらってしまうなら、中韓や公明党の支持団体向けのポーズとして「議連をつくっただけ」と批判されても仕方がない。

 新施設の検討は、もともと首相自身が国民や韓国に約束したものだ。先月の朝日新聞の世論調査では建設賛成が51%、反対が28%だった。首相の盟友を自任する山崎氏が議連づくりに動いたのも、なんとかこの約束を果たし、期待に応えたいとの思いからだろう。

 反対論を乗り越え、一歩でも新施設の実現に近づけることが議連の役割だ。





 そもそも、私は「無宗教による追悼」という意味が分からない。霊という概念は、やはり宗教抜きでは語れないと思うからだ。百歩譲って、特定の宗教にとらわれない「多宗教の追悼施設」なら分かる。仏教でも神道でもキリスト教でもイスラム教でもヒンズー教でも、全ての宗教を受け入れてどんな参拝方法をとっても構わない施設なのであれば、追悼施設としての役割を果たせる。朝日社説は「あらゆる宗教に開かれた無宗教の施設」という表現を使っているが、宗教に開かれていながら無宗教というのがまったく解せない。施設が無宗教である限りそこに霊魂など存在せず、そこに参拝する人々は何もないところに向かってお祈りをすることになるだろう。そんなものは、追悼でも慰霊でもない。そこに戦没者の霊魂がいると信じればいいのだと主張する人もいるだろうが、施設が無宗教と言ってしまえばその信心も無効となるのだ。

 で、今回の社説で最も突っ込みたいのは青字で示した部分。この追悼施設の追悼対象が「明治以降の日本がかかわった戦争のすべての死没者」で、「敵味方を問わず、将兵、民間人も問わない」としながら、「A級戦犯を合祀(ごうし)する靖国神社への首相参拝を批判している中国や韓国も、この施設なら理解してくれるはずだ」と平然と言ってのける点である。「すべての死没者」が追悼対象のはずなのに、そこにA級戦犯は含まれないんだそうだ。実に手前勝手な解釈としか言いようがない。これじゃあ、少なくともA級戦犯の遺族は「わだかまりなく」訪れることなどできないじゃないか。

 だいたいこの解釈は、そのすぐ前に書かれている「具体的な個々の人間が含まれているか否かを問う性格のものではない」という主旨と矛盾してはいないか? ということは、A級戦犯も追悼対象に含まれると解釈したっていいことになる。はっきりと「A級戦犯は対象外」としない限り、中韓もそう解釈する可能性もある。いいのか? そんな曖昧なことで。それだったら私は、中韓に対して

「国立追悼施設は、解釈によってA級戦犯も追悼対象になるぞ!」

と喧伝しようと思うが、それでもいいかい? ま、霊魂の概念がない無宗教の施設だから、追悼対象に含まれる含まれない以前の問題なんだけどね。でも、そこでA級戦犯の追悼をしたいと思う人がいれば、それはその人の自由ってワケだ。

 ま、何にもないところに対して祈りを捧げたい人がそんなに多いのなら、いっそのことご要望に即した施設を造っても構わないような気もするが、やはりその後の靖国神社のことを考えるとそうはいかない。小泉はこの動きに対して「(追悼施設は)靖国神社に代わる施設ではない。靖国神社は靖国神社だ」という楽観的なコメントを寄せているが、国立追悼施設が現実のものとなったらそのような考えも通用しなくなるだろう。靖国にだけ行って追悼施設に行かなければ当然非難されるし、両方に行っても「戦没者に対する追悼ならば国立追悼施設だけでじゅうぶんなはずだ」と絶対に言われる。結局のところ、首相は靖国に行けないように追い込まれてしまうのだ。小泉は「その頃はもう首相じゃないし」という投げやりな気持ちで構えているのだろうが、もう少し自分の後を受け継ぐ人間のことも考えてほしいものである。後継者のことを考えないのは無責任も甚だしい。

 国立追悼施設ができれば、相対的に靖国神社の価値が下げられることは確実である。私はもちろん靖国神社しか追悼施設として認めないが、靖国参拝支持者の中にも国立追悼施設賛成派が多いことを考えるとやはり価値は下がるだろう。それは英霊に対する冒涜であるし、日本人の信仰心に対する冒涜でもある。だから私は、国立追悼施設なるものに断固反対を叫びたい。


 ところで、今回の議員連盟に名を連ねた議員名簿を早く公表してほしいものである。新聞等で既に紹介されている議員たちは「いつもの顔ぶれ」だからいいとして、私らは有権者として全員の名前をチェックしておく必要があるだろう。今後の選挙の参考にもしなければならない。さて、気分が乗ってきたので、ここで一曲歌を歌おうと思う。

靖国はダメだと 中国が言うなら
反省が足りんと 韓国が言うなら

今〜の(今〜の) 彼らに(彼らに) 残〜っているのは〜
国立(追悼) 施設を(施設を) つ〜く〜ることだけさ〜〜


彼ら〜の〜 名前を 憶え〜て〜お〜こう
中韓に おもねる 議員たち〜さ〜〜♪


 下らない歌を、ご清聴有難うございました。

追悼施設議連 自公民から130人(産経)
posted by atsu at 23:07| 東京 ☀| Comment(6) | TrackBack(12) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月28日

中韓が騒がず、がっかりする朝日

靖国と隣国 静かさを甘く見るな(朝日社説)

 韓国の潘基文外相が来日し、町村外相と会談した。きょう小泉首相とも会う。首相が靖国神社を参拝した後、「雰囲気が適切でない」と先送りする方針だったが、一転、訪日となった。

 外相は来てくれた。ソウルなど街の様子は落ち着いている。町村外相の来訪を拒んだ中国でも、今春のような反日デモの騒ぎは見られない。静かな対応ぶりには私たちもほっとしている。

 そうした反応に、首相は「冷静でいいと思う」「靖国だけが問題ではない」と語り、口ぶりには余裕さえ感じられる。

 毎年、靖国参拝を続けたことで、中韓もいくら反発しても仕方ないとあきらめたのではないか。「靖国カード」はもはや通用しないことがようやく定着してきた――。もし首相がそう考えているとしたら、大きな間違いというものだろう。


 潘外相は、ただ握手をしに来たのではない。訪日を取り消して参拝に抗議するよりも、乗り込んで韓国の憤りや基本的な立場を直接伝えた方が得策だと判断したからだ。

 人々の反応は冷静でも、だから参拝は容認されたということではない。その裏で日本に対する不信といらだちが積み重なり、心の底にたまっていることを見過ごしてはならない。

 経済や人、文化の結びつきがこれだけ太くなると、日本との関係を切ろうにも切れないことを、中国や韓国は百も承知だ。だから関係をむやみに悪くさせたくないと、それなりに腐心している。


 中国政府は参拝直後の外務省声明で、「両国の無数の先人たちが積み重ねてきた成果を顧みず、誤った道を突き進んできた」と首相を名指しして批判した。矛先を首相に絞ることで、日本との関係は大事にしていきたいというメッセージを込めたのだろう。

 首相の靖国参拝に対する中韓の姿勢は厳しいままである。その影響は、ビジネスや観光など多方面に出ている。

 深刻なのは、4年間も日中の首脳往来が途絶えていることだ。今後も首相の在任中はほぼ絶望的だろう。日韓の首脳交流もどうなるかわからない。

 第三国での国際会議の際に会うのとは違い、首脳が相手の国を訪ね合うことは、国民との交流をはじめ相互理解を深める貴重な機会のはずだ。なのに、それが失われてしまう。


 参拝に込める首相の思いはどうあれ、結果として、東京裁判を否定したりする勢力を勢いづけ、「日本は過去を清算できない」という負のイメージを世界に広めている。

 首相の靖国参拝への批判や懸念は、シンガポールやマレーシアといったアジアをはじめ、欧米各国でもメディアに取り上げられた。米下院のハイド外交委員長も「(参拝でアジアでの)対話が疎外されるとしたら残念だ」との書簡を日本側に送った。

 静かに広がる批判の重さを、首相は読み間違ってはならない。





静かな対応ぶりには私たちもほっとしている。

ハイハイハイハイ

う〜そついちゃダ〜メよっ!! ほっとしているどころか、本音では中韓で騒ぎが広がらなかったことに

がっかりしている

くせに。「静かさを甘く見るな」なんていうタイトルにその悔しさが現れているよね。喧嘩に負けたガキが去り際に発する「次は覚えてろよ!」という捨て台詞に近い。

 あれだけ国内から火をつけようとして必死にご注進報道したのに、中韓さまがノッてくれなくて残念だったね。中国だって、春に起こったような反日デモを繰り返してこれ以上国際社会に恥を晒すワケにもいかんのだよ。北京五輪も上海万博も控えているんだからね。

 しかし、朝日にとっても今回ほど手ごたえを感じないこともなかったんじゃないかな。靖国参拝に反対する世論や識者の声だけかき集めていくら喧伝したって、世論調査してみれば靖国肯定派と否定派が実に折衷。新聞でははっきり肯定しているのが産経だけになっても、世論まで同じように推移するとは限らない。世論調査の結果を受けて社内乱闘をやらかしたくらいだし、相当切羽詰ってきてるように思える。少なくとも、朝日はNHK問題で信用も大きく落としたし、朝日の論調に騙されない賢い国民が相当なスピードで増えているのだろう。やはりそれはネットの貢献に違いない。

 そこへ今日こんな社説をぶつけてきたわけだが、弱いよね。中韓が静かに怒ってようがそんなのはどうでもいいし、怒りたけりゃ勝手に怒らせておけばいいのである。朝日は否定しているが、靖国神社を外交カードとして使えないようにするのがこの問題を解決する最良の方法。変に妥協すればするほど、この問題は永遠に尾を引くことになるのである。仮に小泉がやめて一時的に問題が沈静化しても、将来の首相が参拝したときにまた掘り返されるだけである。それを防ぐには、首相が外圧に左右されることなく参拝を続けるしかないのだ。

 ところで、今日の社説内にも前回の靖国エントリで書いた「野田議員の発言とそれに引き出された政府見解」が無視されている。社説内に「東京裁判を否定したりする勢力を勢いづけ」とは書かれているが、まったく具体的ではない。いったいどうなっているんだ? 朝日よ。
posted by atsu at 20:45| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月26日

政府見解が出たのはいいが、森岡正宏が気の毒すぎる

 政府が靖国神社参拝についての見解をまとめた。その内容は

「(極東国際軍事裁判所やその他の連合国戦争犯罪法廷が科した)刑は、わが国の国内法に基づいて言い渡された刑ではない」

「戦没者の追悼を目的とする参拝であることを公にするとともに、神道儀式によることなく、宗教上の目的によるものでないことが外観上も明らかである場合は、憲法二〇条三項の禁じる国の宗教的活動に当たることはない」


という実に毅然としたものである。「神道儀式によることなく」という部分が多少ひっかかるが、とりあえずは評価したい。

 しかし、今になってこのような見解を出すのであれば、なぜ森岡正宏が同様の発言をしたとき「政府見解と異なっている」と切り捨てたのか。しかも森岡正宏は郵政法案に反対した影響で先の選挙で落選してしまったし、実に残念なことこの上ない。遅きに失したという感は否めない。

 だが今回、民主党の野田佳彦議員から、戦犯の名誉回復を願う主張がなされたのは実によかった。私はこの人をよく知らなかったが、西村眞悟議員以外にも真っ当な考えを持っている人がいることには頼もしさを感じる。ぜひ、前原代表が持っている戦犯に対する誤った認識を是正してやってほしい。民主が保守政党として生まれ変われば、私は何のしがらみもなく民主党を支持できることだろう。

 ところでこの一連のニュース、サヨクがすぐに噛み付くかと思いきや、今日の夕刊の時点ではまだ産経と日経しか報じていない。何で?? 政府がきっぱりと「靖国参拝は問題ない」って言ってるのよ? どうして朝日も毎日も華麗にスルーしているのかまったく不可思議である。明日の社説あたりでデカいのを一発打ち上げてくれるのだろうか。

 それとも、同じ主張を民主党の議員もしているから不用意に批判できないのかな。森岡正宏が例の発言をしたときには、朝日も5月28日付け社説で「東京裁判否定 世界に向けて言えるのか」なんて書いて猛攻撃してたのにねぇ。発せられたのが民主党議員の口ならダンマリなのだとしたら、ダブルスタンダードも甚だしいだろう。

 ま、明日楽しみにしてるよ>サヨクマスコミ

靖国問題で政府答弁書決定 「戦犯」は存在せず 公式参拝であっても合憲(産経)

「反対派の論理破綻」民主・野田氏(産経)

「戦犯」に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問主意書及びそれに対する10月25日答弁書(野田議員HPより)

[10月27日追記]

 せっかく楽しみにしていたのに、今日も朝日をはじめとするサヨク各紙はこのニュースに触れずじまい。つまんねーのー。もしかして、アレか? 靖国について騒ぐことの愚にやっと気付いたとか?? なわけねーか。
posted by atsu at 23:23| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

櫻井>>>>>>>>>>>>>>>>>>加藤

 今朝、日曜なのに早起きしてフジテレビの「報道2001」見てたら、我らが櫻井よしこ女史がまたも神発言をしていた。


さっすがよしこタン


ニューヨーク・タイムズは日本で言えば朝日新聞

 首相の靖国参拝について、司会者が「欧米からも意外な批判が出ている」と言ってNYタイムズはじめ英タイム紙と仏ルモンド紙を紹介し、それを受けて加藤紘一が的外れなことを言ったあとの第一声である。もう少し正確に書くと「ニューヨーク・タイムズは日本で言えば朝日新聞ですから、その論調はおのずと分かります」って感じ。テレビでこの発言をした人初めて見たよ。さすが櫻井よしこである。惜しむらくは、NYタイムズの東京支局は朝日新聞東京本社内にあるということには言及しなかったことかな。これもはっきり言っといてほしかった。

 いつも思うが、櫻井よしこの歴史認識は正し過ぎる。何ひとつ異論はない。よしりんは櫻井よしこのことを「彼女は保守ではない。歴史知識はあるが歴史感覚がない」と批判しているが、私にはその意味が分からない。テレビに出ている論客の中では、彼女の歴史認識はピカイチだと思う。できればもっとテレビに出て、靖国についての知識がないアホなコメンテーターどもを一網打尽にしてほしいものなのだが、彼女に敵う人がいないから出してもらえないんだろうな。

 しかしその反面、加藤紘一の考え方は絶望的だった。櫻井女史に逐一突っ込まれていたが、何もかもが間違っていた。特に

「日本は自分で戦争責任者を総括できなかったから、代わりにアメリカにやってもらった」

という認識は終わってる。東條英機が、進駐軍が逮捕しに来たときになぜ自決を図ったのかが分かってないね。彼は日本人による裁きなら受けるつもりだったが、それより先にアメリカが来たから死のうとしたのだ。一命を取りとめてしまったのが残念だったが、もし果たせていたならA級戦犯の汚名を着せられることもなかっただろう。

 もうね、加藤紘一に進言するが、そんな認識を持ち続けているんだったら

共産党か社民党に移籍

したほうがいいと思うよ。一度離党したんだから、戻ってくることなかったのにな。
posted by atsu at 08:39| 東京 ☀| Comment(16) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月20日

産経がNYタイムズに噛み付く

産経抄(平成17年10月20日)

 小泉純一郎首相の靖国参拝をとらえ、「日本軍国主義の最悪の伝統を公然と奉ずる挙に出た」と主張する新聞がある。アジアに対し、「非道な爪あとを残した日本の暴虐を鼓吹している」とくる。これは中国か北朝鮮の新聞か、と考えがちだがそうではない。

 ▼その正体が、米紙ニューヨーク・タイムズの社説「無意味な挑発」だというからあきれる。モノをいわないと認めたと思われるから一言いう。同紙の通りなら、毎年、靖国に参拝する各国の駐在武官や在日米軍の将兵はみんな軍国主義者なのか。

 ▼政治指導者が、国のため犠牲になった人に感謝を捧(ささ)げるのは当然のことだ。靖国参拝はそれが日本の文化であって、互いに黙する礼儀を持つべきだろう。米兵が靖国で手を合わせるのは、武人としての礼を尊ぶ心の表れである。

 ▼同紙は先の総選挙でも、「日本の民主主義は幻想」とか「マスコミはみんな自民党路線」と論評した。ならば東京支局を間貸しする朝日新聞とても抗議をしたであろうと察する。願わくば、彼らのアンチョコが中国系米人女性アイリス・チャン氏の幻惑本『ザ・レイプ・オブ・南京』でないことを祈るばかりだ。

 ▼多くの欧米紙はもっと穏当であり、中国紙が意外に抑制されているだけにその異様さが目立つのだ。しかし、一部でも珍奇な論評がある以上、在米日本大使館は反批判の矢を放ってほしい。有力紙による偽史の流布ばかりは避けたいからだ。

 ▼中韓の受け止め方は彼らの流儀だから変えられない。首相の靖国参拝を二国間の最大案件にしてしまったのは、当の中韓だからだ。他方、国内世論は、首相の靖国参拝への支持が不支持を上回った。政府は自信をもって対中韓外交を進めるべし−である。





 まず基礎知識として、ニューヨークタイムズにしばしば掲載される反日記事は、東京支局に勤務する大西哲光という反日日本人記者が絡んでいるということを押さえておかなければならない。ニューヨークタイムズの記事を、アメリカからの提言だと錯覚してはいけないのである。聞くところによれば大西記者とはかなりのサヨク記者。朝日の記者とほぼ同質と捉えて問題ないだろう。産経もその点は分かっているのだろうが、さすがに記事には載せられないのだと思われる。

 しかし、一般にはまず知られていないと思われる、ニューヨークタイムズ東京支局が朝日新聞社内に間借りしているという事実を書いちゃったのが面白いね。ちなみに、東亜日報東京支局も朝日社内にある。築地の朝日本社内ってまさにワンダーランドだね。

 痛々しいのは、このニューヨークタイムズの社説を有難がっている東京新聞。今日も一面コラム「筆洗」で電波を撒き散らしていた。




筆洗(平成17年10月20日)

「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」は幕末、米国密航を企てた吉田松陰が、下田で捕まり、江戸へ護送される途中の高輪・泉岳寺で、赤穂浪士の故事に託して詠んだ歌。今の小泉首相の心境にぴったりか

▼首相の突然の靖国参拝は、日中、日韓の実務者が営々と積み上げた外交努力をすべてご破算にした。米国政府も成り行きを危惧(きぐ)し、ニューヨーク・タイムズ紙などは社説で「戦争犯罪で犠牲になった人々の子孫に対する計算ずくの侮辱」とまでこきおろす

▼安保・外交を得意とする前原誠司民主党新代表にとっては、デビュー戦となる十九日の国会党首討論が注目された。前原代表は「靖国参拝が、日中間の戦略的包括的取り決めの道筋を閉ざした」と攻め立てた

▼首相は「憲法一九条に保障されている思想および良心の自由だ」と、まるで先の大阪高裁の違憲判断の向こうを張ったような答弁で「どうしていけないのか聞きたい」と声を張り上げた

▼首相の強気は新聞各紙の直後の世論調査で参拝への賛否が拮抗(きっこう)していることによるのか。共同通信の調査で支持理由は「他国によって影響されるべきではない」が53%とトップ。朝日新聞の調査では女性の支持が男性を上回っていた。自民大勝の小泉人気が、排外的なナショナリズムを呼び覚ましたのだろうか

▼下田で松陰は「世の人はよしあしごともいはばいへ 賤(しず)が誠は神ぞ知るらん」とも詠んだ。幕末の尊王攘夷(じょうい)思想は水戸学に発するが、もとは中国南宋の朱子学によるのは歴史の皮肉だ。





 どこから突っ込んでよいものやら…。とりあえず、国のために殉じて靖国にも合祀されている吉田松陰を東京新聞ごときが引用するなよな。

 靖国参拝を支持することが、東京新聞にとっては「排外的なナショナリズム」だそうだ。私は、彼らの真意は戦争で亡くなった人に対する純粋な感謝と哀悼の意だと思っているのだが、東京新聞などはその純な気持ちをよっぽど理解したくないようである。

 共同通信や朝日が実施した世論調査によれば、参拝に反対する人の理由で最も多いのは「中国や韓国が反発するから」だ。「A級戦犯が合祀されているから」や「首相の参拝は政教分離に反するから」なんて理由は二の次三の次である。所詮彼らは、中韓のために日本人の信念など捨てろと主張する腰抜けなのである。中国や韓国がどう言おうが、参拝支持派が抱く純粋な心は捨てられるはずもない。

 所詮、日本人と中国人ではその死生観が違う。中国人の感覚では、悪人は死んでも未来永劫許さないというのが根強い。裏切り者とされた人間の銅像に、みんなで唾を吐きかけるのが彼らの文化だ。それがいいか悪いかは国それぞれなので一切批判しないが、その死生観に日本も倣えと言われたらかなわないのである。それゆえに中国が靖国参拝に異を唱えることは、日本人の心を土足で踏み潰す行為に他ならない。しかし、土足で入り込まれても気にしないどころか、むしろ歓迎する日本人がいる。実に嘆かわしいことだ。

 ところで産経のみが報じていたが、昨日三笠宮さま(三笠宮崇仁親王殿下)が靖国神社を参拝なさったそうだ。ほとんど報じられていないことだが、皇族による参拝は毎年絶えることなく続けられているのである。今日は、三笠宮寛仁親王殿下(ヒゲの殿下)も参拝された。また、春秋の例大祭には天皇陛下の勅使も必ず訪れ、参拝をしている。天皇陛下は三木首相が「私的参拝」を強調し出した頃から参拝に行けなくなった(決してA級戦犯が合祀されたから行かなくなったのではない)が、天皇の代わりにきちんと勅使は派遣されているのである。首相の靖国参拝ばかりに目くじら立てる人たちは、きっとこの事実は知らないことだろう。

 ま、かく言う私もまだまだ靖国神社については勉強不足。靖国について誤った認識を持った人に負けないためにも、もっと靖国についての知識を高めたい。頑張るべ。
posted by atsu at 21:32| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月18日

「私たち」ってだ〜れ?

 今日の各紙社説は、朝日も産経も期待していたほどは面白くなかった。朝日&毎日はパンチ不足、読売は何だかどっちつかず、産経はちょっと首相を褒めすぎだろうと思った。そんななか、異彩を放っていたのが東京新聞の社説である。今日の社説の中で一番笑えた。

靖国参拝強行 改革の機運も台無しだ

 何をそんなに意地張って。こんな感想を抱いた人も多かろう。秋の例大祭が始まった靖国神社に小泉首相の五度目の参拝である。聞く耳持たぬ首相の尻ぬぐいに、官邸、外務省が走る。見苦しい。

 側近の中川秀直・自民党国対委員長によると、首相はこう語ったという。「マスコミが、いつ行くか、いつ行くかと、ずっと粘っていた。待たせては申し訳ないから行った」

 事実なら、侮られたものだ。マスコミも、国民も。

 私たちは参拝を待ち望んでいたわけではない。国民も先の総選挙で首相の口から「参拝する」とは聞いていない。「一国民として参拝した」との首相の釈明も、公私を区別できない児戯に似る。総選挙の与党圧勝で何もかも信任されたと開き直るなら、筋違いも甚だしい慢心だ。

 侮られたのは司法も、である。首相参拝を違憲とした大阪高裁判決の衝撃から半月余だ。なるほど、紋付きとはかまをスーツに変えた。記帳も昇殿もしなかった。判決で指摘されたままではまずいと、「公的」色を薄めるのに腐心したのだろう。

 判決文の字面だけを見て「首相の職務としての参拝」批判をかわしたつもりなのだ。高裁判決に「理解に苦しむ」と気色ばんだ、首相らしい非論理性がここに際立つ。

 過去四年連続して強行された首相の靖国参拝は、中国や韓国の近隣諸国を必要以上に刺激して、日本のアジア外交を滞留させてきた。中韓両国も侮られた思いなのだろう、十一月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合などに向けた準備が、ことごとく白紙になった。

 国民の利益のためにと、両国との関係改善に地味な努力を積み重ねてきた人たちの落胆がよく分かる。

 伝えられるところでは、首相の反論は「靖国に行くなというのは中国の言いなりになれということだ」の一点である。メンツが東シナ海ガス田や領土領海絡みの交渉を一層複雑にするなら、責任は重大だ。

 小泉改革路線は「郵政民営化を突破口に」の文言が効いて、少なからぬ国民の期待を引きつけている。強大な官僚機構を相手に改革の道筋をしっかりつけるべき時だろう。なのに、慢心やメンツの参拝が改革の機運を台無しにするのでは、それこそ理解に苦しむ。

 官房長官や外相、党幹部らに首相をいさめるのは無理なようだ。ならば、と思いたいのだが、参拝批判や慎重論を唱える議員がめっきり減っている。新人議員も声がない。自民圧勝の総選挙が、権力者に従順な政治家の大量生産だったとしたら、まことに嘆かわしいことである。


あなたが言う「私たち」って

いったいどなたのことかしら?

まさか東京新聞(中日)ごときが

日本国民を代表した気に

なってるんじゃないでしょうね?


 お前こそ読者を侮っているだろうと、素直に突っ込みたい。自分のところの読者には参拝に賛成する人間などいないと言うかのような表現は慎むべきである。世の中には、私のように思想を違えても毎日読んでいる人間がたくさんいるのだ。読者を侮るな。「私たちは」のところは、「本紙は」に訂正しろ。

 確かに首相は「毅然とした参拝を望んだ人々」のことは侮ったかもしれんが、「参拝をしてほしくなかった人」には侮るどころか実に卑屈なまでに気を遣ったのだよ。その配慮は中韓やサヨクメディアになど伝わるはずもないんだから、まったく首相はアホだと思うがな。その点では、首相は参拝反対派を「略式なら許してくれるかな?」と侮ったとも言えるが。

 つーかまあ、やはりね。今回の参拝の仕方は過去最悪。誰も心から喜べる人間がいない。中韓なども今回の参拝方法を見て、圧力をかけたことに一定の効果を感じているんじゃないか? 日本は脅せば譲歩や妥協に走るという誤ったメッセージを、確実に彼らに与えたことだろう。今後、東シナ海のガス田の問題などについても、中国は日本が妥協できるギリギリのラインを探りながら交渉してくるに違いない。「日本の主張する日中中間線と、沖縄トラフの中間を境界線としましょう」だとか「中国が建設し、既に生産が始まっているガス田については中国が独占します。まだ生産が始まっていないものについてだけ、日中で共同開発しましょう」とか。実に由々しきことだと思うよ。

 というか今日ちょっと思った。中韓との関係を重視して靖国行くなとか喚くヤツラは、もしも中韓が

共謀罪を急いで作れ

とか

人権擁護法を作るのは許さん

とか言ったらすぐに従うのかね? まあ中韓がこのような要求をしてくることは500%ないが、「中韓が反対しているから行かないほうがいい」と言うことは、靖国に限らず全てを中韓様の仰せのままに従うということと変わらない。外交とは、相手の言うなりではダメだということだ。もちろん、これはアメリカに対しても同じなんだけどね…。アメリカの言いなりからも脱却したい……。
posted by atsu at 23:07| 東京 ☁| Comment(8) | TrackBack(3) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

素直に喜べない「首相参拝」

 小泉首相が、今年の靖国神社参拝を済ませた。8月15日に参拝するという公約は果たしていないが、時期としては悪くない。むしろ大東亜戦争の終戦日である8月15日よりも、春夏の例大祭のほうが戊辰戦争以来の全ての戦没者を慰霊できることになる。8月15日だとどうしても大東亜戦争の戦死者だけを優遇するようなカンジがするから、今回の時期選択はまあギリギリ及第点をやってよい。

 しかし、参拝の仕方には文句がある。今回の参拝の特徴は

(1)紋付き袴や燕尾服でなく背広姿
(2)記帳は行わない
(3)本殿には上がらず、一般の参拝客と同じ拝殿で参拝
(4)玉ぐし料や献花料は払わず、小銭を賽銭箱へ


というものだが、腰抜け参拝という表現以外が見つからない。最大限良い解釈をしても、大阪高裁の違憲判断に対する配慮と受け取れる程度。しかしその配慮を中韓が酌みとってくれることはあり得ないし、国内の参拝反対派にも「姑息なやり方」となじられるだけ。あんなことをやるのならいっそ、せめて例年通りの参拝姿勢を採るべきだったと思う。

 保守論壇も、今回の参拝を諸手を挙げては喜べないようである。

 西尾幹二氏は

「今回の参拝は邪心あるパフォーマンスにすぎず、評価できない。行くのであれば、自らが当初約束していた8月15日に実施すべきだった。首相は今夏に発表した談話で『戦争によって心ならずも命を落とされた多くの方々』との表現を使ったが、自ら進んで出かけていった将兵たちの心をまったくわかっていない。形だけの参拝など、むしろしてほしくないぐらいだ。」
(10月17日付け朝日新聞夕刊より)


 東條英機の孫娘、東條由布子氏は

「例えばイスラム寺院に参るとき、簡略化するのは絶対に許されない。それと同じように靖国神社に入るときのしきたりは重んじていただきたい。靖国の鳥居をくぐるからには手水をして、二礼二拍手一礼で、おはらいを受けるのが本来のやり方だと思う。小泉さんは総裁選での約束事ですから本当は八月十五日にお参りしてほしかった」
(10月17日付け東京新聞夕刊より)


と語っている。首相が中韓の圧力に屈せず参拝を果たしたことはいいことだが、もはや靖国にはただ行けばよいというものではないのである。

 しっかし、テレビを見ているとどいつもこいつも靖国の正しい知識を持ち合わせていない。みのもんたなんか、「靖国参拝に関しては中国・韓国・台湾東南アジアから反対の声が出ている」なんてウソを平気で言ってのけていた。台湾で反対しているのはエセ台湾人・高金素梅と、彼女に煽動されて何か勘違いしている一部の原住民たちだけ。李登輝御大が「参拝は当たり前のこと」とちょうど前日に言っていたことなど耳には入らないのだろうな。東南アジアにしても、騒いでいるのは華人中心。マレーシアの元外相やインドネシアのユドヨノ大統領・パラオのレメンゲサウ大統領は靖国参拝を支持しているし、アジアではないが大東亜戦争の激戦地だったソロモン諸島のケマケザ大統領は靖国参拝までされて行った。東南アジアの全ての国が参拝に反対していると視聴者に誤解させるような言動は厳に慎むべきである。

 それに、大阪高裁での「違憲判決」というウソも随所に見受けられる。特にひどいのは朝日新聞で、夕刊紙面にて「違憲判決」という言葉を小見出しで2回も使用していた。これは、読者に誤解を与えることを目的とした、実に悪意のこもった行為である。イメージ操作は今に始まったことではないが、これには相当な悪意を感じる。記事中では「違憲判断」となっているが、より目につきやすい小見出しで「違憲判決」という言葉を使うことにより、読者はどうしてもそのイメージを刷り込まれてしまうことだろう。ちなみに毎日新聞の書き方は適切で、小見出しには正しく「違憲判断」と記載。本文中では「意見判断」があくまで「傍論」にすぎないという点にもちゃんと言及していた。毎日のこの姿勢は評価できる。

 ま、今日のところはこんなカンジである。明日の各紙社説を見て、また何かあれば明日も靖国について書こうと思う。

朝日新聞 日中関係特集

「よかった」と李登輝前総統 小泉首相靖国参拝(産経)
posted by atsu at 00:55| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(9) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月30日

また「傍論」で違憲判断ですか?

 本日行われた大阪高裁での靖国訴訟控訴審で、またもや「原告敗訴」でありながら傍論で「違憲判断」に踏み込むという実に中途半端な判決が出た。このような判決が出るのは福岡地裁に続いて2度目となるが、またも国は上告できないという状況に詰まれてしまった。実に遺憾である。

 勝ったほうが控訴・上告できないシステムになっているのは分かるが、だいたいこの裁判の争点は何なのだと聞きたい。それは決して賠償金の有無ではなく、靖国参拝が合憲か違憲かにあるはずだ。なのに、原告に都合のいい判断が出た時点で裁判打ち切りとはどういうことか。

 裁判長に声を大にして言いたい。どうせ違憲判決を出すのなら

賠償金も認めてやれ

と。そうすれば名実ともに原告勝訴となり、国が上告して最高裁で争うことが可能になるではないか。東京高裁で控訴棄却された千葉裁判のほうは最高裁まで行くというのに、まったくこれでは不公平もいいところである。

 でもまぁ、はっきり言わせてもらえばこんな判決は拘束力もないし、一切気にすることはないでしょ。サヨクどもは「判決を重く見て参拝自粛せよ」などと言うが、東京では○・大阪では×になるような判決は尊重のしようがないもの。原告はどっかで今回のような判決が出ることを望んで数撃ってるんだろうけど、それが逆に判決の重みをなくしちゃってるよね。本末転倒、バカとしか言いようがない。

 それと最後に、高金素梅について一言触れておかねばならない。メディアは彼女のことを「台湾原住民のタイヤル族出身」と紹介しているが、まったくもって正確でない表現である。彼女の母親は確かにタイヤル族だが、父親は戦後に大陸から台湾へ流れてきた外省人で、彼女自身も以前は「金素梅」という外省人として生きていた。それが選挙に出るにあたって、当選しやすい「原住民枠」から出馬するために突然タイヤル族に鞍替えし、そのときから母方の姓を名前を頭につけ「高金素梅」と名乗っているのだ。

 私や保守ブロガーにとってはこれは常識だが、知らない方は彼女の言い分を台湾人の声だと誤解しないようにしてほしい。彼女は台湾本省人のあいだでは「台湾の恥」と言われているのである。タイヤル族の血は受け継いでいても、彼女の頭の中は中国人。注意されたし。

 それを踏まえて、高金素梅さんに私から一言。

台湾じゃなくて、あんたは中国に(・∀・)カエレ!

「首相の靖国参拝は違憲」大阪高裁判決、賠償は認めず(朝日)

首相の靖国参拝「違憲」 大阪高裁判決 宗教的活動に当たる(産経)
posted by atsu at 21:14| 東京 ☁| Comment(3) | TrackBack(5) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月13日

千鳥ケ淵墓苑≠靖国神社

 民主党の岡田ジャスコ代表が12日、千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れて献花したそうだ。そのうえで改めて首相の靖国参拝に反対し、

「私は首相になっても靖国参拝はしない」

と高らかに宣言したようだが、やれやれ…。

 ジャスコは果たして、千鳥ケ淵戦没者墓苑がどういう場所か分かったうえでやってんのかな? あそこは単なる「身元が分からない戦没者の墓」でしかないのだが、きっと分かってないだろうね。安置されている戦没者は約34万8000柱に過ぎないが、それで戦没者に対する弔いが済んだと思ったら大間違いである。

 そもそも千鳥ケ淵戦没者墓苑とは、靖国神社に参拝したうえで行くものである。靖国に行って千鳥ケ淵に行かないのは問題ないが、千鳥ケ淵だけを単体で訪れることは何の意味もなさないのだ。例えるならば、カレーのかかっていないカレーライスを福神漬けだけで食べるようなもの。それをカレーライスと呼ばないのと同様、千鳥ケ淵墓苑だけの訪問を戦没者に対する慰霊とは呼べない。岡田は千鳥ケ淵を訪れることで「戦没者に対する慰霊の心は持っている」とアピールしたいのだろうが、むしろそれが靖国神社に対する無知さ加減を完全に露呈してしまっている。まったく、見苦しいことこの上ない。

 まあ、中国の傀儡である彼にA級戦犯の意味を理解しろと言っても無理かもしれない。しかし、たかが14柱のA級戦犯にこだわって、残り246万6518柱の戦没者を無視するとは了見が狭すぎる。このように死者に鞭打つ者は、絶対に首相になる資格はない。これまでは靖国を無視しても首相が務まったかもしれないが、21世紀ではそうはいかないのである。

 今度の選挙でも民主党に勝たせるわけにはいかないが、仮に民主党から首相を選出しなければならないとしたら、西村眞悟御大を置いて他にない。民主党の政治家で、きちんと日本のことを思って働いているのは眞悟御大くらいなものだからね。15日に靖国に行けば眞悟御大と一緒に本殿まで参拝できるそうだが、う〜〜〜〜、行きたい…。 でも15日はお仕事だから行けないの、ぐっすん(T_T)。

ああ、西村眞悟御大にお目にかかりたい…。

千鳥ケ淵で岡田氏献花 「首相になっても靖国参拝しない」(産経)
posted by atsu at 11:06| 東京 🌁| Comment(8) | TrackBack(4) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月11日

蔡焜燦氏が靖国参拝

『台湾紀行』の「老台北」 蔡氏ら靖国参拝(産経)

 司馬遼太郎の名作『台湾紀行』の中で、博識の愛国者「老台北(らおたいぺい)」として登場する蔡焜燦(さいこんさん)氏(77)らが十日、靖国神社に昇殿参拝し、台湾出身の元日本兵としての戦後に一つの区切りをつけた。

 蔡氏は戦時中、「陸軍少年飛行兵」を養成した難関の岐阜陸軍航空整備学校の奈良航空教育隊に入校、整備兵生徒として教練を受けた。戦後、台湾に戻り、同窓会組織をつくったが、中国国民党政権下では表立った活動ができず、台湾が民主化された後の二〇〇〇年四月、日本の「少飛会」にならって「台湾少飛会」を作り、会長を務めてきた。しかし、日本の少飛会が昨年、会員の高齢化から解散。台湾少飛会も今月十五日に解散することを余儀なくされた。

 蔡氏らはこの日の昇殿参拝で、靖国神社に祭られている台湾出身の元日本兵二万二千余人に追悼の誠をささげるとともに、戦友らに会の解散を報告。参拝後、同神社に会旗を奉納した。

 蔡氏ら一行は、「日本李登輝友の会」の小田村四郎会長ら日台友好に努める日本側関係者約七十人が出迎え、ともに昇殿参拝した。


 日本人より日本人らしい愛日家台湾人、蔡焜燦氏にはまったく頭が下がる思いだ。同じ台湾人には高金素梅のような人間もいるが、大半の本省人(日本統治時代から台湾に住んでいた人。戦後に大陸から逃げてきた人は外省人と呼ばれる)は蔡氏のような「日本人の心」を持っているのである。

 前にも一度紹介したことがあったが、彼の著作である『台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい』という本は素晴らしい。台湾の近代史をよく知らない人や、また戦前の日本がアジアで酷いことばかりやったと信じてやまない人はぜひ読んでほしい。誇りをなくした我々日本人に、蔡氏は「胸をはりなさい!」と喝を入れてくれる。読み終わって、日本人として励まされると同時に、恥ずかしくもなった。

 李登輝氏もこないだ産経新聞で首相の靖国参拝を後押ししてくれていたが、彼らのように理解ある人々がいるのは非常に心強いものである。中韓にばっかり気を遣って「靖国参拝は自粛せよ」と言っている人たちは、少しくらいは台湾の人の声にも耳を傾けてほしい。

 我々の真の友人は、台湾人・インドネシア人・パラオ人・ソロモン諸島人たちですぞ! 中朝韓だけを見て「アジアの国々に信頼されない」とか言っちゃだめだよぅ。

『台湾紀行』の「老台北」 蔡氏ら靖国参拝(産経)

戦後60年 李登輝前台湾総統インタビュー ≪「首相はきちっと靖国参拝すればよい」≫(8月6日付け産経)
posted by atsu at 22:08| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

安易に謝るという愚

 朝日虚偽報道問題に動きがあったようだが、とりあえず今日のところは深入りせず静観。いくら月刊現代が「政治介入の決定的証拠」と銘打ったところで、その情報の出所と取材テープの有無がはっきりしないうちは信憑性がないしね。

 でもやはりこの記事、月刊現代という外部の雑誌にスクープさせることで、記事の正当性を高めようとする朝日のジサクジエンに思えて仕方ない。現代もサヨクの一員だからねー。

NHK問題、「月刊現代」の記事 本社資料流出の疑い(朝日)

 で、今日のネタは朝日新聞オピニオン欄に載っていたコラム「私の視点 ウイークエンド」から。『失楽園』や『遠き落日』で知られる作家の渡辺淳一氏の寄稿である。以下に抜粋して引用する。

◆首相の靖国参拝 百の理屈より一つの心を

 これまで中国、韓国などの反日運動に対する批判、さらに小泉首相の靖国神社参拝を是とする、意見などを読んで、しみじみ感じたことは、いずれも理論的でありすぎる、ということである。

 歴史的または法的理由をいろいろ挙げ、中国や韓国はけしからぬ、といった論理と理屈だけを並べて、どうだ正しいだろう、と開き直っている感じである。

 しかし、問題になっている反日運動や靖国問題は、日本の一部の識者が考えているような、理論的な問題ではなく、まさしく感情論である。こうこう、こういう理屈だから正しい、などということではなく、向こうとこちらとで、どういう感情的なわだかまりがあるか、その一点にかかわっている。要するに、極めて著しい感情論を、さまざまな理屈で押し込めようとするところに、両者の埋め難い亀裂が生じているのである。

〜中略〜

このあいだには、戦時中に棒で殴られている朝鮮人を見たとか、友人の叔父が中国人を何人も斬り殺してきたと自慢してたとか、戦後の日本は在日に明らかな差別を行ってきたとかずらずらと書かれている。

 理屈でなんと言おうと、ここに息づいているのは、まさしく感情論である。私の知人の45歳の在日韓国人女性は、お母さんから、「絶対、日本人と結婚してはいけない」と言い聞かされてきたという。

 同じ一つの事件でも、加害者と被害者では、まったく受け止め方が違う。第2次大戦中、日本軍は2千万人ものアジアの人々に危害を加えてきたのである。加害者はいやなことは伝えないが、被害者は当事者から子へ、子から孫へ、そして曽孫へと、百年は伝え続ける。

 この間、加害者がどのような理屈で弁明したところで無駄である。それより、曖昧な言葉で逃げず、まず一言「ごめんなさい」と、素直に謝り、態度に示すことである。

 いやと言っても仕方がない。われわれと同じ血が流れている、家族思いで優しかった父や祖父やその上の人たちが、戦争という狂気のなかで、狂人になったことがあるのだから。


 まさにこの考えこそ、とりあえず謝っておけば丸く収まるだろうという、日本が戦後に犯してきた愚行そのものだ。歴史を精査せず、向こうが騒ぐ度に繰り返してきた不必要な謝罪こそが中韓を助長させ、歴史問題をここまで深刻にしたことにこの人は気付いていないのだろうか。

 しかも氏は、感情論に理論で対抗してはいかんと言う。確かに中韓の支離滅裂かつ理不尽な主張には正論が通じない部分があるが、ではどうすれば向こうに分かってもらえるのかという疑問に対する答えが「素直に謝れ」ではお話にならない。中韓が感情的に喚いているからこそ、我々日本人は冷静に歴史を見つめ、中韓の主張に間違いがあればそれは違うと諭してやることが必要なのではないか。謝れば済むなどという理屈こそ、この期に及んではまったく通用しないのである。

 日本人が素直に「ごめんなさい」と謝って、それで許されるならよい。しかし、日本は戦後60年にわたって謝罪を続けてきたのにもかかわらず、中韓は未だに「日本は謝罪していない、反省していない」と繰り返す。氏は「100年間は謝れ」という主張なのだろうが、このまま日本が謝るだけの外交を続けていたら100年経っても500年経っても歴史問題は解決などしない。中国か韓国か日本か、いずれかの国が滅亡するまではずっとこの問題が引きずられていくことだろう。

 この文を読んでひとつ大きな疑問が湧いた。渡辺淳一氏はもし痴漢冤罪にあっても、被害者の女性が泣いたり喚いたりして感情的になっていたら

「ごめんなさい。私は痴漢です」

と認めるのだろうか、と。
posted by atsu at 18:57| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

みたままつりみたままレポ

 今日は仕事が早上がりだったので、昨日から靖国神社で開催されている

みたままつり

に行ってきました。6月末に参拝したばかりなので、まさかこんな短期間でまた来るとは私も思ってませんでしたね。

 九段下の駅に降りて出口を出ると、早くも浴衣姿の女の子がちらほら。今日はあまり暑くありませんでしたが、もう夏祭りの時期なんだなとしみじみ感じました。

入り口です

 入り口です。境内の中は人でいっぱいでした。

延々と続く提灯

 実はみたままつりに来たのは初めてなんですが、奥までず〜〜っと続くこの提灯飾りは圧巻ですね。しかも、夜空を照らすサーチライトがかっこいいです。

大村益次郎像の下で踊れ!

 靖国神社の開祖・大村益次郎像の下では納涼踊りが行われてました。浴衣を着たおじさんおばさんの他にも、飛び入りで普段着のまま踊ってる大学生くらいの人たちもいっぱいいました。

靖国神社にチヂミ屋さん!?

 みんなが踊っていた大村益次郎像の近くに、靖国神社にはちょっと不似合いな夜店がありました。なんと、チヂミ屋さんです。チヂミを焼いているおばさんが在日韓国人かどうかは確認しませんでしたが…。でもいつか、中韓の人にも靖国神社のことを理解してもらって、普通に在日の人が出店する時代になればいいとちょっと思いましたが、今の状態ではまず無理だと我に返りました。

小泉首相の提灯です

 新聞でも話題になっていた、小泉首相ら政治家たちの提灯です。小泉首相は毎年やっていたというのに、何で今年に限ってニュースにされるのかまったく疑問でした。産経も取り上げてましたが、問題視するような取り上げ方のサヨクメディアと違い、産経の見出しは「みたままつり彩る 首相の黄色い提灯」という肯定的なものでした。

 しかし、首相の左隣が古賀誠ってのが腹立ちますね。写真に写っていない下のほうにはムネヲの提灯もありました。

ケマケザ首相の提灯です!

 さらに、こんな提灯を発見しました。先日靖国を参拝してくれた、ソロモン諸島の

アラン・ケマケザ首相

の提灯です。参拝だけでなく、提灯まで奉納してくれるとはなんて有難いことでしょう。日本は中韓よりも、ソロモン諸島、パラオ、台湾、インドネシアなどの海洋国家と親しく付き合いたいですね。

ライトアップされた拝殿

 というわけで、今年2度目の参拝をしました。夜店が出てる参道は人がいっぱいいたのですが、拝殿の前まで来ると人では3分の1くらいに。それでも人はかなり多かったです。昼間見てもカッコイイですが、夜景もまたイケてますね。

つのだ☆ひろ熱唱

 参拝を済ませてさあ帰ろうかと思ったら、どこからか聞いたことのある歌声が。そう、今日はあのつのだ☆ひろによるライブが開かれていたのでした。私が駆けつけたとき、つのださんはちょうど「スタンドバイミー」を歌ってました。写真がちっちゃいですが、肖像権の絡みがあるのでこのくらいがちょうどいいですね。

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 というわけで、以上見てきたまんまのみたままつりレポでした。


posted by atsu at 22:49| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月26日

参拝してきましたよ!

靖国神社 ちなみにこの画像は昨年4月の撮影です


 本日、今年の靖国参拝を済ませてきた。本当はもっと早く行きたかったのだが、ちょうどこの週末に両親と祖母が上京することになっていたので、せっかくだからそれに弟を加えた一家5人で参拝したかったのである。両親と弟は靖国初体験だと言うので、実にちょうどよかった。

 ちなみに立場的には、一私人のatsuとしてではなく日本国民として公的に参拝をしてきたつもりだ。本来は私的だの公的だの言うのは不毛だと思うが、そのくらい真摯な気持ちで行ったんだということを強調するためにあえて言う。

 ジメ〜〜〜〜ッとした空気が体中にまとわりつく不快指数マックスな天候だったが、それでも拝殿の前に立つと心が引き締まった。賽銭を投げ、二例・二拍手・一礼。最後の礼をしながら、心の中で「ありがとうございます」と祈った。相変わらず汗はダラダラと流れていたものの、何とも言えない清々しい気持ちになった。

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 このところ首相の靖国神社参拝に異を唱える人が多いが、その人たちは果たして戦没者に日々感謝しているのだろうか。私は、今の日本があるのは明治以降の戦争を経たおかげだと考えている人間なので、そのために犠牲となった人々(軍人だけでなく、空襲などで亡くなった人なども全て含む)に感謝の念を抱いている。私たちが今平和を享受できるのは、彼らのおかげであると心から思っている。当然、A級戦犯と呼ばれる人々にも特段の差別意識は持っていない

 「戦争のおかげとは何事だ!」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれない。だが、人間の歴史はイコール戦争の歴史であり、その歴史の結果今の世界があることは事実である。当然私も戦争は嫌だし、この先は起こさないにこしたことはないと思っている。だけど、過去に起こった戦争のことを反省はしても、それを否定することからは何も生まれないのではないかと強く感じるのである。

 歴史において「たられば」を語るのは好きではない。だけど「あの戦争がなかったら」平和がずっと続いていたかというとそうも言い切れない部分がある。昭和16年、アメリカの恫喝に屈して中国や東南アジアから兵を引き揚げていれば、確かに沖縄戦や空襲、原・投下などの悲劇は起こらなかったろう。だけどその場合は、間違いなく今も日本軍が存在しているはずである。サヨクの皆さんが大好きな平和憲法なんてモノも存在しない。だって、敗戦していなければ武装解除する必要もなければ、新しい憲法を作る必要もないのだから。

 太平洋戦争を回避したとて、その後にそれを上回る悲劇的な戦争が起こった可能性も捨てきれない。核兵器の誕生はいずれにせよ迎えていただろうから、広島・長崎の悲劇がないまま世界が核の時代に突入していたらと思うとぞっとする。当然、日本も早い時期に核武装を行っただろう。核・弾が炸裂したらどんなことになるのか分からなければ、今よりもずっと発射スイッチを押すことがためらわれなくなっていたに違いない。そうすると、米ソによる対立も冷戦ではなく、全面的核戦争になっていたことだって考えられる。

 まあ妄想をし出すとキリがないから、この辺りでやめておこう。まあ何が言いたいかというと、過去の戦争を悪だと決め付けてはいけないということだ。日本はショッカーではないし、ただ単に世界征服を目論んで侵略行為に走ったのではないのだ。あの時代にはあの時代の世界情勢があり、日本も欧米列強に飲み込まれまいと必死だっただけだ。そのために富国強兵を目指すことは何ら悪いことではない。国力を強くできず、独立を維持できなくなった国が多いことは当時の東南アジアを見れば明らかである。日本だって、明治政府がのうのうとしていたらとっくにどこかの植民地にされていたはずだ。

 子供たちに「戦争は悪だ」と教えることは簡単である。しかし、それだけしか教えないのでは盲目的になってしまうだろう。「憲法9条さえ堅持すれば平和が保てる」などという理屈が、その盲目的思考の最たるものだ。そうならないためには「どうしてその時代に戦争をせざるを得なかったのか」「先人は日本を守るためにどのように戦い、どのように死んでいったのか」を教えたい。遊就館はそれを学ぶのにはやはりうってつけだ。小学生以下には難しいかもしれないが、中学生になった頃には訪れてほしい。決して、子供たちを再び戦場に送り込むように仕向ける施設ではないと思うから。

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 そんなことを考えながら遊就館を見学していたら、時間はあっという間に過ぎ去っていた。残念ながら両親らが帰る新幹線の時間が迫ってきてしまい、後半の大事な部分をかなり急ぎ足で見ることになってしまった。ご遺影が並ぶ「靖国の神々」のコーナーなどはもっとじっくりお一人お一人のお顔を崇めたかったのだが、かなりの斜め読みになってしまった。映画も観られなかったので、ぜひ今度また訪れ、じっくりと見学したいと思う。

[追記]

 今日も靖国神社には、多くの若者の姿が見受けられた。むしろ、年配の方よりも若い人のほうが多いと感じたくらいである。先日の報ステで「若い人が多かったので驚いた」ということを言っていたが、これは完全に若者をバカにした言葉だろう。ま、アメリカと戦争したことすら知らないバカな若者がいることも事実だが、少なくともあんたらサヨクよりは戦争についてしっかりと考えてるぞ、と言いたい。

 あと、靖国の境内には今時珍しい真っ白いハトが10羽ほどいた。白いハトがいるということが、靖国神社が平和のための施設であることを証明している。靖国が今も「軍国主義の象徴」であるならば、なぜ白いハトが平和そうにエサをついばんでいられるのだろう。ま、その真相はこういうことみたいだけどね(笑)。でもいいじゃん、別にそれでも。そうでもしないと、白いハトなんてすぐにドバトに駆逐されちゃうもの。
posted by atsu at 22:54| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(0) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月16日

エセ台湾人には騙されるな!

 靖国参拝問題について、昨日考えがまとまらなくて書けなかったぶんを今日書きます。

 最近、ある人に薦められて「台湾人と日本精神(リップンチェンシン)」という本を読んだ。この本は台湾人の蔡焜燦(さい・こんさん)さんという人が書いた本で、台湾の真の近代史を綴ったものである。大の愛日家(親日家以上という意味)を自認する蔡さんは、この本をもっていかに台湾人が日本に感謝し、かつて日本人だったことを誇りに思って生きているかを日本人に教えてくれている。元日本人である蔡さんが、自国を蔑み自虐史観に蝕まれている日本人を諭してくれているのだ。「日本人よ胸を張りなさい」との言葉には素直に感動し、読み終えて実にすがすがしい思いになった。

 ちょうどこの本を読み終えたその日、台湾の先住民の一団が靖国神社に行こうとして警察に阻まれ、ひと悶着あったというニュースがあった。最初は記事の意味が分からなかったが、複数のソースに触れるうち、日本兵として戦死した先祖の御霊を靖国から奪還するために来たということを理解した。

 昨日のエントリにトラックバックしてくれた桜日和さんの記事によれば、この一団を煽動している高金素梅なる人物は例のバウネットとつながりを持って反日キャンペーンを行っている人間だということである。誇り高き高砂族の一部がこんな人間に乗せられてしまっていることは嘆かわしいが、台湾国内でも反感を買っている人間だということが分かってかなりほっとしている。

 しかし問題がそれで終わらないのは、台湾が親日的だということを多くの人が知らないからである。朝日や毎日が報じていた記事だけを読むと、何も知らない人は台湾も中韓と同じく靖国を批判しているのだと捉えかねない。「植民地支配の謝罪をしろ!」と叫んでいた台湾人もいたそうだが、これではまるで台湾においても日本が悪の限りを尽くしたかのように聞こえてしまう。そのような声は台湾においてはごく一部の考えなのだというフォローが、残念ながらサヨクマスコミには一切なかった。これは、大多数の台湾人にとっても実に失礼極まることである。

 だが、産経新聞は違う。記事本文では言及されていなかったが、国際面に載っている外国特派員のコラムで台湾の事情をしっかり紹介していた。以下に引用する。

台湾有情――靖国擁護の台湾人

 「それこそ歴史歪曲じゃないか」。総統府や二二八記念館で、日本から訪れる参観者をボランティアで案内している蕭錦文(しょう・きんぶん)氏(79)は怒りをあらわにした。

 小泉純一郎首相の靖国神社参拝は違憲で精神的苦痛を受けたとして、靖国神社などに損害賠償を求めた控訴審が大阪高裁で結審する十七日、蕭氏は補助参加の形で意見陳述することになった。

 原告は台湾の女性立法委員(国会議員)で父親が中国大陸出身、母親が台湾先住民タイヤル族の出身という高金素梅さん(39)。高金さんらは「太平洋戦争で台湾人は無理やり戦地に送られたのに、靖国神社に三万人近くの台湾人の魂がまつられているのは許しがたい」などと主張している。

 しかし蕭氏は同じ台湾人でも、靖国神社を擁護する立場から意見陳述する。

 「戦時中は日本人だったわれわれも国を守る気持ちは同じ。私も陸軍志願兵として、台湾も含む日本のために命をかけて戦った」と蕭氏は言う。

 蕭氏によれば、徴兵制のなかった台湾で昭和十七年に始まった陸海軍の志願兵募集に何十万人もの台湾青年が殺到した。「それを今になって『無理やり』とは、歴史への冒涜だ」。蕭氏は裁判にも「志願」して立ち上がった。
(河崎真澄)


 実際、台湾人は日本人としての誇りも持ち合わせていた人々だったのである。高金氏のように日本を糾弾する考えは戦後に台湾に逃れてきた外省人によるもので、本来の台湾人である本省人のものではない。靖国を批判する台湾人は、まったく根っからの台湾人ではないのである。

 それだけに、台湾原住民の一部が外省人の思想に侵されてしまっていることが残念でならない。靖国神社までやってきて御霊の強奪を試みる彼らを見て、自らの命を投げ打って戦った彼らの先祖はどう思っているのだろうか。恐らく蕭氏の言うように、彼らの行為を悲しみ、そして情けなく思っているに違いない。彼らはご先祖の遺志をよく考え、自らの先祖を冒涜する見苦しい行為は慎んでもらいたい。

台湾先住民が靖国訪問中止(東京)
posted by atsu at 22:27| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

報ステの靖国特集が終わりましたが…

 とりあえず、掘り下げ浅すぎ。たった15分で終わらせんな。東條由布子さんが出るはずだったのに、放送が延期されたせいで出てもこなかった。相変わらず古舘が眉をひそめ、加藤が中韓の代弁をするだけで得るものは何もなし。まったく意味のない放送だったね。VTRは割と客観的だったけど、あれじゃあ「靖国の本当のこと」なんて知らない人はほとんどわかりゃしないよ。

 ところで遺族会による「首相参拝は自粛して」発言は、やはり古賀誠のスタンドプレーだったみたいね。しかしこの発言はすでに公式見解としてひとり歩きし始め、中韓や朝日は嬉しそうに「遺族会すら参拝するなと言っている!」とわめきたっている。

 また、毎日は14日の社説で遺族会発言について

「『近隣諸国に配慮し』というが、具体的にどのように配慮するのか、ということがわからない。」

「遺族会は政治介入による分祀を否定しているが、政治介入によらない分祀があるということなのか。」

「遺族会には、近隣諸国にどのような配慮をすれば、外交問題にならないのかを聞きたい。」


と突っ込んだ。言ってることが意味不明なのであるから当然である。遺族会は一貫して首相の参拝を支持すべきなのに、余計なことを言って混乱を起こした古賀の罪は重い。古賀はやはり遺族会会長を辞任すべきである。

 まあ、古賀の発言を自分に都合のいいように使った朝日社説に比べると、疑問を呈した毎日の社説は感心できる。古賀の勝手な発言で大喜びしちゃって、朝日はまたバカさ加減を露呈させちゃったね。恥ずかしいッたらありゃしないよ。

 あーもうなんか、靖国に関しては書きたいことが多すぎてまとまらないね。もうこうなったら、「男は黙って靖国神社」で行こう。小泉さんもこれ以上あれこれ言うよりも黙って参拝に行ったほうが早いと思うよ。

靖国と遺族会 近隣諸国への配慮とは?(14日付け毎日新聞社説)

靖国参拝 遺族からの重い問いかけ(14日付け朝日新聞社説)

【主張】靖国参拝問題 何だったのか遺族会見解(15日付産経新聞社説)

靖国参拝「近隣諸国に配慮必要」 遺族会「正式見解でない」(産経)
posted by atsu at 23:15| 東京 🌁| Comment(5) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

朝から魔邪で

6月14日の報ステ


おう、世の中のサヨサヨしたヤツラ、よぅく聞け。

ひとーつ。

「靖国神社がどんなところか本当にあなたは知っていますか?」

って言う報ステのラテ欄。

「靖国神社がどんなところか本当にあなたは知っていますか?」??

ハァ!?

靖国神社が本当はどんなところか、まさかテレ朝に教わることになるとは夢にも思ってなかったぜ。

本当のことを教えてくれるって豪語するからには

ちゃんと靖国参拝の意義なども織り交ぜて解説してくれるんだろうな?

東條英機の孫の由布子さんが出演するそうだからいちおう期待して見てやるけど

どうせ最後には古舘が眉をひそめて

「でもやはり中韓の人の気持ちを考えると参拝は果たしてふさわしいんでしょうか」

とか何とか言うんじゃねえのか?

テレ朝が本当に「靖国神社の真実」を知ってるのか見極めてやっから

首根っこ洗って待ってろよコノヤローー!!!

カンカンカンカーン。

……と思ったら

明日に延期かコノヤローー!!

ふざけんなテレ朝!!!!
posted by atsu at 08:42| 東京 🌁| Comment(6) | TrackBack(2) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月06日

試しに分祀してみるぅ?

 まず始めに断っておくが、私は首相の靖国参拝支持派であることと、靖国神社からのA級戦犯分祀反対であることを前提に以下の文章を読んで欲しい。そこを踏まえずにナナメ読みして「けしからん!」とかいう批判のコメントを残したりはしないでね。

 中国の言うことに素直に従いたくて仕方ないヘタレ政治家どものせいで、小泉首相の靖国参拝がだいぶ窮地に追い込まれている。朝日・毎日も社説から投書欄まで駆使して首相批判を繰り返し、「国益のためなら参拝をやめろ!」と姦しい。オマエラの口からよく国益なんて言葉が吐けるなと突っ込みたくなるほど、鬼の首を取ったようにはしゃぎまくっている。彼らをここまで調子付かせてしまった首相の責任はやや重い。

 そんななか、4日の読売新聞の社説には驚かされた。タイトルが[靖国参拝問題]「国立追悼施設の建立を急げ」と銘打たれていたからである。「保守のはずの読売がなぜ??」と目を丸くしてしまったが、中身を読んでみてニンマリ。朝日・毎日・東京のような単なる靖国参拝反対の姿勢じゃなかったんだなコレが。

 この社説は、首相が民主党の岡田党首との論戦において「A級戦犯を犯罪者だと認識している」と発言したのを受けたものである。読売はこれまで首相の参拝を支持していたが、犯罪者と認識しているのなら靖国に行くんじゃないと、この社説では首相を批判しているのだ。図書館で読んでいたというのに、私は声を出して笑い転げそうになってしまった。

 首相としては、A級戦犯と呼ばれる戦争指導者と、犠牲になった他の戦没者をちゃんと区別できてますよという意図でこのように言ったのかもしれない。だけどそれは双方に裏目に出てしまっただけだった。支持派からは「A級戦犯についてそんな認識なのか!」と言われ、不支持派からは「犯罪者と認識しているのに参拝するなんて!」と言われる。結局、どちらの印象も悪くする最悪の答弁だったんだよなぁアレは。

 もうねぇ、上手く説明ができないんだったら、ゴチャゴチャ言わず黙って参拝でいいと思う。分からん奴は分からんでよし! としたほうが、いっそのこと潔いと思うんだよね。結局反対派なんてのは、いくら言ったって分かろうとしないんだから。なのに変に説明しようとしてかえってドツボにはまり、自ら参拝しにくい空気を作り出してしまったのは残念である。ホント、下手するとこれはマジで苦肉の大晦日参拝になってしまうな。年またぎで、2年分いっぺんに参拝するという姑息なやり方になっちゃうだろう。

 それで話は変わるが、ここのところまたもA級戦犯分祀論というのが盛んに語られるようになった。これは靖国神社もはっきりと「ありえない」としているので実現することはまず皆無だと思うが、仮に分祀したらどうなるかというのをシミュレーションしてみた。

 とりあえず「分祀」という言葉の正しい意味を調べようとして、手元の国語辞典を見てみたが載っていなかった。ワープロでもこの言葉は変換できないし、「合祀」のところを見てもその反対語は載っていない。靖国神社が「分祀はありえない」という通りに、そもそも「分祀」という概念自体が存在しないものなのである。近い言葉に「分社」というものはあるが、これはどこかの神社の神様を分けて他の場所に作った新しい神社のこと。神様は分けたからと言って、元の場所からいなくなるということはないのだ。

 でも、バカな中韓やサヨクどもの目を誤魔化すために、建前上の「分祀」を行ってみるのもまた一興なのではないだろうか。本質的には不可能なことだが、形式上だけ行えば騙せちゃったりしないかなと思う。

 カタチの上でだけ「A級戦犯の御霊を他の場所に移しました」とアナウンスするのである。でも、実際には御霊が靖国から移動することはないから、本質的な影響は何もない。でもその形式上の分祀を踏まえて、中韓にこう報告する。

「そちらの要求通り、A級戦犯を靖国神社から(建前上は)分祀しました! あなた方の忌み嫌うA級戦犯は(建前上は)靖国にはいません! これで、首相が参拝しても何の問題もありませんよね」

と。中韓もサヨクもこれまで「A級戦犯が合祀されている靖国神社へ首相が参拝すること」を問題にしていたので、カタチだけでも分祀したと言われれば認めざるを得ないはずである。だけど、中韓もサヨクも頭がおかしいので次はこう言ってくるに違いない。

「カタチだけ分祀したって、実際はまだ靖国神社にいるではないか! どうあってもやはり首相が靖国神社に行ってはいかん!」

 そう言ってきたら、こう切り返してみよう。

「ほう、すごいですね。あなた方は御霊が見えるのですか。私もあやかりたいものですな」

と。実際御霊なんか見えりゃしないんだから、こっちが移したって言ってんだから移したんだよ! って毅然として突っぱねればいいよ。だけど、それでも中韓やサヨクは靖国参拝を認めるわけがないんだよな。次から次へとこう言ってくるだろう。

「A級戦犯がいなくなっても、アジアの民を虐殺し蹂躙したBC級戦犯がいるから参拝はダメだ!」

「そもそも、加害者である敗戦国が戦没兵を祀るなんてのが生意気。首相は靖国へ行く前に、南京の虐殺記念館に行って被害者の追悼をしろ!」

「靖国神社なんてものがあるから日本は戦争を反省しないのだ。日本を再び軍国主義へ導く靖国神社は即刻解体しろ!」


と。手を変え品を変え、次から次へと繰り出してくるだろうよ。どうやったって、向こうは靖国参拝を認める気なんてさらさらないんだから。

 というワケでやっぱり、分祀なんてしたってまったくのムダなのである。中韓やサヨクには何を言ってもムダ。やっぱり黙って参拝するのが一番ふさわしいと思うな。さて、今年私はいつ靖国へ参拝しようかな♪ ホントは8月15日に行きたいんだけど、混んでるし右翼がウヨウヨいるから嫌なんだよねぇ。あ、月曜日だから結局無理か…。

[靖国参拝問題]「国立追悼施設の建立を急げ」(4日付読売社説)

靖国参拝 遺族におこたえしたい(5日付朝日社説)

靖国参拝問題 国益のためにやめる勇気を(5日付毎日社説)
posted by atsu at 23:46| 東京 🌁| Comment(4) | TrackBack(3) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月19日

靖国参拝こそ「愛国無罪」

 今日の朝日新聞夕刊掲載の、しりあがり寿の四コマ漫画『地球防衛家のヒトビト』がかなり笑えた。朝日新聞嫌いだけど、新聞四コマにしりあがり寿を起用したセンスだけは評価したい。内容は次の通り。

●一コマ目

(テレビが中国における反日暴動の模様を伝えている。それを見る夫婦)

父:なんかヒドイことになったなー
母:コワイよねー

●二コマ目

父:中国の人が愛国無罪っていうけど
母:そんなこといったら日本だって…

●三コマ目

(ところ変わり、小泉首相の記者会見)

記者:首相の靖国参拝に問題はありませんか?
小泉:………………

●四コマ目

小泉:そりゃあ 愛国無罪でしょ

おわり


 掲載紙が朝日であることなどお構いナシにこんなネタをのせるしりあがり氏に拍手! 

 愛国のためなら破壊活動や傷害すら許される国があるなら、国のために死んだ御霊を慰めることのどこが悪いのかと。まさにそれこそ「愛国無罪」だよねぇ。実際に小泉がこれ言ったら神だな。

 ま、そもそも首相の靖国参拝は有罪とか無罪とか言う以前に、何の問題もないんだけどねぇ。中国は靖国参拝止めたところで鎮まらないんだからさ。
posted by atsu at 22:29| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 靖国神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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